6月21日のオークション講習の写真が届いたので、ご紹介させていただきます。

オークション講習の写真080621この写真、よく見ると、ものすごい障害者率が高いです。講師が車いす。アシスタントは車いすと内部障害。後は受講生の皆さんですから(カメラマンは技術主任さんですが)。

別に狙ってそうなっているわけではなく、人材のやりくりの問題の結果で、できれば動ける人に手伝って欲しいのですが、ある意味で、障害者向け講習の理想像を生み出してしまっているかもしれません。自然とそうなった。実は宮城UPは、ピア講習という点で、ものすごい意味のある実績を積み重ねているのかも知れません(誰もそこを評価してくれませんが)。

あせるあ、でも、動けるボランティアさんは(アシスタント候補者も)大募集中です。障害があろうと無かろうと、ぜひぜひ、手伝ってください。準備大変なんです。在京中の私が言うのも何ですが、マジ人手不足はきついんです。背に腹は替えられませんので。

なにしろ、受講生さんにも準備や片付け、手伝ってもらってるのです。まさに、「みんなでつくる講習」。
ガーン

さて前にも書きましたが、オークション講習はプログラムB「社会参加-就労支援」講習です。宮城UPは単に「就労講習」とは言いません。必ず「社会参加-就労講習」と言います。

理由は、2つあります。
(1)障害者の社会参加というと、すぐ自立就労の話になってしまう(か、移動のバリアフリー)。
(2)就労は、単に社会参加をめざす延長上にあると考えているから。

先日から述べている不満は、(1)の話です。もう、政府全体がそんな感じなんですね。

ちょっと古いですが、障害者白書(平成18年度版)の社会参加該当部分「第3章 社会参加へ向けた自立の基盤づくり」は2節構成で、障害児教育以外は「雇用・就労の促進施策」です。(今年度もさほど変わっているとは思えん。)

内容は、こんな感じ。
「障害者施策の基本理念であるノーマライゼーションの実現のためには、職業を通じての社会参加が基本となるものであり、障害のある人がその適性と能力に応じて可能な限り雇用の場に就くことができるようにすることが重要であるとの考え方の下に、各種の障害者雇用施策を推進している。」
「障害のある人が自己実現を図る上で、あるいは社会の構成員としての役割を果たす上で、職業生活において自立することの意義は極めて大きい。」
http://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h18hakusho/zenbun/honpen/chap01_03_02_01.html

しかも特集は「障害者の雇用・就労支援について~多様な可能性に挑むことができる社会に向けて~」
シラーいや、別に、白書に書いてあるからどうこうということはないです。でも、おかしいと思いませんか?

「多様な可能性」うんたらと言っていて、すべて「就労」・・・

はてなマークひとつしかないじゃない・・・。

ちょうど、「障害者自立支援法」開始の動きと軌を一にしているのです。近年の障害者福祉施策の流れは、(ジョブコーチとかの流行を含めて)みんなそう。

この素朴な疑問が、宮城UPの「社会参加-就労支援」講習を生み出しています。
宣伝してよい、って言われたので、宣伝します。今夏、8月30日(土)の日本リハビリテーション工学協会(リハ系の工学技術者の総本山)の、コミュニケーションSIG(コミュニケーション支援のプロの集まり)の、恒例講習会です。

私は工学じゃないですが、よく行って勉強させてもらってました。そのときからお世話になっている、日福大の渡辺先生が講義なさるので、これはもう、行かないとダメね。

にひひ

渡辺先生には、宮城UPとしてもお世話になっております。昨年2月には、宮城県栗原市は金成地区で、大雪の中講演してもらうという、(しかもその後、新幹線に閉じこめられてしまった、という)、すごいイベントに来てもらいました。

!!この夏の新潟は熱いですね(特に個人的に)。8月27日から29日までリハ工、で、8月30日にこの講習会、そして、8月31日から9月2日まで日本福祉のまちづくり学会(福まち学会)。なんか知り合いが一極集中していそうです。ぜひ皆さんにお会いしたいけど、そんなに長くは居られないもんなあ・・・。

べーっだ!

宮城UPとしても、少しは報告しようと準備中です。詳しくはまたここで。

(ここから転載)--------------
日本リハビリテーション工学協会コミュニケーションSIG講習会2008のお知らせ:講習会テーマ:利用者に寄り添う新しい技術・機器,支援方法を学ぶ

平成20年8月30日(土) 午前10:00~午後3:30 (受付午前9:30~)
クロスパルにいがた4階 研修室 (新潟市礎町通3ノ町2086番地)
 http://www.city.niigata.jp/info/crosspal/index.html
主催:日本リハビリテーション工学協会コミュニケーションSIG
協力:クレアクト/トビー・ジャパン,パシフィックサプライ,日立ケーイーシステムズ,新潟大学工学部など
参加資格:コミュニケーション機器やその利用支援に興味のある方
参加費:¥2,000(コミュニケーションSIG会員は¥1,000) 定員:40名(先着順)
プログラム:
午前10:00~12:00 講義
(1)事例から学ぶ機器導入のカンどころ~支援者に求められる視点~ 日本福祉大学健康科学部 渡辺 崇史
(2)福祉制度をうまく活用する~より良い機器導入のために~ 横浜市泥亀福祉機器支援センター 畠中 規
午後1:00~3:30 ワークショップ
(1)新しいテクノロジーと出会う
(2)最近の新技術やトピックの紹介

※参加希望の方は...
(FAX・郵送の場合)参加申込書(http://www.comsig.jp/2008/niigata2008.pdf)にご記入の上、下
記申込み・問合せ先まで送ってください.
(電子メールの場合) お名前,ご所属,職種,ご住所,連絡先(電話/FAX,電子メールアドレス)をご記入の上,電子メール(kosyu-nigata@comsig.jp)までお申し込みください。

申し込み・問い合わせ先:横浜市金沢区泥亀1-21-5 横浜市泥亀福祉機器支援センター内リハ工協会コミュニケーションSIG事務局(担当:畠中)TEL(045)782-2996 FAX:(045)782-2996 メール:kosyu-nigata@comsig.jp

詳細は、日本リハビリテーション工学協会コミュニケーションSIGのホームページへ
http://www.comsig.jp/
「世界の情報アクセシビリティ最新活動状況」セミナーの報告の続きです。標準化は変化にどう対応するのか、ということで、前回は技術の変化を取り上げましたが、今回は「利用者=ユーザー側」の変化について、書き留めます。おそらく前回より重要。

2. ニーズの発見と変化

変化するのは技術だけではないんですね。一番重要なのは、利用者の「ニーズ」も急速に変化していること。できるようになると、新たなことがしたくなる。それじゃない違うことがしたくなる。し、実際にできるようになる必要がある。パソコン教室でも同じです。

「ニーズの発見と変化」は、単に従来のユーザーニーズが変化するだけではありません。新しいユーザーが発見され、参加してくる方が、より大きな変化をもたらします

19日で一番時間が割かれていたのは、ISO/IECのJTC1 Information Technology におけるSpecial Working Group – Accessibility ISO/IEC 29138です。まあ、情報アクセシビリティの国際的な規格ということで。

ISO(国際標準化機構)・IEC(国際電気標準会議)についてはここで。
http://www.jisc.go.jp/international/isoiec.html(日本工業標準調査会)

情報アクセシビリティの規格内容そのものはここで。
http://www.jtc1access.org/(JTC1 SWG-Aのサイト)

そのTechnical Report(TR・技術仕様書)についての報告で、とてもおもしろいことを言っていました。現在、TRで扱っているUser Needs Summary、つまり利用者のニーズは、150分類あるそうで、しかもそれはどんどん増えているのだそうです。

!!19日の報告段階で、一週間前の事前資料よりも10ぐらい増えていました。しかも、「昨日の時点の数字。今日も増えるかもしれない。」まさに、標準化しようとすればするほど、新しいユーザーニーズが発見され、その包括をしなければならないという、困難さそのものですね。

「Web上でどんどんアップデートしていくから平気」みたいなこと言ってましたが、これはず~っと続く苦労なはずですし、そうでなければ、おかしい。

汗すべての(ほとんどの)人のために、という試みは、永遠の試み。標準化の重要性と、だからこそつきまとう本質的な困難が、透けて見えます。

さらに大事なのは、そのような動的な規格に合わせなければならない制作者側の負担です。いや、やらなければならんのです。だから、本質的な困難なんですね。

同じ事はWebアクセシビリティでもあるみたい。WAIのJudyが「WCAG 2.0 のLast Call Working Draft(最終作業草稿)は、最終なのに2回も出した」と。「次々重要な提案が出るのに対応するため」で、会場の笑いをとったわけですが、笑いながら私は「じゃあ、3.0のLast Call Draftは3回だな」と考えてました。4.0は4回、5.0は・・・技術も利用者も社会も、常に変化し続ける。しかも多様性を増していく方向に。そのなかで、標準化はますます複雑になる。

これは、悪いことではない。だってみんな多様に生きられるんだから。UDの究極の目的です。

ただ、そのUDの目的は、技術の標準化のみで実現はしないのでしょうね。どこかで限界が見えてくる。そのテクニカルな限界に、今度はユーザー側が合わせて、折り合わなければならなくなる時点は、それほど先ではない気がしました。今回のセミナーを聞く限りは。例えば、WAIが高齢者向け対応としてはじめたWAI-AGEは、Educational materialsということで、とてもいい線ついていますね(障害者向けノウハウの高齢者対応なので、目的は違うのでしょうけど)。

WAI-AGE  
http://www.w3.org/WAI/WAI-AGE/

製作側が、UDしなければならないことは理解された。これは、義務。次は、おそらくユーザー側が、これらの標準化をを理解し、それを生かしていかなければばならない。ここから先、UDもアクセシビリティも、ユーザーが待ってるだけでは進まなくなる。ユーザーがいかに賢く利用していくのかが、すごく重要になっているのではないか。

かおUDや情報アクセシビリティのボールは、すでにどう利用するか、いかに賢い利用者たり得るかという点で、消費者・ユーザー側に投げられつつあるのかな、と思います。教育プログラムでもある宮城UPも(しょぼしょぼですが)、その小さなきっかけになれればな~と思っています。

その前に、このblogをなんとかしないと。アメブロさんに直接、言おう。
ブログネタ:今日あったイイコト 参加中


今日あった、しかも自分にあったイイコト、わけじゃないのですが。。。
結果としてはすごくイイコト?ですし、私にとっても知れてイイコトなので、予定を変更してブログネタで書きます。

ビックリマークブロ友のakiさんがブログですごいことを報告なさっています。
http://ameblo.jp/tesigoto2211/(続報もあります)

なんと、オレオレ詐欺! あるんですね~。驚きます。akiさんの撃退方法がすごいリアル。勉強になりました。
いやいや、よかったよかったです。汗

うまく撃退できて、ラッキーでしたね。自分にかかってきたら、どうしよう・・・akiさんを上回るラッキーがないと、思わず振り込んじゃうかも。

オレオレ詐欺というと、少し前のニュースに見えますが、最近は「振り込み詐欺」といいますね。むしろ増加傾向にあるんだとか。

振り込め詐欺、第2のピーク 年金不安つけ込手口急増

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/149331/
「被害額を押し上げているのは、社会保険事務所や都道府県庁、市区役所の税務部門などを名乗り、過払い分を返金するとして無人のATMに誘導、携帯電話で画面の操作方法を指示し、犯人の指定口座に送金させる還付金詐欺と呼ばれる手口。」
最近は「還付金詐欺」!!
年金をもらっている人、払っている人(自分もか)は要注意ですね。お年寄りや障害のある人を狙うあたりが、許し難い行為です。

黙っている訳にはいかない、ということで、こんな法律が制定されたそうです。知っておくに越したことはない。

被害者に50億円返還へ 振り込め詐欺被害者救済法21日施行

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/154849/

しかし「振り込み詐欺」撃退にも、インターネットは活躍しそうです。警視庁では、ネット上で体験できる、驚きの音声ファイルを置いています。驚きのリアルさ、下手なドラマよりすごい。あたりまえか。本物(弁護士は偽物)なんだから。なるほど・・・一度聞いてみると、耐性が付きます。

振り込め詐欺のテクニック(音声ファイル) :警視庁

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/seian/koreisagi/hurikome_onsei/hurikomesagi.htm

さらに、預金保険機構では、振り込め詐欺が指定してくる銀行口座を検索できるシステムを作るそう。これで、少しでもおかしいと思ったら、まず指定された口座を検索してみればいいわけです。そこにあったら、100%詐欺だとわかるわけですね。

振り込め詐欺の預金口座が検索できるHP

http://www.j-cast.com/2008/06/23022265.html

両方とも、使い方がわからなかったら聞いてください。

インターネットが使えるようになると、こういった詐欺や犯罪への対策力をつけることもできる時代になりました。ぜひ、障害のある方や高齢の方に、活用してもらいたい。宮城UPは「生活でのIT」がテーマだから、目的が重なりますね。

むっ「社会安全のためのIT講習」とか、企画してみようか・・・

あと、オレオレ詐欺の犯人たちには、アホな犯罪で青春を無駄遣いせずに、以下のバナーでもクリックして「美人」になる仕事でも探して、心を入れ替えて働くべし。と言いたい。

さがしませんか「美人」になる仕事
疲れちゃった日は…「裏」美人日記
あなたを 「美人」 にする仕事。
ちょっと手間どってましたが、予告どおり、先週木曜日(どこかで間違えて書いた)「世界の情報アクセシビリティ最新活動状況」セミナーに行ってきました。週末に暇を見て「備忘録」書きましたので、共有しましょう。

べーっだ!ついでに、詳しく知らないという宮城UPの受講生の皆さま向けに、ブックマークも充実。勉強中の方向けに。ただ、今日は文字だけで長いです。

情報処理学会の情報規格調査会主催でした。スケジュールはこちら。
http://www.itscj.ipsj.or.jp/jp/swg-a_seminar.html

知り合いの多いセミナーでした。3人掛けの机の真ん中しか空いておらず、両脇はUDITの先輩方が!(ガクブル)。勉強になりました。
UDIT(情報のユニバーサルデザイン研究所)http://www.udit.jp/

さて「情報アクセシビリティ」といっても、報告はすべて「標準化」に関する話題です。つまり、各国・地域ごとによって異なる情報アクセシビリティやユニバーサル・デザインに関する規格を、国際的に統一しましょう。という事です。

一番有名なのが、「Webアクセシビリティ」ですね。ここが一番まとまってて、私ら素人にはわかりやすいかと。
http://www.webaccessibility.jp/ (アメディア・望月さんのサイト)

ネット上の情報はどんな人も(視覚障害でも)アクセス可能でなければならない。それに障害者や高齢者が含まれていないと、デジタル・ディバイドを生んでしまう、ので、とても重要。その国際動向を直接知る貴重な場でした。
(このblogはダメダメです。Topは対応済み)ガーン

いろいろ論点があったのですが、今回のセミナーをまとめると、「標準化は変化にどう対応するか?」かなあ。標準化する方向性はよい。一方で技術も社会も変化を続けている。それじゃあ、どうするか?

論点は大きく2つに整理できるかと思います。

ビックリマーク1.技術的な変化(Technological changes)にどう対応するか

WAIのDirector、Judy Brewerさん(有名すぎ)の講演に、色濃く表れていたと思います。Web Content Accessibility Guidelines2.0(最新版のWebアクセシビリティのガイドライン)の現状について話してくださいました。

W3C-WAI http://www.w3.org/WAI/

Webサイトにとても詳しく載っています。
WCAG 2.0 Candidate Recommendation http://www.w3.org/TR/WCAG20/
今年中にはW3Cの勧告として出るとのこと。いよいよですね。

さて、Webのアクセシビリティはずいぶん意識されるようになった一方で、インフラとしてのWeb環境そのものも急速に変化しています。Ajax, DHTMLなど、よりリッチに、よりインタラクティブに、よりサーバーサイドでという技術変化に、ガイドラインをどう対応させていくかで苦労しているようでした。WAI-ARIA(Accessible Rich Internet Applications)がそう。最終作業草稿までこぎ着けているそうです。あと、ケータイ対応も。情報収集中。http://www.w3.org/WAI/mobile/

結局どうしても現在は、技術変化を標準化が追っかける図式になってしまうようです。同日のTEITACの報告でも、製品ごとに分類して標準化すると、技術変化によって分類におさまらない製品が出てくるという話が出ていました。

TEITAC(アメリカのリハビリテーション法508条と連邦通信法255条にかかわる技術基準の改訂作業を助言する委員会)
http://www.access-board.gov/sec508/refresh/report/

リハビリテーション法508条と連邦通信法255条については、ここがわかりやすい。(JEITA 電子情報技術産業協会)
http://it.jeita.or.jp/perinfo/committee/accessibility/usreport/index.html

そこで提案されていた“Product characteristics” rather than “product categories”.「製品を種類に整理せず、特徴によって整理する」は、多方面に応用できそうです。そうすると、種類で分類できないが故に、守らなければならない標準が無い、ということはなく、「その機械でどういうことができるか」によって、守らなければならない標準が定まることになるわけですね。

あせるただし、変化するのは技術だけではありません。一番重要なのは、利用者の「ニーズ」も急速に変化していること。むしろ、ここからが本題なのですが・・・

む、時間が・・・ちょっと不調で忙しいし、長くなりそうなのでこの辺で。続きはまた明日(今日?)書きます。
昨日22日は、オークション講習の最終日でした。

オークション講習08年6月21日 みなさん、無事にご卒業なさったようです。中には本当に儲かって、ほくほくで帰った方もいらっしゃったようで・・・ さすが「受講中に儲かってしまう、全国唯一の講習」(;^_^A といわれるだけのことはあります。

なぜ、私たちがこんな「ふざけているとしか思えない」オークション講習を、障害者向けに実施しているのか、誤解されないうちに書いておきます。それは、障害者がITで就労するために、何が必要かを考えるきっかけにもなるでしょうし。

私はオークション講習の利点を、以下の3点にまとめています(もっと、たくさんあるけど)

(1)オンライン上での経済行為に慣れる
「ネット上でものを買う」「クレジットカード番号を入れる」という行為は、やった頃が無い人には怖く感じるモノです。その「食わず嫌い」を消してあげ、何が安全でネットのどこにリスクがあるかを学ぶことができます。

(2)ネットが、本当に自分にお得であることを実感する

結果としてオークションができなくてもいいんです。ネットショッピングでも良い。そういう「自由に買って、お得だった」という体験が必要。現在、ネットの方が安いモノ・サービスがたくさんある。「ネットじゃなきゃ、お得じゃないんだ」「ネットで家計節約」というのも、立派な社会参加支援です。

(3)ビジネススキルをマジ習得するきっかけになる

よく考えてみると、オークションってビジネス・スキルの集積なんです。これがすごく大事。ひととおりできるようになると、その力はあちこちに応用できます。自信がものすごく付きます。

ね、なぜオークション講習が、障害者のIT就労に貢献できるのか、わかっていただけるのではないかと。オークション講習6月写真02

べーっだ!この点を突き詰めていくと、ネットうんぬんだけではなかった事がわかる。実は、多くの障害のある人は、無い人に比べて、このような「自分の意志で自由におこなう経済的行為」を経験するチャンスが圧倒的に少なかった。銀行口座をもっていない(人に管理してもらっている)方もいるくらいですから。それが「障害がある人の社会的スキルが・・・」とかいう、失礼な偏見に繋がっていたのです。ここが、問題だったのです。たぶん

うーん、あいかわず絶妙にぼかして書いてるな。にひひここに書いてある情報だけじゃ、オークション講習は実施できないですよね。もっとたくさん書きたいんだけど、これ以上のノウハウは、ブログでは書くにはもったいない!。ぜひ、講習を受けに来てください。そうすれば、本当の意義を理解していただけると思います。ないしは、宮城UPとコラボしてやりましょう。
今日、明日と、「住まいと暮らしのバリアフリー展」が開催されます。

「住まいと暮らしのバリアフリー展」
http://www.uf-miyagi.jp/archives/745875.html

ブロ友のゆにふりさんが、今日土曜日の午後一時半から、講演なさるとのこと。彼の講演は何度か聞いたことがあるのですが、一本スジがとおっていて、とてもわかりやすいですよ。事例も豊富だし。ぜひ、みんなで行って、有意義な土曜日にしましょう。

ニコニコイベントは日曜もやるみたい。「ゆにふりコーナー」もあるらしいですが、それも日曜までやるのかな? 機器展示や即売会もあるみたいで、本当にお祭りですね。

会場は、TOTOの仙台ショールームだそうです。車でも、地下鉄でも行けます。TOTOというのがいいね。

TOTOは知る人ぞ知る、世界に冠たるユニバーサル・デザインの企業で、その分野で国際社会を牽引している、数少ない(こともないかな)日本企業のひとつです。ここの研究所の研究員さんにお会いしたことがあるのですが、「UDを牽引する」という、意欲と存在感にあふれた女性でした。新しいことが進めるさいには、こういうキーパーソンが必要なんですね。

ガーン茅ヶ崎にTOTOのR&Dセンターができたときに、内覧会があったのですが、日付を間違えて、社内向けの方に行ってしまった・・・今は恥ずかしい思い出です。

でも、このR&Dセンターがすごいんですよ。おっきなホールにキッチンや住環境を再現していて、cm単位ですべてが可動できます。どんな車いすの人の動線もカメラで収録したり、モーションキャプチャできるようになっている。いや、リーディング・カンパニーたるというのも、大変だ。本気さを感じました。

べーっだ!私たちが愛用しているTOTO製品は、その成果の一端なんですね。こういうのもやってる。
「楽&楽計画どっとこむ」
http://www.toto-raku2plan.com/

前にも書きましたが、「IT」と「住環境」は、実はものすごく関係があります。「生活環境」が整っていないと、そしてそこに〈余裕〉がないと、私たちはITを使い続けられないからです。

隣接領域として、考えていかなければなりませんね。

P.S. うちにあるTOTO製品、じゃなくて(;´Д`)ノ、食洗機本体があります。庫内がUD(^_^;)で便利。水回りはやっぱ強いですよね(食洗機のアフィリエイトはありませんでした)TOTO食洗機分岐金具 EUDB308 送料全国一律500円
¥8,680水まわりのペンギン堂
先日、コメントいただきました大分のkurakakeさんが、うちのことを取り上げてくださいました。

宮城UPさんのblogでご紹介をいただきました。(ハイパー研のスタッフブログ)
http://www.hyper.or.jp/article.php/20080619143323150

「プログラムが本格的かつ体系的に構築されている」なんて、むずかゆくなってしまいます。「後から思ったらそうだった」ということもあったりするので、どうぞお手柔らかにです。

というか、ハイパー研のページは、すごいカッコ良くなってますね。
http://www.hyper.or.jp/
せっかく友達になったのだから、ぜひうちのトップからもリンクを張らせてもらいたいなあ・・・
お願いできませんか? >チャトラさん

さて、今日は時間がないので(いつもか)簡単に、障害者の就労とネットの前提について。

「障害があっても働けるなら働く」というのは、みんなで一致できるとおもうんです。今、行政の福祉施策は「就労支援」花盛りですしね。

一方で、ICT、つまりパソコンやネットを使えば、障害があってもなくても関係なく、いろいろなことができるようになる。これも事実だと思うんです。

なので、「障害があっても働く」+「IT」=「障害者のIT就労の実現」。これは間違っていません。

でも、「障害者」+「IT」=「障害者のIT就労」ではない。

ビックリマークこの2つは同じようで、ずいぶん違うとおもうんですね。

理由としては、2つあります。まず、すべての障害がある人が働く、というわけではないこと。これは、働けそうな能力がある人(嫌いな言い方ですが、障害が“軽い人”)も含まれます。障害の重い/軽いによって、働く/働かないという事が決められるのは、ちょっと変。障害者がITを使えるようになった=働くべき、にはならない。

ITが使えるかどうかと、その人が働くべきかどうかの規準は、別。冷静に考えれば、障害があっても無くても同じです。でも、現在の障害者向けのIT支援施策(特に講習系)の大半は、もはや就労支援なんですよね。

もうひとつの理由は、ITを使って何をするのか?、できるのか?ということにあります。前にも「IT土方」という話をしましたが、IT業界の大半は、肉体労働です(やってた人が言うんだから間違いないっす)。だって、単位が「人月」なんですよ。土木工事と同じ。特にWeb製作業界は色濃いですよね。

いかに肉体を酷使して働いたかによって、差が出る。いやいや、障害者にはちょっと不利な業界だと思うんですが、どうでしょう?

ガーン・・・もちろん、本当にそうなら宮城UPも成り立たないので、ちょっと言い過ぎた感じがありますが、一面の真理ではあります。では、簡単にまとめを。

ITを使って就労することはできる。生活を良くすることはできる。しかし、そのために「ITを学ばなければならない」ということが義務であるかのような現実になったら、それは・・・

真のデジタル・ディバイドの到来あせるなのでは、ないかと。

ブログ講習2008年4月20日ポイントは、私たちユーザーにあります。たぶん。このなかで、「仕事に就くためにパソコンを学んだ」という人が、どれくらいいますか? どうでしょう? 振り返ってみて。「そういうところもあるけど、大半はそうじゃない。」んじゃ、ないでしょうか?

じゃあ、障害者も、そうであるべきではない。極めてシンプルな話です。

昔、先代の宮城UP通信の「何のために働くの?」に、近いところがあるかもしれません。これから、実例を交えて整理していきます。
宮城UPはマイクロソフトの助成事業ですが、一番後発なので、兄貴分がいます。

障害者むけのIT支援としては、(全国版のe-ATさんを除くと)一番兄貴分が大分UPになるとおもいます。

障害者UP大分プロジェクト
http://www.d-b.ne.jp/upsk-oita/

コーディネータをしているのが、ここ。その筋では、とても有名な研究所ですね。
財団法人ハイパーネットワーク社会研究所
http://www.hyper.or.jp/

で、メールをやりとりする機会がありまして、この通信のエントリ
「地元と連携するIT講習-社会関係資本の舞台-」

で書きました(これまでもキーワードでしたが)、社会関係資本の話について、大分UPでも同じように考え、とりくんでいらっしゃると感想をいただきました。

特に、パソコン教室を「つながりの再構築」として活用なさっているのは、子育て支援ネットワークなのだそうです。
NPO法人パワーウェーブ日出(ひじ)
http://power-wave.web.infoseek.co.jp/

その中で、「実際に日常生活を過ごす中で得られるような子育て情報」が大事だと述べていらっしゃいました。まさにその通りだと思います。

かお個人的では最近、“地域”ではなく、“地元”って言葉を使うようにしようかなと思っています。行政用語ではなくて、「実際に自分が生活しているんだ(いたんだ、好きなんだ)」という意味を織り込ませようと思って。

全国各地、しかも東京から遠い各地の“地元”で、そういう繋がりの復興が見られるというのは、とても興味深いですね。メールいただいて、とてもうれしかったです。ありがとうござました!

ビックリマークちなみに、子育て中の両親、特にお母さん方と、障害のある人のニーズって、すごく近いところがあるんですよね。これからご紹介する「社会参加-就労支援講習」で、そこに注目した宮城UPの挑戦が明らかになります。たぶん。

請うご期待!で、いいかな汗。どうぞよろしくです。
ここまで、「いかにITを学ぶか」という話をしてきました。ITを学ぶために必要だけど、見落とされがちだったものについて、提言することができたのでは無いかと思います。

でもITは、学ぶためのものではありません。それを使って社会参加するためのものなのであり、学ぶだけではなく、利用できなければ意味がありません。

ということで、ここからは「ITをどう利用するか」の話です。得意げ

宮城UPの場合、「ITの利用」はプログラムB「社会参加-就労支援講習」が主に担当しています。そのすべてが、インターネット関連の講習です。「ITを利用する」=「インターネットを使いこなす」、ことだと考えているからです。

これまでパソコンを示してきたIT(Information Technology)は、最近日本でもICT(Information Communication Technology)と言われるようになってきましたね。訳すと情報通信技術ですが、そのミソは、「コミュニケーション」という言葉が入っていること。

べーっだ!パソコンがワープロ専用機やタイプライターと異なるのは、それでコミュニケーションできる=インターネットという点にあります。

もちろんネットに繋がなくてもいろいろできます。しかし、やはりネットに繋がなければ、真のパソコンの利用とは言えない。そう断言しています。すべての受講者の方々に、インターネットを活用してもらえるようになってほしい。

だからこそ、宮城UPの「社会参加-就労支援講習」は、積み重ね式になっています。プログラムAで脱初心者程度のスキルをつけた方から、階段を上るような感じで用意しています。

0.超簡単なメール講習 (ネットをまったくやったことが無い人むけ)
1.「電子の海に乗り出そう」:楽しむ限定のインターネット講習
2.ネットオークション講習:ちょっとお得からがっちり稼ぎまで
3.blogライター講習:ネット生活を就労へ

いかがですか? 結構楽しそうでしょう?

ブログ講習の風景。「ぴあ」さんにて。さて、ここでひとつ、宮城UPならではの特徴をご紹介しておきましょう。実は、宮城UPのプログラムBは、インターネット講習ではありません。宮城UPが誇る、「就労支援」プログラムなのです。そうは見えないでしょう?でも結構、実績もあるんですよ。

実は、これまでも少しずつ取り上げてきた話ではあるのですが、一度きちんと整理しておかないとね。

基本的に遊んでばかりのような、これらの講習が、なぜ「就労支援」講習たりえるのか、各講習の内容を紹介しつつ、これから少しずつ、お話していければと思います。

追伸:本ちなみにICTっていうと、なんかヨーロッパっぽくて、いい感じ。アメリカでは昔からITが多い。今でも50%ぐらいは、ITって言ってるかなあ。