主人公で生きる〜私が私の望みを叶える〜 | 素直な気持ち

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floweringセラピーが好き
お料理が好きな私が素直な気持ちを背伸びをせずに自分らしく表現するブログです。
人生諦めていたところから、心の学びをし、いろんな出来事や出会いがあり、自分を愛せるようになってきました。

44年前に泣きながら飛び出していった母に

時を超えて会いに行った話の続きです。





母の家に行く道中


地方の物産展がやっていて


そこで、岡山のきび団子を買いました。


会えるか会えないかはわからなかったけど、会えなければ玄関先に置けばいい


そう思いました。


きび団子を食べて、体の中の病気を追い出すくらい元気になって欲しい


そう思ったのと、桃太郎、さる、キジ、犬のパッケージに包まれて可愛かったからです。



昨年、母が急に死んでしまったらどうしようと、住所も何もわからないのに会いにいくんだと


プリザードのお花を買って

叔母に住所を教えてください!と頼み込んだことがありました。



その時に買ったプリザードのお花、私の家に飾ってましたが

母を想って買ったものだったので、持っていきました。


そして、直接渡すことができる日がくるなんて。


「あら、可愛い」

「きび団子なんて久しぶりだわ」「お花、どこに飾ろうかしら」


そんなことを言って喜んでくれました。


「ごめんね、うちに何もなくて。なんかなかったかしら」

そう言いながら、苦しそうに咳をゴホゴホして冷蔵庫に歩いていき


キュウイを切って出してくれました。


母の作った料理を食べた記憶もなければ、一緒に食べた記憶もないので


キュウイを半分に切ってる姿をみて


もうそれだけで嬉しかったです。


そして、「ご飯を一緒に食べない?」


そう言ってくれて、車に乗せてくれました。


肺小細胞癌末期、更に脳に転移をしていて


もう5年前に1年半の余命と宣告されてからも生きている母

 

ちょっと動くとゴホゴホ

ゼイゼイして「ごめんね

こんな感じで苦しいのよ」と言ってました。


でも、何故かものすごい力が宿ってみえて、たくましく


自分でも、「私は我慢強いの」そう言う母は、

もう12年もカーブスに通い


痩せ細ってゴホゴホやってるけど、できるマシーンだけやって筋トレしてるというから驚きでした。


こういう謎の根性と継続力


私にもあります。


これは、母譲りだったのかもしれません。


​小さい私のしたかったこと

79歳の母は、まだ頭はしっかりとしてみえましたが


年齢的なものも感じました。


ご飯を食べに行こうと車に乗ったはずが、気づいたら私を駅に送ろうとしていたことに自分で気づき


「あらやだ、ご飯食べに行くんだった!」とハンドルを切り返してました。 


命があっても、私のことがわからなくなる


そんなこともあることも

私がこのタイミングで突撃した理由の一つでした。


そして、和食のレストランへ


「なんでも好きなものを食べてね」そんなことを言ってくれ

ました。


夢のようでした。


母が目の前にいて

一緒に食事ができる。


辛すぎて日常の記憶を消してしまったのかも知れず

記憶に残ってなくて…

私にとっては初めての一緒に食べる食事でした。


私の食べたいものはただ一つ


「お母さんと同じものを食べたい」


そう口に出せませんでしたが、母が「これにしようかな」と言ったものを、私も注文しました。




お蕎麦や天ぷら

同じものを「美味しい」と

同じ瞬間を味わえることに


嬉しさが込み上げて

涙が時折でながら、食べました。


母も同じように時折涙ぐんで

「美味しいね」と言葉にしてました。



​LINEを交換


いろいろな話しをする中で

今までやりとりをしていたショートメールじゃなくて


LINEはできないかと聞いて


LINEも交換してもらいました。


操作がわからないというので、私がスマホを借りて登録をしました。


これで今までよりも、距離が近くなったというか

連絡をしやすくなり

一緒に撮った写真も送りました。


​主人公で生きる

食事が終わって、車にのって駅まで送ってくれました。


別れ際も寂しさはなくて、心が満ちているのを感じました。


次の約束はしませんでしたが


「またいつでも来て」


そう言ってくれたあと


「あ、でも次来る時は連絡してね。いない時もあるから」


そう言っていました。


「また、いつでも来て」


たった数時間前には想像もできない言葉をかけてもらい

私のハートが喜びで満たされていくのをゆっくり感じながら

帰りの電車に揺られ

時折、涙がでました。


母に会えたこともですが


私が私の望みを叶えてあげられたことに

いざとなったら飛び込む勇気に


自分でも胸がいっぱいになって

涙がでました。


今年1月1日


今年の目標に

「主人公で生きる」


そう書きました。




欲しいものを欲しいと

自分のハートに正直になって

表現すること


被害者から抜け出て、主人公として生きること


現実とは、自分が創造していくものだということ


今回の出来事を通して

体験し、晴れ晴れとしています。


はからずも、この

「主人公で生きる」のイラストを描いた方に、にがおえを習うこととなるという恩寵


私の人生は、壮大なシナリオがあるようですが


配役も魅力あふれる方々がたくさん。


たくさんの方々が

今回のことを祝福してくださいました。


涙を流してくれたり

自分のことのように喜んでくれたり

勇気をもらったとか

感動したとか

言ってもらったり。


振り返れば、たくさんの素敵な方が私の周りにいることに気がつきました。


辛かったことたくさんありましたが、それらがなければ出会えなかった方々ばかりです。


私の人生は奇跡に満ちています。


ここから物語がどんな風に展開していくのか


その時々の新しい今を

感じながら生きて行こうと思います。


以上、3日に渡る私の物語でした。