昨日はプリプロ（レコーディングのためのレコーディング）のためにスタジオに入っていて、
お昼にドラムのヒロトさんと蕎麦を食べに町へ出て。
新次郎は１０割そば
ゲップしながらスタジオへの戻りの車でバックシートからヒロトさんが
「えっ！！！」とか叫ぶのでゴキブリでも出たかと思ったら、
「LINEニュース、安倍元首相が撃たれたって」と。
14時くらい。
「生きてくれ」と思いながら午後もスタジオで作業して17時30分に解散、
やっとスマホが触れる状況に。
検索するとツイッタートップはまだ「心肺停止」だった。
何があったのか？と記事を色々見て回ってたら、
3分後にトップが「死亡」に変わった。
もちろん、検索している間に死んだわけじゃないと思うけど、
調べ始めた時には「まだ生きてる」情報で、
調べてる途中で「死亡」に変わるのは、
なんだか凄く無力感があった。
日本のためにご尽力された安倍晋三元首相のご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。
長年このブログをお読みの方はご存じの通り、
みつろうは安倍首相が大好きでして、
さっき過去記事をザっと調べてみると10年くらい前から「安倍首相は良い人だよ！」が始まっていて（⇒① ②）、
もちろん当時から大バッシングに逢ってました。
僕は基地反対派ですし（沖縄人として）、
原発反対ですし（元電力社員として）、
とにかく何が何でも逃げてでも⇒「戦争なんてするな！」な思想なもんで、
「安倍首相が好きとはどういうこっちゃい！」
「お前、三宅洋平の応援演説してたじゃん！」
とか叩かれました。
好きになり始めた最初のきっかけは、
昭恵夫人の友達から、安倍首相の話しを直接聞いたから。
キムタクの遠い親戚の話しより、静香の近い友達の話しを信じるタイプなもんで。
？？？
お堅いタイプなもんで。
それまで持っていた、
「TVの中の人」
「遠い架空の人物」
「”総理大臣”という役職名の人」
という印象から、
「実際に生きている人間」、
「奥さんも居て」「人間くさい」
「俺らと何も変わらないんだ・・・」
へと変遷して行った。
例えば、
昭恵夫人が、「2度目の首相就任は、本人も周囲も絶対に無いと思っていたから本当に驚いた」
とか聞いてると、
「あぁ、日本の首相って裏では次に誰にするのか決まってると思ってたのに、
そうじゃなくて、その本人さえも知らないまま首相になるんだ。
じゃあ、時の組み合わせなんだ。」
と心底思った。
どこか遠い人だと、文句が言いやすい。
どこか偉い人や、役職名としての「総理」だと、
「陰謀が裏でうごめいているのさ」と、あらぬ想像を勝手にしてルサンチマン解消の道具に使いやすい。
でも、実際は違ったのだ。
日本のトップですら、僕らと同じただの人間が会社を辞めて、
選挙に手を挙げて、
選挙活動をして、頭下げて、時の運とかも相まって首相になるんだ～と痛感した。
だから、「安倍さんも人間だよ～」と10年前にFacebookに書いてみたら、
もう大バッシングよ(笑)。
自分の国の総理大臣を「人間だと思うよ」って言っただけで、
こんなにも叩かれるんだと、
マジでヒイタ。
ネットで集めた情報だけを組み上げて「悪い人」だと決めてる人が、
こっちは「奥さん」という実際のソースからの情報で「良い人」だと言ってるのに、
・次の首相は誰が成るのか裏で決まっている
・DSの造り上げたゴム人間だ
とか平気でコメント欄に書いてくる現状に・・・、
まぁ有り難いかな、その人たちのお蔭で、
「あれ？この人たちの方がズレてるかも？」と気づけたから良かったんだけど。
たぶん、今回も色々と出るんだろう。
陰謀が好きな人たちから意見が。
その前に、その人たちは。
「安倍が悪の親玉」
「全てを裏で動かしている」
と言っていたけど、
そんな「全てを動かせる人」が、儚くもろく「死ねる」というこの一点だけに対してでも、
どう解釈するのか教えて欲しい。
思い通りに世界を動かせる人が、目の前のSPさえも動かせない現実をどう説明するのかを。
「本当は生きている」とかそんな、アホみたいな話しだけは無しで。
首里城が燃えた日と、同じ虚無感を感じたなぁ～。
「コントロール出来ている」人なんて居ないんだなぁ↓
人は、死ねる。儚く、人は死ねる。
誰もが、偶然の上を今日も生きている。
悪が「裏でまとまっている」「全てをコントロールできている」だなんて、
僕には到底思えない。
黒幕は居ない、偶然が組み上がって黒く見えるだけ。
↓2年前に安倍さん辞職した際のお疲れ様記事↓
もちろん、これまでもこれからも僕は沖縄への基地押し付けは大反対だし、
原発再稼働も意味不明で、戦争とかマジやめて欲しいし、
ワクチンとか「利権のたまもの」以外の何でもないと思っているけど。
自分の意見の反対側にも、同じ人間が居るとずっと信じています。
これを境に、「陰謀論」、やめてみませんか？
同じ人間として生まれ、同じ人間としてこの国のことを考え、
本当は政治家にならなければもっと良い給料もらえるのに、選挙に手を挙げて、
同じ人間として（誰かナゾの悪の組織に守られることも無く）、
同じ人間だから病気もして（ナゾの悪の団体が持ってる万能薬も飲めず）、
その病気を押してまで2回目の首相になり、
同じ人間として「コントロールできない現実」の中凶弾に倒れ、
同じ人間として、奥さんにだけは辛い思いをさせたくない！と生きる希望を救急車の中で燃やし
同じ心臓を持つ人間として、同じ心臓を持つ人間だから、病室で死んで行った
世界中、どこまで行っても。
きっと「同じ人間」がそこに居るのだろう。
どこにも「現実をコントロール」できる悪人なんておらず、
儚く生きて、もろく死んで行く、
同じような人間が75億人。
一人一人全員の家を訪ねてどこまで調べてみても、きっとみんな「同じ人間」なのです。
日本のためにご尽力された安倍晋三元首相のご冥福を、
心よりお祈り申し上げます。
それと同時に、「根拠がない陰謀論」に気づける人が増えることも、
併せて祈らせて頂きます。
※文中に出てきた過去記事の一覧です。
もしお時間あれば全部読んでみて
ちょうど10年前の記事↓
2年前首相を辞めたとき↓
それは恐ろしいくらいに「平等」であり、
「何かだけ」を守ろうという執着なんて絶対に無いのだろう。
はかなさとは、恐ろしいくらいの平等の事。
誰にも肩入れしない。
特別など無い。だから首里城さえも燃えれる。
このとき10年前も安倍さんが首相だったみたい↓
↓ルサンチマンって？
↓今日は下の２つのボタンを押す祭、
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さとうみつろう
日本の作家・ミュージシャン。中3の長男コクトウ君と、小5の長女ザラメちゃん、3才になった次女ミリンちゃんの３児のパパ。石垣島で生まれ中学は大分県、大学は北海道。社会を変えるためには「1人1人の意識の変革」が必要だと痛感し、大手エネルギー企業から独立。本の執筆や楽曲の発表を本格化し、初の著書がシリーズ累計30万部のメガヒットを記録。10代の若者を中心に多くの支持を集める。ところ…
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