44年の時を経て母に会いに行きました | 素直な気持ち

素直な気持ち

floweringセラピーが好き
お料理が好きな私が素直な気持ちを背伸びをせずに自分らしく表現するブログです。
人生諦めていたところから、心の学びをし、いろんな出来事や出会いがあり、自分を愛せるようになってきました。

まだ夢をみているような感覚でいます。

昨日、勇気を出して
行動したことで起きた出来事が

長い間、44年間ずっと叶うことがないと思っていたことだったからかもしれません。

叶わないというよりも、もうそんな望みさえも持たずに生きてきました。

そんな私が人間心理学センターピースを学んで、floweringセラピーを受けて

いろんな体験を経て

昨日は、母に会いに行きました。

そんな物語を今日は書こうと思います。

​言えなかった言葉


ものごころがついた頃、3歳か4歳頃には母は、度々家からいなくなり、帰ってこなくなりました。


一緒に暮らしていた母方の祖母に「お母さんは入院していると言いなさい」


そう言われていて

なんでいないのか意味もわからずその通りに伝えていました。


子ども心に聞いてはいけないことなんだと、母がいないことを人に話してはいけないのだと感じて幼稚園でそのまま「入院している」と行っていました。


だから、なんの配慮もなく

母の日に、母のにがおえを描かされて、渡せないにがおえがとっても悲しかったのを覚えています。


そして、そこから久しぶりに母に会ったのは、入学式の日


父方の祖母が母に嫌味を行って

母が飛び出して行ったのが

私の記憶の中で最後でした。


その時、声がでなかったんです。

「行かないで!」本当はそう言いたかったのに。


そこから何度も何度もこのシーンが夢にでてきて、「お母さん!」そう声に出して目覚めた時、慌てて口を自分で塞いで布団をかぶって声を殺して泣きました。


父にそんな姿をみせてはいけないと、そんな姿をみせたら今度は父にも捨てられるのだと小さい私は思っていました。


そう思ったのは、父が

「お母さんはお前たちを捨てた」そう表現したからかもしれません。


そして、父が酔った時に、母との離婚話を語り

離婚で親権を争ったこと


母は、兄だけ欲しいって言ったことを聞いて


私は、この時にたぶん

生きている意味がわからなくなったのだと思います。


私は、いらない子なんだ


そう思っても、どうすることもできず、私にできることは

唯一父に嫌われないこと


父に捨てられないこと


今思えば、それは父のエゴの声だとわかります。


だから誰も悪くないのですが、

私はこの思い込みを握りしめて

センターピースを受講する2022年まで生きてきました。


​これまでの経緯


センターピース受講中に、感情の麻痺だと講師のかめちゃんにfloweringセラピーを勧められ


この時は、母のことなんてまるで考えていませんでしたが


セラピーを受けて、幼い頃の感情をためてきたこと

麻痺させなければ生きて来れなかったことがわかり


生まれて初めて、インナーチャイルドの想いに気づき、

セラピストの陽子さんと光平さんの導きのもと、迎えにいくことができました。


そこから、たくさんの痛みと向き合って、麻痺していた母に対する怒りを感じ切った先に、ハートの想いがあって


その想いを手紙に書きました。


どこにいるのか

生きているのか死んでいるのかわからない母へ




その時のブログです。




それからいろいろありました。


​相手のことはどうにもできない

母とのやりとりの中で、もう諦めていた頃に


母から祖母が亡くなったこと

母が交通事故にあって入院して手術するとの連絡があった時


いろんな感情が湧きました。




祖母に会うことは叶わず

何故事故のことなど連絡してくるのか


何度も何度も繰り返すやりとりに


相手のことはどうにもできないことが体感としてわかりました。


相手が過去のストーリーに入っているところからひっぱりだすことも


相手の感情やエゴをコントロールすることは、私にはできないのだと。


できることは


私が過去のストーリーからでて

今この瞬間にいること


自分の感情と行動に責任をとること


かつて、赤ちゃんだった頃は

きっと自分の想いをストレートに出していたはず


もうどうなってもいい

傷ついてもいい

この先関係が途絶えたとしても


それでもこのままよりはいい


そう思って

昨日は、やっと教えてくれた住所に


連絡をすることなく

行きました。


電車に揺られ、教えてもらった住所を、スマホが教えてくれる道順に進み


母の家の目の前へ


外の木をみて深呼吸して

ドキドキして震える指を


ドアチャイムへ


「ピンポーン」


押しました。




長くなるので、今日はここまで


明日また、続きを書きます。