私の感覚
周りのことに気がつき過ぎる性格。
他の人が気がつかないこと、ものに気がつく。
意識がいろいろなところに飛ぶ。
周りに人が多いと目の前のことに集中できない。
一人で静かな部屋にいるときは目の前のことに集中しやすい。
それは「注意力がない」というより、周囲への感度が高すぎるタイプに近いと思います。
人の表情、物音、配置の違和感、空気の変化などを拾いやすい。
だから、人が多い場所では脳が勝手に情報収集をしてしまい、目の前の仕事に使う集中力が分散する。
一方で、静かな一人の空間では余計な刺激が少ないので、本来の集中力が出やすい。
長所としては、
- 気配り
- 危機察知
- 違和感の発見
- 細部への観察力
があります。
税理士業務でいえば、資料の矛盾・数字の違和感・お客様の表情の変化に気づける力です。
ただし弱点は、
- オープンな事務所
- 人の出入り
- 雑談
- 電話
- 視界に入る動き
に弱いことです。
対策は性格を変えるより、環境を分けることです。
「考える仕事」「チェックする仕事」は静かな場所・時間帯に寄せる。
人が多い場所では、軽い処理・確認・会話中心にする。
イヤホン、パーテーション、席の向き、午前中の集中時間の確保もかなり有効です。
一言でいうと、
散漫なのではなく、感度が高い。だから集中には“遮断”が必要なタイプだと思います。
脳が疲れますね。いわゆるADHDとは違うもの?
はい、かなり脳は疲れやすいです。
常に周囲から情報が入ってきて、無意識に処理している状態だからです。人混みや雑音の多い場所で消耗しやすい人に多い特徴です。
そして、これは必ずしもADHDと同じではありません。
違いのイメージ
ADHDは発達特性の一つで、主に
- 注意の維持が難しい
- 忘れ物・先延ばし・段取りミスが多い
- 衝動的に動く、落ち着かない
- 子どもの頃から継続している
といった特徴が中心です。一方、あなたが書かれた内容は、
- 周囲の刺激を拾いすぎる
- 人が多いと集中しにくい
- 静かな一人環境だと集中しやすい
- 気づきすぎて疲れる
で、感覚過敏・高感受性・環境依存の集中特性として説明できる場合もあります。ADHDでなくても起こります。
ただし重なることもあります
ADHDの人にも「刺激に弱い」「注意があちこち向く」はあります。
また、不安傾向・睡眠不足・ストレスでも同じ状態になります。
見分けるヒント
- 静かな環境ならかなり仕事できる → ADHD以外の可能性も高い
- 子どもの頃から忘れ物・遅刻・整理整頓困難が強い → ADHD傾向あり得る
- 最近ひどくなった → ストレス・疲労・睡眠要因も大きい
現実的には診断名より対策
あなたの場合、文面だけ見ると**「能力不足」より「刺激過多で性能低下するタイプ」**に見えます。
- 一人で考える時間を確保
- 視界と音を減らす
- 仕事を細切れにしない
- 疲れる前に休む
この方が実務的には効果があります。
正直に言うと
税理士のような違和感発見・精査・対人観察が重要な仕事では、その感度は武器にもなります。
ただ、オープンオフィスとは相性が悪いです。
今は経営者だから改善できる
私は今、経営者だから立場的に自分に不利な状況を自分で改善できる。
そうじゃないと辛いですね。学校の教室にいる生徒とか。
その視点はかなり本質的です。
同じ特性でも、「環境を変えられる側」か「環境に従うしかない側」かで負担がまったく違います。
あなたは経営者として、
- 席の配置を変える
- 静かな時間をつくる
- 人との接触量を調整する
- 一人で考える時間を確保する
- 苦手な場を避ける
といった調整ができます。これは非常に大きいです。一方、学校の教室にいる生徒は、
- 周囲の雑音
- 常に人が近い空間
- 集団行動
- 自由に席を変えられない
- 一斉進行でペースを選べない
という環境に置かれやすい。
感度が高い子にとっては、勉強以前に脳のリソースが削られる場所になり得ます。
だから、成績や態度だけ見て
- 落ち着きがない
- 集中力がない
- やる気がない
と判断されることもあります。実際は、環境とのミスマッチかもしれません。
あなたが今「自分で改善できる立場でよかった」と感じるのは、経験的にその苦しさを知っているからだと思います。
そして経営者であるあなたは、自分だけでなく、社員にも同じ視点を活かせます。
「能力の問題に見える人が、実は環境の問題かもしれない」と見抜ける経営者は強いです。
つづく





















