ここまで、「いかにITを学ぶか」という話をしてきました。ITを学ぶために必要だけど、見落とされがちだったものについて、提言することができたのでは無いかと思います。

でもITは、学ぶためのものではありません。それを使って社会参加するためのものなのであり、学ぶだけではなく、利用できなければ意味がありません。

ということで、ここからは「ITをどう利用するか」の話です。得意げ

宮城UPの場合、「ITの利用」はプログラムB「社会参加-就労支援講習」が主に担当しています。そのすべてが、インターネット関連の講習です。「ITを利用する」=「インターネットを使いこなす」、ことだと考えているからです。

これまでパソコンを示してきたIT(Information Technology)は、最近日本でもICT(Information Communication Technology)と言われるようになってきましたね。訳すと情報通信技術ですが、そのミソは、「コミュニケーション」という言葉が入っていること。

べーっだ!パソコンがワープロ専用機やタイプライターと異なるのは、それでコミュニケーションできる=インターネットという点にあります。

もちろんネットに繋がなくてもいろいろできます。しかし、やはりネットに繋がなければ、真のパソコンの利用とは言えない。そう断言しています。すべての受講者の方々に、インターネットを活用してもらえるようになってほしい。

だからこそ、宮城UPの「社会参加-就労支援講習」は、積み重ね式になっています。プログラムAで脱初心者程度のスキルをつけた方から、階段を上るような感じで用意しています。

0.超簡単なメール講習 (ネットをまったくやったことが無い人むけ)
1.「電子の海に乗り出そう」:楽しむ限定のインターネット講習
2.ネットオークション講習:ちょっとお得からがっちり稼ぎまで
3.blogライター講習:ネット生活を就労へ

いかがですか? 結構楽しそうでしょう?

ブログ講習の風景。「ぴあ」さんにて。さて、ここでひとつ、宮城UPならではの特徴をご紹介しておきましょう。実は、宮城UPのプログラムBは、インターネット講習ではありません。宮城UPが誇る、「就労支援」プログラムなのです。そうは見えないでしょう?でも結構、実績もあるんですよ。

実は、これまでも少しずつ取り上げてきた話ではあるのですが、一度きちんと整理しておかないとね。

基本的に遊んでばかりのような、これらの講習が、なぜ「就労支援」講習たりえるのか、各講習の内容を紹介しつつ、これから少しずつ、お話していければと思います。

追伸:本ちなみにICTっていうと、なんかヨーロッパっぽくて、いい感じ。アメリカでは昔からITが多い。今でも50%ぐらいは、ITって言ってるかなあ。