闇に佇みて -8ページ目

紫煙でさえ操れず





たばこの
煙が

立ち上る


僕は
直線を引きたいんだよ


揺らぐ
煙り


左手に持った
たばこを

どう
引き下ろしても

引き上げても


速度を
早めても

緩めても


螺旋のような
線しか引けず


端から広がり

空へと
移ろい



消えてしまう
だけなんだよ


だから
吸い込んで

吐き出して



不甲斐なさを
燻らせて


身に纏い

日々を
重ねている



煙りに似て…


それなら
まだましで




…吸い殻の山に
埋もれた世界しか

見えていない






…煙りに


似てね

存在




寂しさを

限りの無い
寂しさを

世に生を享けたら
持つのでしょう



産まれるとは

孤独を
与えられる


言うこと



何も
感じ得ぬ
ものでも


存在した時から…




寂しさを

限りの無い
寂しさを



身に纏い



逃れようも
無く


やがて


果てる
時まで…







在るべき姿まで





遠いいな…


どれだけ
距離があるの
でしょう




地図を
おくれ



在る
場所も

わからないので


その
距離だけでも
知れる


地図を

おくれ



その先


どうするかは
自分で

決めるから…