妙心寺 大雄院にて京の宮絵師安川展示会を開催致します
平成29年2月24日(金)、25日(土)、26(日)
午前10時から午後4時まで
妙心寺 大雄院にて 京の宮絵師安川展示会を開催致します。
入場無料です。
詳細は、下記ページよりもご覧いただけます。
https://www.daiouin.com/fuyutabi
どうぞよろしくお願いいたします。
建通新聞に高野山大圓院襖絵と安川の記事が掲載されました。
二〇一七年一月五日の建通新聞「伝統文化を後世に伝えよう」というページの中で、
高野山大圓院襖絵とその絵所頭の委嘱を受けた私、宮絵師 安川如風の記事が掲載されました。
紙面半ページフルカラーを使い、大きく掲載していただきました。
記事にもありますが、神社や寺院を建てる大工さんを『宮大工』というように、神社や寺院を荘厳する絵師を『宮絵師』といいます。
私はさまざまな宗教建造物の荘厳や法具の制作に携わってきた宮絵師です。
2012年7月、高野山にある別格本山大圓院より絵所頭の委嘱を受けました。大圓院の玄関にある布袋画像のついたての修復や、襖絵の制作を受けたご縁からです。
その後『京の宮絵師 神と仏と和みの会』を立ち上げ、神仏を敬う日本人の心を大切にする運動を始めました。これは、日本の神社や寺院にある伝統文化技術を知っていただくとともに、神仏への崇敬心を養う会です。
仏教も伝統文化技術も、広げる人がいないと廃れます。
宮絵師は茶室や客間など和室の襖や掛け軸、天井画、障壁画、ついたての他、こま犬、頂相画、絵馬などを新調し、傷んだ重要文化財を修復・復元し後世に伝えることが使命です。
大雄院(だいおういん)様にて 安川の塗り絵体験コラボイベントが開催されました。
昨年(二〇一六年)のことになりますが、九月四日(日)、京都市と公益社団法人京都市観光協会が主催するキャンペーン「京の夏の旅」において臨済宗大本山妙心寺塔頭大雄院(だいおういん)様にて座禅体験と呈茶、禅の呼吸法と安川の塗り絵体験コラボイベントが近畿日本ツーリストの企画で開催されました。
大雄院のご住職様から修業時代からの貴重な体験談を聞き、坐禅をすることで、とらわれない・こだわらない・かたよらない我を捨てた自分が、実は自分を持っているのだというお話をわかりやすくして頂き、十分二セットの坐禅をさせて頂き、続いて禅の呼吸法を体験しました。
柴田是真の描いた襖絵と美しい庭園を眺めながらの座禅体験や呈茶は日々のせわしなさを忘れてしまうかのようなひと時でした。
その後、花園会館内の花ごころにて目にも口にも美味しい京料理を堪能したのち、会場をふたたび大雄院様にて移して、安川による講演と心の塗り絵体験が行われました。
講演では自然物を模写するとき、人間には決して作り得ないものに気づかされるという内容に、参加者の皆様もうなづかれていました。大人になってからの塗り絵は皆様必ずと言っていいほどの集中した時間を体験されます。普段の生活から解放される良い時間だったのではないでしょうか。