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おはようさん。
鎌田光也ですわ。
中竹和也厩舎のカデナ(牡3歳・父ディープインパクト)は、次走の予定が、10月29日(日)の天皇賞・秋(東京・芝2000m)ですな。
この馬は、去年の京都2歳Sと、今年の初戦やった弥生賞を連勝して、春のクラシックに向かったんやけど、皐月賞は9着、ダービーは11着っちゅう結果でしたな。
そんで、秋の初戦やった先週の神戸新聞杯で9着に負けとって、陣営は、長い距離は厳しいっちゅう判断をして、菊花賞は使わんと、天皇賞・秋に向かうと決めたんや。
天皇賞・秋と同じ東京の芝2000mでは、去年の百日草特別でアドマイヤミヤビの2着になっとるし、この馬の兄ちゃんのスズカコーズウェイは、東京で京王杯SCを勝っとるんで、菊花賞より天皇賞・秋のほうが合っとるとワシは見とるんや。
それに、中竹先生の厩舎は、ジョーカプチーノを使った2009年のNHKマイルCを勝ってから、GIレースを勝っとらんので、今は、「久し振りにGIレースを勝ちたい」と考えとる筈なんで、レースに向けて、先生がカデナをどう仕上げてくるんか、最後までしっかり見極めて、天皇賞・秋の馬券に活かしたいと思っとります。
で、もう何度も書いとるんやけど、多くの方によう知って欲しいんで、今日も改めて、ワシの今までのことを書いておきますわ。
今、このブログを読んどる方の中に、「知っとる」っちゅう方がおったら嬉しいんやけど、ワシは中央(JRA)で、1972年から1986年まで乗り役(騎手)をやっとりました。
「見飽きたわ」って言われるまでは載せ続けるつもりやけど、これは、ワシが障害の重賞(1979年の阪神障害S・春)を勝った時の写真やな。
そんでワシは、1986年に乗り役を辞めてから、調教助手として、
松田博資厩舎
田島良保厩舎
新川恵厩舎
浜田多実雄厩舎
で働いとって、2013年の6月に調教助手を辞めたんや。
なんで辞めたか言うたら、「馬券を買いたい」と思うようになったからなんですわ。
正確に言うたら、
「馬券で食っていける自信」
を持てるようになったんや。
そんでもって、自信だけやなくて、ちょこちょこ結果も出とるんやから、乗り役やった頃の経験と、調教助手やった頃の経験は、意味があったちゅうことやな。
で、ここからは、手短に「今日のお勧め」を紹介しとくで。
今回、ワシがお勧めするのは、松永昌博厩舎がシリウスSに使うモルトベーネや。
この馬について、ワシが仲良くしとる「記者のF君」から届いた報告を紹介しときます。
……………
松永昌博先生は、乗り役やった時に、バンブーメモリーで勝った1989年のスワンSや、オースミシャダイで勝った1990年の阪神大賞典や、ナイスネイチャで勝った1991年の京都新聞杯と鳴尾記念など、2002年に引退するまでに、重賞を23勝しとって、全部で544勝を上げとりましたな。
乗り役を引退した後の先生は、義理のお父さんの松永善晴先生の厩舎で調教助手として経験を積んで、2005年に調教師の試験に受かって、次の年に厩舎を開業しとります。
最初の年は、「7勝・獲得賞金1億1276万円」っちゅう成績やったけど、次の年には、「19勝・獲得賞金2億8294万円」と大きく成績を伸ばしとって、2008年は「26勝」、2009年は「25勝」、2010年は「25勝」、2011年は「22勝」と、ずっと「20勝以上」をキープしとりました。
そん中でも2011年は、エイシンアポロンを使ったマイルCSで初めてGIを勝つなど、重賞を4勝して、今までで一番多い「8億0718万円」の賞金を稼いどったんやから、先生にとってホンマにエエ年やったんでしょうな。
そんで2013年は、「33勝」っちゅう、今までで一番の勝ち星を上げとるんですわ。
けど、その年の賞金は「6億0460万円」と、2011年より2億円以上も少なかったんで、きっと、それから松永先生は、「2011年のように多くの賞金を稼ぎたい」と考えとったんでしょうな。
けど、去年までの3年間は、
2014年→21勝・獲得賞金4億9696万円
2015年→19勝・獲得賞金4億5568万円
2016年→19勝・獲得賞金4億2464万円
っちゅう形で、勝ち星と賞金のどっちも2013年を下回っとります。
せやから、今年の松永先生は、「キッチリ巻き返したる」と考えとる筈やけど、実際、モルトベーネでアンタレスSを勝っているものの、他の馬がそれほど活躍できてらんから、先週までの成績は「17勝・獲得賞金3億2968万円」っちゅう数字で、去年の同じ時期(9月4週目まで)の「16勝・獲得賞金3億2839万円」とほぼ同じペースなんやから、きっと今は、「もっとペースを上げなアカン」と考えとる筈ですわ。
こういう風に勝ち星と賞金が伸び悩んどるのは、さっき書いた通りで、今年はモルトベーネでアンタレスSを勝って、それを含めて先週までで、17勝を上げとるんやけど、2着が15回と、取りこぼしが多いことですな。
そんで今日は、1着賞金3600万円のシリウスSにモルトベーネを使うんで、きっと松永先生が、「ここを勝って、厩舎に勢いを付けたる」っちゅう思いで勝負を懸けてくるとワシは見とったし、27日(水)の最終追い切りでは、レースでも乗るデムーロ騎手が坂路に入れて、4Fが56秒0、終いの1Fが12秒5っちゅう時計を馬なりで出しとりました。
全体の時計は地味なもんやったけど、脚捌きが軽快やったし、今回は5ヶ月の休み明けやけど、馬体の張りと毛ヅヤの良さも目立っとりましたから、前走のアンタレスSを勝った時と同じように、松永先生がキッチリ仕上げてきたんやろ。
……………
モルトベーネについて、「記者のF君」から届いた報告は以上ですわ。
そんで、ワシは今、「パーフェクトホースマンズ」の一員として活動しとって、ここのホームページや、ブログなどでは、エエ情報をぎょうさん公開しとるんや。
せやから、このブログを読んどる皆さんには、「パーフェクトホースマンズ」のホームページや、元JRA馬主の小栗範恭(のりやす)さんや、元JRA調教師の山田要一(よういち)さんや、元JRA厩務員の小西聖一さんのブログも、絶対に読んだ方がエエとお勧めしとくで。
★ パーフェクトホースマンズのHPはこちら ★
★ 元JRA馬主・小栗範恭(のりやす)のブログはこちら ★
★ 元JRA調教師・山田要一(よういち)のブログはこちら ★
★ 元JRA厩務員・小西聖一のブログはこちら ★
ほなまた。