七夕賞を勝って、今年の初勝利を上げたいんやろ | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



池江泰寿先生は、先週までにJRAで通算699勝を上げとって、「節目の700勝」まで「あと1つ」に迫っとります。

長く競馬をやっとる方ならよう知っとるんやろうけど、池江先生は、2011年の2月に調教師を引退した池江泰郎(やすお)先生の息子さんで、泰郎先生は、三冠馬ディープインパクトや、ステイゴールドや、メジロマックイーンとかでGIを18勝もして、それを入れて重賞を70勝、通算で845勝っちゅう実績を残しとりますな。

泰寿先生は、一浪して入った同志社大学の文学部を卒業してから、1993年の4月に競馬学校の厩務員課程に入って、その年の10月からは、オークスを勝ったケイキロクや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかを育てた浅見国一(くにいち)厩舎で厩務員をやって、12月からは調教助手をやって、1994年の6月には、泰郎先生の厩舎に移っとりました。

ちなみに泰寿先生は、1993年のコロネーションCを勝ったオペラハウス、1996年のジャパンCを勝ったシングスピール、2010年のイギリスダービーと凱旋門賞を勝ったワークフォースとか、強い馬を何頭も育てたイギリスのマイケル・スタウト厩舎と、エーピーインディ、フサイチペガサス、サンデーブレイクとか、日本の馬主さんの持ち馬を管理したことがある、アメリカのニール・ドライスデール厩舎で、1995年から2年くらい武者修行をしとったんですわ。

そんで、2004年に自分の厩舎を開業した泰寿先生は、初めの年こそ4勝止まりやったけど、2005年は20勝と、一気に数字を伸ばしとったし、2008年には51勝もして、初めて調教師リーディング1位になっとりましたな。

しかも、2011年の泰寿先生は、オルフェーヴルで牡馬のクラシックを全部勝って、親父さんと同じ「三冠トレーナー」になっとるし、結局この年は、重賞の11勝を入れて全部で49勝を上げて、「23億8602万円」の賞金を稼いどったんですわ。

そんで、2012年には2回目のリーディング1位になっとって、2017年は、アルアインを使った皐月賞、サトノアラジンを使った安田記念、ペルシアンナイトを使ったマイルCSとか、重賞を10勝、全部で「63勝」を上げて、3回目のリーディング1位になっとって、賞金も「18億4737万円」を稼いどったし、他の年も入れたら、先週までに重賞を80勝しとって、最初に書いた通り、JRA通算で699勝を上げとります。

そんで今週、泰寿先生の厩舎は、

■11日(土)

阪神2R・3歳未勝利→バーグアンノール
阪神5R・2歳新馬→ダノンシュネラ
阪神11R・マレーシアC→サンラモンバレー

■12日(日)

阪神2R・3歳未勝利→サトノマッスル
阪神4R・3歳未勝利→スターズプレミア

と、全部で5頭を使いますんで、どの馬にも、「早く節目の勝利を達成したい」っちゅう思いが込められとる筈やから、注目しとった方がエエやろ。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、宮本博厩舎が七夕賞に使う、吉木伸彦オーナーの持ち馬ノーブルマーズや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「馬主秘書のJさん」から届いた報告を紹介しときます。

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吉木伸彦オーナーの本業は、「東京メトロ千代田線・赤坂駅」(東京都港区)のすぐそばに本社を構え、会計ソフトの開発、会計・経営管理システムの構築、及びコンサルティングなどを行っている、「株式会社ビジネストラスト」の代表取締役です。

東京大学の法学部を卒業してから、農林中央金庫と太田昭和監査法人(現・新日本監査法人)に勤務していた吉木オーナーが、1990年、コンサルティング業務を行うために設立した「株式会社ビジネストラスト」は、その後、会計システムの開発に取り掛かり、

1996年→連結財務諸表作成ソフトの「連結大王」を発売
2000年→時価会計ソフトの「時価大王」を発売
2009年→金融商品時価算定システムの「エイペックス」を発売
2011年→大王シリーズの後継製品・「BTrex(ビーティーレックス)」シリーズを発売

といった形で次々とヒット商品を世に送り出し、順調に事業規模を拡大しております。

そして現在では、赤坂の本社に加えて、「大阪支社」と「名古屋支社」と「長野営業所」を擁し、クライアント数は、「旭化成株式会社」や「荏原製作所」や「株式会社サイゼリヤ」や「株式会社サイバーエージェント」や「日本電気株式会社(NEC)」や「日本KFCホールディングス株式会社」や「三菱重工株式会社」など、400社ほどの上場企業を含む約800社まで増えておりますので、同社を率いている吉木オーナーは、「非常に優秀な経営者」と言える筈です。

馬主としての吉木オーナーは、確か2011年からJRAで馬を走らせ始め、これまでに50頭以上を所有しており、一昨年までの5年間は、

2014年→4勝・獲得賞金3464万円
2015年→2勝・獲得賞金4249万円
2016年→9勝・獲得賞金1億0868万円
2017年→7勝・獲得賞金1億2004万円
2018年→5勝・獲得賞金1億7403万円

と、順調に成績を伸ばしており、特に一昨年は、過去最高の賞金を獲得しておりました。

しかし昨年は、「2勝・獲得賞金9534万円」と、前年を大きく下回っていた上、今年も悪い流れは続いており、先週までが「45戦0勝・獲得賞金4313万円」という成績に留まっているため、現在のオーナーは、「早く今年の初勝利を上げたい」、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えているのでしょう。

また、吉木オーナーは、馬主歴が浅い割に、「競走馬セール」に参加する機会が多く、昨年は、

■4月23日(火)の「JRAブリーズアップセール」→1頭を2160万円で落札
■7月16日(火)の「HBAセレクションセール」→1頭を864万円で落札
■8月19日(月)~22日(木)の「HBAサマーセール」→3頭を2311万円で落札
■10月15日(火)~16日(水)の「HBAオータムセール」→1頭を473万円で落札

と、計6頭を総額5808万円で落札していた上、今年は、4月28日(火)~30日(木)に行われた「JRAブリーズアップセール」に於いて、1頭を781万円で落札しておりました(落札価格は全て税込表記)。

当然、これまでの状況を踏まえると、これから行われる「競走馬セール」にも参加する可能性が高く、現在は、「セール資金を潤沢にしておきたい」とも考えているのでしょう。

そういった中、今週は、1着賞金4100万円(馬主の取り分は8割の3280万円)の七夕賞にノーブルマーズを出走させますので、私が吉木オーナーであれば、この馬を預けている宮本先生に、渾身の勝負仕上げを依頼します。

実際、私の元に届いている最終追い切りについての報告が、

「一昨日、レースでも乗る高倉君がCウッドで強めに追って、6Fが83秒2、終いの1Fが11秒9っちゅう時計を出しとりました。雨の影響でかなり馬場が渋っとったけど、軽快なフットワークで切れのある動きを見せとったから、力を出し切れるデキに仕上がったんやろ」

というものでしたので、好レースが期待できそうです。

また、吉木オーナーは、まだ重賞を勝てておりませんので、今回は、「ここで初の重賞勝ちを」という思いも込められているのでしょう。

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吉木伸彦オーナーが七夕賞に使うノーブルマーズについて、「馬主秘書のJさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。