ダービーと目黒記念では、「大阪府立大学の獣医学科OB」の動向に注目や | 鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

鎌田光也(元騎手・元調教助手)のブログ

中央(JRA)の乗り役(騎手)と調教助手として、40年以上も馬と関わってきたワシが、「自信を持ってお勧めできる馬」を紹介するために始めたブログですわ。

こんばんは。
鎌田光也ですわ。



村山明厩舎のサクラアリュール(牡5歳・父 ゴールドアリュール)は、次走の予定が6月6日(土)のスレイプニルS(東京・ダート2100m)になっとります。

この馬は、今年、

1月13日(月)の成田特別(中山・ダート2400m)→3着
2月1日(土)の4歳上2勝クラス(東京・ダート2100m)→3着
2月16日(日)の4歳上2勝クラス(東京・ダート2100m)→1着
4月12日(日)の梅田S(阪神・ダート1800m)→3着
4月26日(日)の桃山S(京都・ダート1900m)→1着

と、5戦全てで馬券に絡んどるんですわ。

サクラアリュールを管理しとる村山先生は、1987年に競馬学校の騎手課程に入って、京都新聞杯を勝ったトーヨーチカラとかを育てた斉藤義美厩舎から、1990年に乗り役としてデビューしとりました。

競馬学校の第6期生やった村山先生は、現役の乗り役やと、江田照男君と北沢伸也君と浜野谷憲尚(のりひさ)君が同期で、もう調教師になっとる牧田和弥先生も同期なんですわ。

村山先生は、1999年に、それまでずっと世話になっとった斉藤義美厩舎から、ジャパンCを勝ったマーベラスクラウンや、宝塚記念を勝ったマーベラスサンデーとかを育てた大沢真厩舎に所属を変えとりました。

そんで、2001年に大沢さんが引退した後は、一度、フリーになったんやけど、その後は、松田国英厩舎と松元省一厩舎と角居勝彦厩舎に所属しとって、2007年の2月に乗り役を引退してからは、最後に所属しとった角居厩舎で調教助手をやっとったんや。

ちなみに、乗り役やった時の村山先生は、キンセンアラシに乗った1994年の中京障害S・秋(今の阪神ジャンプS)と、サンフォードシチーに乗った2000年の武蔵野Sっちゅう重賞2勝を含めて、通算で218勝を上げとりました。

2008年、調教師の試験に受かった村山先生は、その年の9月に厩舎を開業したんやけど、最初の年は、スタートが遅かったこともあって、「4勝・獲得賞金6234万円」っちゅう成績やったんですわ。

せやけど2年目は、テスタマッタを使ったジャパンダートダービーで、初めての重賞勝ちを交流G1で飾っとって、JRAでも「19勝・獲得賞金3億9288万円」っちゅう数字を残しとったし、3年目は、「25勝・獲得賞金4億7928万円」っちゅう形で、順調に成績を伸ばしとりました。

それに、2012年は、テスタマッタを使ったフェブラリーSで初めてJRAのGIを勝っとったし、2014年には、コパノリッキーでフェブラリーSを勝つなど、全部で27勝を上げて、今までで一番の「7億5692万円」っちゅう賞金を稼いどったんや。

こういう風にエエ成績を残せとるんは、騎手やった頃で言うたら、松田厩舎におったタニノギムレットやキングカメハメハとか、調教助手やった頃で言うたら、角居厩舎におったウオッカやカネヒキリやトールポピーとか、走る馬の稽古に関わっとった経験を、よう活かせとるからなんやろ。

しかも村山先生は、開業待ちやった2008年に、2006年のブリーダーズCクラシックを勝ったインヴァソールでお馴染みのキアラン・マクローリン厩舎とか、アメリカとオーストラリアの厩舎でも馬のことを教わっとったんやから、そん時の経験もよう活かせとるんでしょうな。

けど、去年までの5年間は、

2015年→28勝・獲得賞金5億7099万円
2016年→15勝・獲得賞金3億5986万円
2017年→16勝・獲得賞金3億0338万円
2018年→22勝・獲得賞金4億1288万円
2019年→12勝・獲得賞金3億2084万円

っちゅう形で賞金が伸び悩んどったし、今年に入ってから先週までは10勝を上げとるんやけど、稼いだ賞金は「1億8903万円」と、2014年の3割にも届いとらんのやから、今の先生は、「賞金の高いレースを勝って一気に稼ぎたい」と考えとるんやろ。

せやから、1着賞金が2200万円のスレイプニルSに向けて、村山先生がサクラアリュールをどう仕上げてくるんかをキッチリ確認して、馬券に活かしたいとワシは考えとります。

そうそう、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。

今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。

「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。



そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、

松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎

で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。

なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。

正確に言うたら、「馬券で食っていける自信」を持てるようになったんや。

そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。

で、ここからは、手短に「今週のお勧め」を紹介しとくで。

今回、ワシがお勧めするんは、友道康夫厩舎が登録しとる、ダービーのヴァルコスとマイラプソディ、目黒記念のポポカテペトルや。

この馬について、ワシがお世話になっとる「元調教師のHさん」から届いた報告を紹介しときます。

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友道康夫君は、大阪府立大学の獣医学科を出とって、競馬学校の厩務員課程を出た1989年からは、浅見国一さんの厩舎で厩務員と調教助手を、1996年から調教師の試験に受かった2001年までは、松田国英君の厩舎で調教助手をやっとりましたな。

ちなみに、彼がこの世界に入ろうと決めたんは、大学で馬術部に入っとったように、元々、馬が好きやったし、学生の頃に、スペシャルウィーク(1998年のダービーなどGIを4勝)や、アグネスデジタル(2001年の天皇賞・秋などGIを6勝)とかを育てた白井寿昭さんが、1978年に調教師の試験に受かった時、スポーツ新聞の「競馬サークル出身者以外では、初めての大卒調教師」っちゅう記事を見て、「自分も調教師になりたい」と思ったことがきっかけなんですわ。

友道君が浅見さんの厩舎におった時には、重賞を3つ勝ったヤマニングローバルや、阪神3歳牝馬S(現在の阪神ジュベナイルF)を勝ったヤマニンパラダイスとかがおって、松田君の厩舎におった時には、ダートの重賞で活躍したゴールドティアラやブロードアピールとかがおったんやから、走る馬を間近で見るっちゅう、ホンマにエエ経験ができたんやろ。

2002年の11月に自分の厩舎を開業した友道君は、その年が3勝止まりやったけど、次の年は一気に19勝まで数字を伸ばしとりました。

しかも彼は、レースを多く勝つだけやなくて、ワンモアチャッターを使った2005年の朝日チャレンジCで初めて重賞を勝つと、アドマイヤジュピタを使った2008年の天皇賞・春で初めてGIを勝つなど、今までにJRAのGIを12回も勝って、これを入れて重賞を全部で43回も勝っとりますな。

2012年の友道君は、ヴィルシーナでクイーンCを勝つなど、「37勝・獲得賞金8億6631万円」っちゅう数字を残しとって、それから2015年までは2012年の成績を超えられなかったんやけど、去年までの4年間は、

2016年→38勝・獲得賞金13億3415万円
2017年→43勝・獲得賞金13億7646万円
2018年→43勝・獲得賞金14億9300万円
2019年→36勝・獲得賞金14億6996万円

と書けば分かる通りで、4年続けて10億円以上の賞金を稼いどったし、今年は先週までに24勝を上げとって、これは矢作芳人厩舎と並んでトップの数字なんや。

せやけど、賞金は「4億7340万円」と、先週までに「7億1123万円」を稼いで1位の矢作厩舎に「2億3783万円」の差を付けられとるんやから、ワシが友道君やったら、「賞金の高いレースを多く勝たなアカン」と考えますわ。

そんな中、今週は、1着賞金が2億円のダービーにヴァルコスとマイラプソディ、5700万円の目黒記念にポポカテペトルを登録してきましたんで、どの馬も気合いを入れて仕上げるやろうな。

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友道康夫厩舎が登録しとる、ダービーのヴァルコスとマイラプソディ、目黒記念のポポカテペトルについて、「元調教師のHさん」から届いた報告は以上ですわ。

そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。

せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(おぐりのりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(やまだよういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一(こにしせいいち)さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。

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ほなまた。