横着な社長が、羽田空港に着いた。

2番出口から外に出ると、

タクシー乗り場は、一番はしっこの8番出口の前。


たった「3分」さえも、歩きたくない社長は、

偶然、空港までお客さんを乗せて来て空車になったタクシーを、

目の前で捕まえた。



タクシー
「お客さん、困ります。

向こうのタクシー乗り場から乗ってもらわないと。」



社長
「良いじゃないか、お金はちゃんと払うんだから。」



タクシー
「もう・・・。

じゃ、じゃあ、早く乗って下さい。後ろの車が居るので!

バタン。

ふう、いつもだったら後ろから別のタクシーにすぐクラクション鳴らされるんですが、

まぁ今日は大丈夫だったので・・・特別ですよ。

次からは、ちゃんとタクシー乗り場まで歩いてくださいね!

で、どこまで行きましょうか?」



社長
「え?

だから、向こうのタクシー乗り場まで行ってくれ。

歩くのめんどくさいから。」




タクシー
「・・・。

質問を変えますね。

向こうのタクシー乗り場で乗る予定のタクシーで、

どこへ行きますか?」



社長
「なんでそれを、お前に言わないとイケないんだ。」


タクシー
「行けるんですよ、このタクシーで。

その、行きたいところまで。」





そんなバカなと思うかもしれない。

でも、この日常にはそんなことばかりだ。



あなたは、

「どこか」を経由して、その後、

ゴールを目指そうとしている。

でも、実は「今すぐゴール」へ到達する方法もあるのだ。




100万円を手に入れて、

それで、何かをしようとしているかもしれない。

でも、100万円を手に入れずに、

その「何か」が出来るのだ。



定年退職をして、

その後、趣味のダンスに没頭しようとしてるかもしれない。

でも、定年を迎えた頃のあなたの「ヒザ・肩・腰」に、ダンスは出来ないかもしれない。

ルルが効かない年を「経ずに」、いますぐ踊ればいい。



そして、

ニンゲンは「○○」を得たら、その後「幸せを感じよう」と全行動を起こしている。

恋人を得たら、幸せを感じよう、

豪邸を建てたら、幸せを感じよう、

バイト頑張ったら、幸せを感じよう。




運転手
「お客さん、行けるんですよ。

その行きたい場所に、直接このタクシーで。

どこかを経由せずに。」




今日も羽田空港では、

タクシーに乗って、タクシー乗り場まで行こうとしている横着者が居る。

そして、それを笑う人たち全員が、

同じ事を日常でしている。



今すぐ「幸せ」を感じてみよう。

何も経由せずに。


本来、ここが本当の「幸せ」の場所だ。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

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▼この記事を書いた人 Writer's Info

さとうみつろう

日本の作家・ミュージシャン。高校生の長男コクトウ君と、小6の長女ザラメちゃん、5才になった次女ミリンちゃんの3児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…

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