去年のこと。
とある関西の登山道で若者たちとすれ違って。
若者A
「おれ、前はこの山を2時間で登って降りてきたんやで!
普通の人なら4時間はかかる山やのに。凄いやろ!」
若者B
「俺なんて、一時間半で往復出来るでぇ。」
と、自慢し合っていた。
若者にありがちな体力自慢か足の筋肉自慢なのだろうが、
横から見てた老人からすると(誰が老人?)
それって結局、
いかに山の中に居る時間を減らせるかを、競ってるわけだ。
・・・。
山の中にいかに長い時間居られるのか
が、山を楽しみに来た真の理由だと思うけど。
小鳥のさえずり、木漏れ日、滝の音、濃い酸素
それらを、少しでも長く堪能したいはずなのに。
彼らは踏ん張って息を止め、
必死に山をかけ登り、転がり落ちるように、
排気ガスだらけの街へとすぐに戻って行った。
大人の社会勉強会
★第4回令和塾★
『育てない子育て』
講師:船越康弘先生(自然食料理人)
日時:令和元年8月17日(土)
場所:エルおおさか
↓よくよく考えたら「滑稽」に見えるこの行動と、
僕らはたいして変わらないことを、この日常でしている。
人生って何だろう?
急いでいるのは何故だろう?
「いかに山の中に居る時間を減らせるか!」を競っていた愉快な若者と、
「日々をあくせく急いでいる」あなたに、違いなんて無い。
森の新鮮な空気を「いかに長時間」吸うか、
小鳥のさえずりを「いかに長時間」鼓膜で味わうか。
「いかに長い時間、この世を楽しむか」こそが、この世界へやって来た理由なのに、
踏ん張って、息を止めて、景色も見ないで、
転がり落ちるようにと、あの世へ還って行く。
僕もそうだけど、みーんな「すぐに辿り着きたい」と思っている。
すぐに出世して、すぐに金持ちになりたい。
すぐに白馬の王子様に会って、すぐに幸せな家庭で眠りたい。
すぐに、すぐに辿り着きたい。
でも、「辿り着く」のが目的なら生まれた瞬間に死んだ人が最速ゴールな訳で。
人生はきっと「辿る」ことが目的だから。
過程を楽しもう。
ゴールするのが目的じゃないさ。
ゴールを目指している「今」が、
辿り着いていない「今」が、
何も手に入れられてなくて、どうしようもない「今」が。
その「今」が。
その「今」を。
あなたは楽しみにして、
山道へと入ったのだから。
辿り着くなんて、まっぴらだ。
せっかくやって来た人生、
パパパッと終わらせて、すぐに排気ガスだらけの街に飛び出すなんて。
まっぴらだ。
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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