宝塚記念のオイシイ情報を掴んどるんや | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんちは。
鎌田光也ですわ。



今週の火曜日、6月23日は、和田竜二君の「43歳の誕生日」やったんや。

知っとる方も多いやろうけど、彼の親父さんは栗東で厩務員をやっとった和田守さんで、守さんは、松永善晴厩舎におった頃、平安Sや東京大賞典とかを勝ったトーヨーシアトルを担当しとって、河内洋厩舎におった頃、中日新聞杯や札幌記念とかを勝ったヤマニンキングリーを担当しとった腕利きなんや。

しかも、今、牧田和弥厩舎におる兄ちゃんの和田裕一君も厩務員で、坂口正大厩舎におった頃、スプリンターズSとマイルCSとかを勝ったデュランダルを担当しとった腕利きなんですわ。

それに、乗り役の岩崎翼君は、竜二君の姉ちゃんの息子で、彼にとっては甥っ子にあたるんで、「筋金入りの競馬一家」と言えますな。

竜二君は、福永祐一君や古川吉洋君や柴田大知君や柴田未崎君や、今は調教師の高橋亮先生などが競馬学校の同期で、1996年に岩元市三厩舎の所属でデビューしとりました。

でもって、それからは皆さんもよう知っとる通り、テイエムオペラオーでGIを7回も勝っとるし、その他にも、ミッキーロケットで一昨年の宝塚記念を勝つなど、先週までにJRAで、重賞を44勝、通算で1310勝っちゅう実績を残しとります。

そうそう、彼はかなりの車好きで、確か今は、一番上のグレードやったら新車価格が2000万円くらいもする「ポルシェ・カイエン」に乗っとるんですわ。

そんで竜二君は、明日と明後日、阪神で、

■27日(土)

1R・2歳未勝利→ウインメイユール
2R・3歳未勝利→ノルフェーン
3R・3歳未勝利→メイショウドンド
5R・2歳新馬→スナークショウエン
6R・3歳未勝利→ウィズダイヤモンズ
8R・3歳上1勝クラス→ニシノダンテ
9R・出石特別→アビエルト
10R・京橋特別→グラディーヴァ
11R・水無月S→タイセイブレーク
12R・3歳上1勝クラス→ハーシェル

■28日(日)

4R・3歳未勝利→ニシノシロフネ
5R・2歳新馬→ワンダフルタウン
6R・3歳未勝利→ララペタンク
7R・3歳上1勝クラス→リメンバーメモリー
10R・花のみちS→サンライズセナ
11R・宝塚記念→ペルシアンナイト
12R・リボン賞→ブルーコンパクタ

と、全部で17頭に乗るんやから、どの馬にも、「勝って自分の誕生日を祝いたい」っちゅう思いが込められとるんやろうし、実際にどんなレースを見せてくれるんか、注目しとった方がエエやろ。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、森田直行厩舎が宝塚記念に使うモズベッロや。

この馬について、ワシと付き合いの長い「記者のF君」から届いた報告を紹介しときます。

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森田直行先生の親父さんは、名古屋競馬で乗り役をやってから、1972年の天皇賞・秋を勝ったヤマニンウエーブなどでお馴染みの中村覚之助厩舎で調教助手をやっとりましたな。

そんで、小さい頃から競馬が身近だった森田先生は、最初、乗り役を目指しとったんやけど、身長が伸び過ぎたんで諦めて、普通に会社員として働いとりました。

せやけど、親父さんが腰を悪くして、調教助手を辞めることになって、そん時に「お前だけでも競馬に関わってくれないか」と頼まれたんで、23歳の時に競馬学校に入って、1985年に長浜彦三郎厩舎で厩務員になっとります。

その後は、1988年から長浜博之厩舎で、1989年から福島信晴厩舎で、2007年から松田博資厩舎で、それぞれ経験を積んでから、2012年に、JRAでは初めて、現役の厩務員として調教師の試験に受かったんですわ。

調教師を目指す場合、厩務員から調教助手になって、それから試験を受けるのが普通やけど、体重が70キロ近くある森田先生は、調教師から「馬に負担が掛かるので乗らないで欲しい」と言われたことがあったそうで、調教に乗らんでええ厩務員のまま、調教師を目指すことにしたんや。

試験に受かった後は、2014年の3月に厩舎を開業するまで、技術調教師として、昔から仲が良かった矢作芳人先生の厩舎で、馬のことはもちろん、馬主さんとの付き合い方とか、厩舎をどうやって運営したらエエんかなども教わっとりました。

開業してからの森田先生は、最初の年が「4勝・獲得賞金9294万円」っちゅう成績やったけど、キョウエイアシュラを使った地方交流のオーバルスプリントで、初めて重賞を勝っとったし、その後は、

2015年→8勝・獲得賞金1億4576万円
2016年→8勝・獲得賞金1億9788万円
2017年→22勝・獲得賞金3億3869万円
2018年→21勝・獲得賞金5億7828万円

っちゅう形で順調に実績を積み重ねとって、特に一昨年は、ダイメイプリンセスを使ったアイビスSDで初めてJRAの重賞を勝つなど、今までで一番の賞金を稼いどったんですわ。

そんで去年は、ダイメイプリンセスで北九州記念を勝ったんやけど、他の馬がイマイチやったんで、「17勝・獲得賞金3億0613万円」と、一昨年を大きく下回ってしもうたんやから、今年の森田先生は、「キッチリ巻き返したい」と考えとるんやろうし、実際、モズベッロで日経新春杯を勝つなど、先週までに9勝を上げて「2億5067万円」の賞金を稼いどって、去年の同じ時期(6月4週目まで)の「7勝・獲得賞金1億1914万円」を上回っとるんや。

そんな中、今週は、1着賞金が1億5000万円の宝塚記念にモズベッロを使いますんで、ワシが先生やったら、「賞金の高いレースを勝って、もっと厩舎に勢いを付けたい」と考えて、気合いを入れて仕上げますわ。

実際、ワシのところに届いとる、最終追い切りについての報告が、

「一昨日、坂路で一杯に追われて、4Fが54秒5、終いの1Fが12秒1っちゅう時計を出しとりました。1秒0先行しとったラブスピール(3歳1勝クラス)を追い掛けて、力強い脚捌きでグングン差を詰めると、最後はアタマ差先着しとったわ。全体の時計は少し掛かってしもうたんやけど、鞍上が仕掛けると抜群の反応で伸びとったんで、デキの良さには太鼓判が押せますな」

っちゅうもんやったから、上位に食い込んでくる可能性があるやろうな。

それに、森田先生の厩舎は、まだGIを勝てとらんので、今回は、「ここで初めてのGI勝ちを」ちゅう思いも込められとる筈ですわ。

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森田直行厩舎が宝塚記念に使うモズベッロについて、「記者のF君」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。