この夏、コメの値段はもっと上がるかも
コメの値段が上がっていますが誰も理由がわからないみたいです。少なくとも政府やマスコミはわかっていない。現場に行かずにいくらパソコンで検索してもわからないですから。
この問題についていろいろ思うところがあるのですが、とにかく生産が足りなくなっているのだとしたらどうなるか考えると…。
去年の夏後半にコメがスーパーから消えて、大臣さんが言いました。『もう少ししたら新米が出てくるのでしばしお待ちを…』と。
仮に12ヶ月分の消費量に対して11ヶ月分の生産しか出来ていなかったら、当然11ヶ月で品切れになります。それが今年も同じだったら。
…これまでは10月に消費していた新米を、去年は9月から消費しました。11ヶ月分しか生産できていないなら去年より1ヶ月早く7月で全部消費してしまいます。これが続けば毎年1ヶ月ずつ売り切れの時期が早くなってしまいます。その間、コメの値段は上がり続けます。政府は備蓄米の放出を決めましたが当座しのぎにしかなりません。
このコメの値上がり、今の日本が抱えている大きな問題が誰の目にも見えるカタチになって現れている部分だと思うのですが、とにかくかなりヤバいのかもしれません。
コメに限らず、商品でもサービスでもこの国が生産する以上に消費しているのならば…、企業や家計に置き換えて考えると単純ですがじきに破産します。
紙幣を刷ればいいと言う人もいますが、信用の裏打ちあっての紙幣ですから信用を失えば超円安になって結果は同じです。
生産を増やすことさへ出来たらいいのでしょうけど。
