「言いたいことは言えています」の罠。

素直で魅力あるあなたへ

パートナーシップと性のカウンセラー
小野美世です。

下の子が、耳掃除を嫌がり
親の私ではどうにもならないところまでいくので
定期的に耳鼻咽喉科でなんとかしてもらうのですが。

あの、押さえつけられて
耳の奥まで何か入れられるのがホント嫌なんでしょうね(;'∀')

ニコニコして診察台に座ったものの
ものの数秒で

「いややぁぁぁぁぁぁ！！！！」

「あかんーーーーーーー！！！！！(´;ω;｀)」

「いれんといてぇぇーーーー！！！！」

クリニック中に響き渡る叫び声…。

「ぐすん、ひっく、ぐすん(´;ω;｀)」

看護師さんに、シール７枚ももらってました。
もうそろそろ、家でもさせてくれるかな…(;'∀')

さて、今日は、最近よくいただくメッセージについてです。

本を読んで、ブログを読んで

「負ける」ってどんなことかがなんとなく頭に入ったものの

私がそれをすれば、家族は平和になるのかもしれないけれど

する気になれません。
夫に寄り添おうと思えません。
自分の気持ちをさしだす気にはなれません。
今はできません。
もうそんなことできないくらい心は閉じています。

要約すると、そんな感じのメッセージをいただきます。

うん、で、基本

やりたくないならやらなくていいよって思っているので(;'∀')

（どうしようもないときだってあると思うのでこういう記事も書いているしね）

ただ、心の中がどんな状態になっていて

「夫婦で話し合っても全く解決しない」

っていうことになっちゃうのかな～というのは

メッセージをいただく方個々に

お話を聞きたいなぁと思うわけなんです。

※最近めっきり、LINE公式アカウントにいただくメッセージにも反応ができなくなっていて
目を通すだけ、読むだけ、ひとこと返すだけのこともあるので、アドバイスが欲しい方は
「美世に質問day」などを利用してほしいな、と思います。月に８人くらいだけど…(;'∀')
３月分は、２０日にLINE先行で募集開始します。

私がまず聞くのは

旦那さんに、自分の言いたいことが言えているか？

です。

言えない方は本当に言えないことで辛くなっているので

どのくらいそんな状態があるかを聞きます。

で、例えばになりますが、上の方からは

「言いたいことは言えています」というお返事が返ってきたのね。

なるほど。

ご本人いわく「言いたいことは言えている」

でも「夫婦で話し合っても解決はしていない」

ということは、きっと

「言いたいことは言えています」の、言っていることの中身が

半分以上は、「あく（灰汁）」なんだろうなぁと思うのです。

「あく（灰汁）」って、喧嘩やすれ違いが起こったときに、まず出てくる文句、ね。本に書いてます。

「どうしてこの状況であなたは何も手伝おうとしないの？」
「頭悪いの？」
「なんで私の気持ちがわからないの？」

…みたいなやつね。

これは出る、どうしても出る。

出すなと言ってるわけじゃない。

（私もわんさか出るよ♪）

で、往々にして「あく」ってさ

相手にダメージを与えるため

相手の弱いところを突いてこちらを有利にするため

自分は悪くないということを証明するため

相手がいかに劣っているかを知らせてあげるため

に、最適な言葉だったりします。

もちろん、夫婦で話し合ったとき、お互いの意見を言うときに

100％そればかり言っているわけではないと思うけど

この「言いたいことは言えています」「私は思ったことは言うほうです」と言われる場合

それはそれで要注意だなぁって、私は思うことが多いです。

※ちなみに私もこちらのタイプです。(;'∀')

「あく」ばかりを相手に投げていたら

話し合いはそりゃあ難航し

お互いの揚げ足取り合戦になり

着地点が見つからなくなる。

「相手を受け入れる」はやってるかなぁ…って思う。

たぶんそこが、一番難しいのではないかと思う。

で、難しいのにも理由がある。

夫に対する長年のうらみがたまっていたり

普段の生活で、自分を犠牲にばかりしているように感じていたり

自分ひとりの楽しみの時間がとれていなかったり

単純に疲れていたり

そんな状態がずっと続いていたら

「相手を受け入れる」なんてどっか行け！！って状態になるからね。

（ここは、セルフケアの領域です）

そして、もしかしたら、今の結婚生活だけではなく

これまでの人生ずっとずっと

相手に攻撃されたくない

相手に見下されたくない

相手にバカにされたくない

自分が有利にたっておきたい

って思って、そんな自分を守るために「言いたいことを言ってきた」のだとしたら

それは、自分の過去をちょっと振り返ってみる必要がある。

自分はいったい、何を一番恐れて、こんなにファイティングポーズをとっているのか。

自分はいったい、誰にバカにされたくなくて、こんなに負けないようにしているのか。

誰にバカにされたのが、一番くやしくて、もうそんな思いを自分にさせたくないのか。

そういう、過去の解体作業が必要なときもあります。

それをしてみると

「今は今以上のことはできないんです」

という状態も、変わる可能性がある。

ここまでのことを、無料でいただくメッセージで、それぞれの方に合わせて説明はできないので

・美世に質問dayを利用する

・近々始める予定の「負けるが花しつもんセミナー」を利用する

・４月から始まる「負けるが花パートナーシップスクール」で、私から直接フォローさせてもらう

そんな選択肢を考えてほしいなと思います。

そしてもちろん、「今のままで、もういい」というのも自分の選択です。