さて。2日目の記事がないのは、手術だったから。
ちょうどさ?ブラックペアン2、この前の日曜日で完結だったんだよね。
人生初の手術室。
向こう側の自動ドアから天城先生出てくるんじゃないか?ってくらい、ドラマのような光景でした。
朝9時頃に、点滴準備できたら声かけますって宣告受けるんだけど、実際に開始したのは11時。
これまで指摘された事なかったんだけど、血管が何気に見えにくくなってるみたいで3度目の正直でようやく…でした。
看護婦さん、気を使わせてしまってごめんなさい。
手術室の予約は13時で入ってるけど、たまに早まって突然呼ばれることがありますって。
処刑台に向かうかのような…(笑)
結局呼ばれたのは12時ころ。
自分の足で、左にお供の点滴スタンドを引き連れて手術室へのエレベーターに乗り込み、ここから先がもうドラマの世界ね。
銀色の自動ドアをくぐり抜けると手洗い場が並んでて…
病棟の看護師さんが同行してくれてさらにもう一つの自動ドアをくぐり抜けると、オペ看さんと麻酔科医さん?なのかな?
スタンバイして待っててくれて、ベッドへ臥床。
もうすごく新鮮でワクワク感が半端ない!
いやぁ、ドラマみたいですね!
ブラックペアン見てました??
このレントゲンっておれのなんですか??
思ってたよりも歪んでないっすか?これ…
と、めっちゃハイな患者ですいません。
皆さん優しく一つずつ答えてくれたのですが、レントゲンの下りは、『まさか他の患者さんのを張り出しませんよ』と爆笑されました(笑)
本人確認を済ませると、病衣を脱いで、バスタオルで隠して頂きつつ下着を脱いで…
どうせ寝たら見られるのに、きちんとそういう配慮してくださる気持ちも素晴らしいなぁと思いました。
酸素マスクを付け、『どうですか?』の質問に、冷たくて気持ちいいですと返答。なんかみんなで顔を覗き込むのでちょっと恥ずかしい(笑)
麻酔入りますね??
の声と、一瞬上腕あたりに重熱い感覚が来たなぁ…と感じで…
『みとさん?』
あー、これから始めますね?の声と思って、覚悟を決めて
『はい!』と元気よく返事をすると…
『おわりましたよ??』
えっ!?
マジ??
麻酔って気を失う…というイメージだったんだけど、率直な感想としては時間が飛ぶ…という感じでした。
『これから始まるのかと思いました』の返答に、皆さん苦笑い。
なんの苦痛もなく本当にありがとうございます。
と思ったんだけど…
苦しいのはここからですよね。
尿カテ入っているので、違和感というよりも尿意が凄いんですよ。膀胱炎のすごい重篤な感じみたいな。
排尿したいんだけど出ない…という具合で、これは苦しい!
帰りはもちろんストレッチャーでそのまま病室へ移動。
どう対処してよいのか分からずにいると、痛み止め流せますよってことで、点滴に追加して頂く…。
12時半に手術室に向かって、部屋に戻ったたのが2時半。痛み止め追加が3時間。
この日は食べ物もお薬も一切なし。
まぁあまり長い手術じゃなかったからかもしれないけど、他の人達が言うような、息苦しいとか気持ち悪いとか寒いとか、そういうのは全くありませんでした。
覚醒もスッキリだったので、とりあえず家族や今回の入院を知ってる方々に無事終わりましたとメールを打つのですが…
一件メールすると眠気で入眠…の繰り返し。
更に、足にはポンプ、右腕には血圧計の腕帯、左手には点滴とパルスオキシメーター、胸には心電図、下半身にはハルンバックとフル装備なもので、体の自由が効かないのよ。


ちょっと体動すると今度は尿意が酷いし。
なので、諦めて寝ました。腹も減るけど食えないしね。
睡眠は2〜3時間に1回くらい覚醒するけど、まぁ寝れないという程ではなかったかな。
先生が家族にも連絡してくださったみたいで、腫瘍は小さなものが1つだけだったので、退院もそんなに時間はかからないでしょうって。
そして3日目。
5時半に採血。
体がずーっと臥床していたせいか、腰と背中が伸びて、むしろいつもよりも楽。
そして朝食なしだと思っていたら、出ました。

めかぶ付きなのはありがたい。
けど、これで少しは痩せたかな?って思ったてたんだけど変わってなかった…結局食べられない分点滴で水分入ってるからね^^;
9時に先生の回診あって、経過は良好ですねって事でそこから安静解除。
足のポンプ外れただけで体が別世界です。
まるでドラゴンボールの、悟空が左右の手足に1トンの重りつける修行みたいでした。
とりあえず汗がダラダラなので、看護師さんに手伝ってもらいながら着替えして、座位立位の確認。ふらつき無し。
点滴スタンドは充電式だそうで、操作の仕方を教わり早速歩行開始。
もう、体が動く幸せですよね。
コーヒー買ってきちゃった。
11時、膀胱に抗がん剤を流す。真っ赤な注入液で毒々しい。
これ、流し込むだけだと思ってたら、一定の時間でまたシリンジに戻すんですよ。
それだけ強いお薬ということなのでしょうね。
こんな感じで一通りの治療は終了。
あとはフォーレの抜去。これ、何気に恐怖です。全麻してほしいくらい。
ちなみに今日の症状としては、カテーテル挿入部の痛みと頭痛ですね。どっちかというとこの頭痛の方が酷いかも。
さっき、点滴に痛み止めおかわりしてもらいました。