「どろろ」(07年・日本)


監督:塩田明彦

原作:手塚治虫

出演:妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、杉本哲太、麻生久美子、土屋アンナ、劇団ひとり、中井貴一、原田美枝子、原田芳雄

上映時間:138分

評価点:4/10


<ストーリー>

戦国の世、武将・醍醐景光は力を欲し、我が子の肉体48箇所を48の魔物に捧げた。

20年後、その子・百鬼丸は自分の体を取り戻すべく、左手に仕込んだ妖刀を頼りに、道中で出会った孤児、どろろと共に魔物退治の旅へ出る。


コメント:

観る前から期待はしていなかったんですが、やはり思った通りの出来でした。
随所に作品のテーマが見受けられた点は良いと思います。

けれど、何といっても登場してくる妖怪がショボい。

日曜日の朝にやっている戦隊モノかって言いたくなります。

しかも、戦隊モノとは比べ物にならない予算をつぎこんだであろうCGを使っておいてこの出来では納得しないでしょ。

そして、個人的には柴咲コウのどろろが鼻につく。

予告編をみていた時点で「天下の大泥棒、どろろ様とはオイラのことだぁい!」的なノリに違和感を覚えたけれども,今回はそれを通り越し、虫酸さえはしっていましたよ。

娯楽作品だから、大方楽しめれば満足なんて思ったら間違いです。

本当に娯楽として楽しませるなら、志向を変えてよりコミカルさを徹底させて作ったほうが観客を満足させられるんじゃないかな。

日本の娯楽大作の悪い癖が典型的にあらわれた話題性だけの作品でしょうね。

正直言って、1500円を払ってまで観る価値はなし。

TBSで地上波放送されるのを待つのをオススメします。

今日、買い物に行った先で行われていたイベントのステージで弾き語りしていた藤田麻衣子さんという歌手に魅せられてしまいました。


その透明感のある歌声もさることながら歌詞がスッと心に響いたんですよね。


こうして、偶然にも良い曲に出会えて前向きにさせてもらえるのって何か素敵なことですよね。


ステージ終了後に彼女のCDを買ったことは言うまでもありません。


当分の間は、彼女に癒されることにします☆



<プロフィール>

名古屋出身の22歳。

ピアノ弾き語りのソロヴォーカリストとして都内を中心に活動している。

小柄でキュートなルックスから癒しを求めるサラリーマン層を中心に絶大な支持を得ており、その透明感のある歌声、きれいなメロディに癒されるファンを日々増やしている。
東京四谷、天窓コンフォートなどのアコースティック系ライブハウスでは常に満員のファンを集め、ライブ会場手売りのCDを600枚完売した実力を持つ。
自主制作音源の「恋に落ちて」が"夫婦の絆"を題材にした感動系のフラッシュ作品に使用され現在10万人以上のアクセスを記録!
月に約1万人のアクセスで上昇中!されるなど話題沸騰!
2006年9月6日、Music Web RECORDSよりマキシシングル「恋に落ちて」でデビュー!!


「公式HPより」


藤田麻衣子さん

『ユナイテッド93』(06年・米国)

監督:ポール・グリーングラス

出演:ハリド・アブダラ、ポリー・アダムス、オパル・アラディン、ルイス・アルサマリ、デヴィッド・アラン・ブッシェ、リチャード・ベキンス

上映時間:111分

評価点:7/10

コメント:

2001年9月11日のNY同時多発テロにおいて、4番目にハイジャックされたをユナイッテド93便の様子を描いた作品。

ハイジャックを実行しようとしている者とハイジャックに巻き込まれる乗客。

双方の様子を淡々と描いている点がこの作品の良さでしょう。

しかも、このハイジャックが起こっている時点では、イスラム原理主義者たちによるアメリカを標的にしたテロということを誰一人わかっていないわけで、その目の前の不測の事態にうろたえ、呆然とし、対応に追われる管制官や、軍の人々の様子は、言葉が悪いですが、「格別」ですね。
個人的には、くしくもこの世紀の出来事をリアルタイムで目撃していないので、その瞬間の衝撃を思い出すことができないのですが、劇中に映し出された映像を改めて見て、当時世界の人々が感じた衝撃を体験することができました。

映画といえど、WTCに旅客機が突っ込むシーンは“ヘビー”ですよ。

そういう意味で、ユナイテッド93の乗客がテロを阻止したという美談としてではなく、NY同時多発テロを風化させないための一教材、記録作品としては最適な作品だと思います。

『サイレン FORBIDDEN SIREN』(06年・日本)


監督:堤幸彦

出演:市川由衣、森本レオ、田中直樹、阿部寛、西田尚美、松尾スズキ

上映時間:87分

評価点:5/10

コメント:

お昼を知らせるサイレン、甲子園の試合開始を告げるサイレン・・・。

あの「ウゥー」という大音量には人に恐怖を感じさせる不思議な要素があるようでなりません。

個人的には、戦時中の防空サイレンのイメージが強いもので、無性に恐怖心を掻き立てられます。

そんな人間の深層心理を刺激した恐怖の方法に着目したところはいいですよね。

けれど、終わってみれば内容と結末はまあまあというところでしょうか。

謎を解く楽しさを味わうところもあるにはありますが、どこかキーワードを出すだけ出して、後のことはお任せって感じで、結局のところ最後の結末とどう繋がっているのか、解りづらかったです。

唯一の救いは上映時間が適度な長さだったということ。

これ以上だったら、どうしようもなく飽きていましたね。



『東京大学物語』(06年・日本)


監督:江川達也

出演:三津谷葉子、田中圭、波岡一喜、範田紗々、不二子、渡辺奈緒子

上映時間:105分

評価点:7/10


<ストーリー>

函館向陽高校3年生の村上直樹(田中圭)は、学年でトップクラスの成績を誇り、東大合格を目指して勉強中の身だが、ある日、好意を抱いていた同じ高校の水野遥(三津谷葉子)に告白したことで人生が変わってしまう。(シネマトゥディより)


コメント:

『東京大学物語』といえば、中学生の頃にそのエロさにドキドキしながらも多くのことを学んだ漫画でもありました。

そんな思い入れのある作品の映画化ということで、観始めた頃は水野遥と村上直樹のキャストがイメージと違うと決め込んでいたんですが、作品が進むにつれて三津谷葉子が水野遥に、田中圭が村上直樹に思えてくるんですよね。

確かに原作の姿とキャラクターになりきっているとはいえないまでも、映画版としての“水野遥”と“村上直樹”を演じきっていました。

特に三津谷葉子には驚かされました。

教卓の中のシーンなど、原作をどこまで再現できるのかと期待と不安を持って観ていたのですが、全編通して見事な体当たりの演技を見せてくれます。

しかも、話しが進むにつれて表情が奇麗になっていくんですよね。

その予想を超えた頑張りには感心させられました。

村上直樹役の田中圭もかっこいいわけでも、原作の色を出しているわけでもないのですが、映画独自の味を出していて好印象。

その他、佐野や池之端などの脇役も良かったです。


そして、映画化されるにあたり最もきになるところがラストの描き方。

漫画では妄想オチと少々衝撃的な印象でしたが、映画はそれを踏まえた結末でもあり、ある種の納得はできました。

けれど、映画としての独立した結末を描くのであれば、誰しもがわかりやすく、受け入れられる内容にしてもよかったかなと思います。

ラストに至るまでの流れは、青春・恋愛映画好きの人が原作と切り離しても充分に楽しめる内容に作られていましたから。

まぁ、そうすると原作のかたちが全くなくなってしまうのですが・・・。


正直なところ、漫画を読んでいない人が楽しめるかはわかりません。

漫画を読んでいる人でも、漫画を好きでないと映画も楽しいと思わないでしょう。

そういう意味で、原作が好きな人のための作品といっていいのではないでしょうか。

『硫黄島からの手紙』(06年・米国)


監督:クリント・イーストウッド

制作:スティーブン・スピルバーグ
出演:渡辺謙、二宮和也、中村獅童、伊原剛志、加瀬亮

上映時間:141分

評価点:8/10


<ストーリー>

太平洋戦争の末期、戦況が悪化した硫黄島では日米軍の戦闘が開始されようとしていた。その頃、島に新しい指揮官、栗林忠道が降り立った。戦死が名誉とされていた中、彼は兵士たちに生きて国に帰ることを命じる。

コメント:

昨年の『男たちの大和』に続き、今年は『硫黄島からの手紙』と2年連続で戦争をテーマにした作品で映画開きです。

公開から日が経っていることもあり、空いていると思いきやほぼ満席と期待の高さが伺えます。

けれど、『男たちの大和』のことがあるので油断なりませんが・・・。


率直に言えば、予想以上に良い作品ではありました。

けれど、アメリカ人のクリント・イーストウッドが日本側の視点に立って撮った作品なので、どうも日本に媚びた作りになっていることも確か。

アメリカの観客は、今までの日本兵の描き方と違った人間味のある敵兵の姿に新鮮さを感じているらしいのですが、実際に硫黄島でこの作品のような出来事があったのかと思うと興味と疑問が浮かんできます。

例えば、伊原剛志が演じた元五輪選手の軍人が敵兵に対して本当にあのような紳士的な態度を取ったのかということ。

これに代表されるように、戦場という狂気と殺気に満ちた緊迫した状況にあって、登場する兵隊の多くが人間的に描かれすぎてしまっている気もしないでもないのですが・・・。

そして、週刊誌の記事などで目にする通り、映画を観終わって一番興味を惹くのが「栗林中将」という人物について。

前にNHKで硫黄島の激戦についてのドキュメンタリー番組を観た限りでは、彼の作戦しかり、考え方は映画で描かれたそれとは違っていたような気もするんですよね。

個人的には、この作品が描こうとしているメッセージに共感しますが、そのドラマとして描かれる戦争のなかで今はなき声がかき消され、新たな声が作られてしまってはいけない気もします。

そういう意味で、ここでわいた興味をきっかけに戦争について、自分の考えを形作る機会とするのもいいのではないでしょうか。


あと、気になるところとしては、なぜに助演俳優に二ノ宮君を起用したのかということ。

所々で良さは発揮しているものの全体的に役不足。

業界内での評価がなぜか高いみたいですが、あの演技を観る限りどうもそこら辺が理解できないんですよね。

もっと、適した役者を起用していればもっと作品の良さを引き出せたのではないかと思うのですがいかがでしょう・・・。

ともあれ、巷の評判通りの満足は得られますが、賞レースの候補に挙がるほどではないと思います。

『デート・ウィズ・ドリュー』(04年・アメリカ)


監督:ブライアン・ハーズリンガー、ジョン・ガン、ブレット・ウィン

出演:ブライアン・ハーズリンガー、ドリュー・バリモア、エリック・ロバーツ、コリー・フェルドマン、ケリー・デヴィッド、ジョン・オーガスト

上映時間:90分

評価点:7/10


<ストーリー>

幼い頃より、女優ドリュー・バリモアにあこがれを抱く主人公ブライアンは、出演したクイズショーの最終問題の答えが“ドリュー・バリモア”だったことに運命を感じ、その優勝賞金を使って買ったカメラに彼女とデートするまでの過程を収めたドキュメンタリー映画。


今までの人生を振り返った時、どれほどの冒険をしてきただろうか。

明確に浮かんでこないほど、人生を無難に生きてきた気がする。

それは、あと一歩を踏み出す勇気がないからかもしれない。

この作品は、そんな一歩を踏み出すことができない人へ勇気を与えてくれる映画です。

アイドルや女優、はたまたスポーツ選手など・・・、手の届かない雲の上の人を好きになったことがある人ならば観ていて絶対に面白いこと間違いなし!

ドリューにあこがれを持つ彼の気持ちや表情のひとつひとつが理解できるから、所々で感情移入しちゃうんです。

彼が偽造パスで入った“チャリエン”のプレミアムパーティーでの様子といったらまさにそれですね!

あこがれの相手を目の前にした時の緊張具合が伝わってくるのなんのって、「その気持ちわかる!」と思わずにはいられませんでした。


それにしても、観ていて感心するはその行動力。

確かにショウビズ界に近い関係者と知り合いだったりと全くのゼロからスタートしているとは言えないまでも、その伝手を辿ってコンタクトを取る人物が、ジュリア・ロバーツの兄エリック・ロバーツや元彼氏コリー・フェルドマンとなれば人間どういう繋がりがあるかわからないもんだなとつくづく思います。

(個人的には元彼のコリー・フェルドマンがあんなにも渋くかっこよくなっていたことに興奮してしまいました・・・。)


この作品の良さは彼と仲間の頑張りもそうですが、彼があこがれを抱くドリュー自身も魅力的なところでしょうか。

ドリューといえば、幾多のゴシップ記事や一時の素行不良などブライアンの母親が言っていた通り、“アバズレ”なイメージもありますが、この映画の彼女はハリウッド女優としてのスマートさがあるんですよ。

観ている人は少なからずドリューに対して好印象を持つと思います。

そういう意味では、したたかと言ったら変ですが、彼女のPRにもなっているのでは?

そして、彼女が彼に言った言葉がまた良いんですね。

「私はあなたの運命の輪のひとりかもしれない。・・・あなたの冒険に携われたことを光栄に思うわ。」

つまりは運命の相手は決してひとりではないってことで、人生における何かしらの出来事を導く人も運命の相手だということ。

彼女は彼に冒険への一歩を踏み出す勇気を与えるための人だったのかもしれないということですね。

彼の想いをこういった言葉で断れるのは素晴らしいの一言。

僕の心にもこの言葉がグサりと刺さりました・・・。


多少、字幕が観にくいのと、荒削りな作り方が気になりますが、充分に楽しい内容と幸せな気持ちに満足できる映画だと思います。

ドキュメンタリーは苦手という人でも、上映時間が90分と観やすいのでオススメです!




早いもので、今年も残り僅かになりました。

この時期の訪れとともにやってくるのが、カレンダー購入。

昨年の大晦日に都内を探し歩くも念願の安めぐみカレンダーを見つけることができず途方にくれたあの日からもう1年が経とうとしているんですね。

なので、今年の二の舞いにならないように来年のカレンダーを買いに行ってきました。

2007年の候補は、昨年のリベンジで安めぐみ、純情きらりで元気をくれた宮崎あおい、「熱くて悪いか!」でお馴染みの堀北真希の三人。

この3人以外にも欲しいアイドルは沢山いるんですけど、自分のなかで1年を通して安定的な人気をほこっていたことが候補になった要因でしょうか。

そして、本屋で実物を見ながら選ぶことに…。
男独り、アイドルカレンダーを黙々とめくり吟味すること30分。
周りからの突き刺さる視線が気になるなか、レジに持っていったのは…、堀北真希ちゃん!
本当に、迷いましたが決め手になったのは女優の階段を着々と登っているだけにこの先、アイドル色を残すカレンダーの発売がされないのではないかと予想したからです。(事実、宮崎あおいは女優色が全面に出た写真が多かったです。)
併せて、日付がカレンダーの下に書いてあるので、使用後はポスターとしても使える点ですね。
宮崎あおいは一昨年にお世話になっているので今回は遠慮しておきました。

昨年のリベンジに燃える安めぐみも捨てがたかったんですが、親の目を気にした結果見送ることにしました。
というのも、家の母親はカレンダーに選ばれた人こそが、息子の好きな芸能人だと思う節があるようなんです。

松浦亜弥を使っていた時に何故かテレビにあややが映っているとそのチャンネルで止めたり、話題にしたりするんです…。

今日にしても、テレビでカーリングの女子世界選手権の日本代表選考会を観ていたら、マリリンの話を振られたし…。

絶対にマリリンのファンだということを気付いているとしか思えません。。
そういう意味でドラマを何かと観ていた堀北真希や宮崎あおいについては既に理解しているので安心して部屋に掛けておけるわけです。
その点、安めぐみは完全ノーマークな上に全てが水着姿なので少し気がひけてしまうんですよ。

ましてや、日頃からメディアでの登場回数が多いので、落ち着いてテレビが観られなくなるのも嫌ですから。
ということは、再来年に向けて安めぐみを部屋に飾れる環境作りを考えていく必要がありそうですね!

いや、その前にこの歳にもなってアイドルのカレンダーを買うことを考え直すべきか?!

『NANA2』(06年・日本)


監督:大谷健太郎
原作:矢沢あい
出演:中島美嘉、市川由衣、玉山鉄二、姜暢雄、丸山智己、本郷奏多、成宮寛貴

上映時間:130分

評価点:5/10


<ストーリー>

ナナがボーカルを務めるバンド、ブラストはメジャーデビューに向けて充実した日々を送っていた。一方、ライバル・バンド、トラネスのリーダーと関係を持ってしまったハチは、そのことをナナに打ち明けられずにいた。


コメント:

主要登場人物のキャスト変更や今作で完結になってしまうなど、制作にいたるまでのドタバタ劇のイメージが強いためか、個人的には、当初の華々しい計画が散ってしまったというか断念せざるを得なくなってしまったような、どこか漫画の連載打ち切り時に漂う物悲しさを感じずにはいられませんでした。

そんなためか、同情に近いやさしい目で観てしまうわけです。

市川由衣がどんなに主役としての華やかさに欠けていても、演技が下手でもその姿を不思議と許してしまえるんですよ。

でも、彼女は派手で軽いノリの役を違和感無く演じることができると思っていたのですが、全くといっていいほど板についていなかった・・・。

遠慮があるのか、はたまたこれが地の部分なのかはわかりませんが、宮﨑あおいよりもハチに近い色を出せるのではと期待していただけに残念。

他のキャスト変更については、蓮役を松田龍平から変更して正解だけど、変わった姜暢雄も魅力なし・・・。

彼が演じたからなのか、「蓮って、こんなにも影が薄いキャラクターだったっけ?」と思わずにいられないほど、作品からはじかれている気がします。

そんななかで何とか許せたのが、松山ケンイチから本郷奏多に変わったシンぐらいでしょうか。

正直、前作の松山ケンイチはないだろ・・・。と誰しもが感じていたと思うので出演を辞退されたことは不幸中の幸いというやつでしょうか。

といっても、本郷奏多がハマッていたとも思えないんですけどね。

それにしても、トラネスのメンバーであるレイラとヒロキの描かれ方が酷すぎやしないか?

トラネスのプロモ撮影の時にやっと登場したかと思ったら、あれはレイラというよりも伊藤由奈のPRに他ならないでしょ・・・。

そこでもヒロキは全く目立たず・・・。

原作では結構いいキャラ出してると思うんだけどな。

トラネスだけではなく、それはブラストでも言えることで登場人物のキャラクターが強いのに全くといっていいほど描かれていないから、バンド同士のライバル関係が結局伝わってこないわけですよ。

いかんせん、今作ではナナと蓮の関係を深く感じ取れる場面もないだけに全然因縁めいたものを感じることができない。

恐らく演じている役者さんにそこまで作品の比重を担えないと見込んだからなんではと勝手に想像してしまいます。

そんなこともあってか、映画では玉山鉄二と成宮寛貴が演じるタクミとノブのハチをめぐる因縁の方を強く描いているんですよ。

確かにこの2人なら安心して観ていられますよね。

けれども、彼らの頑張りと中島美嘉の健闘もむなしく、やはりB級な内容に仕上がっています。

ましてや、映画だけの完結とはいえ、連載中の作品のエンディングをあんな終わり方として流すのは納得しないでしょ。

唯一の楽しみはコミック同様、登場人物のファッションを観ることだけでしょうか。

キャストの力量と前作に比べて楽曲も振るわなければ、ただの“人気少女コミック”に逆戻りするのは当たり前。

普通のB級映画として考えれば満足なんですが、過大に注目されている分、それに見合った内容ではないと感じざるを得ません。



今日は、映画「神童」のエキストラ出演に続き、来年公開予定の「パッチギ!」の撮影に参加してきました!
前回のエキストラ出演時に演技の奥深さと楽しみを覚えてしまったわけですが、今作は何といっても、あの「パッチギ!」ですからね。
とにかく、撮影風景を見られることはもちろんのこと、撮影に参加できるなんて本当に夢のようです。
今作の舞台は1970年代の東京なので、参加するにあたって、「髪が黒いこと」と「時代にあった服装」という説明がありました。
また、今回の撮影シーンは正月なのでそれにあった服装を自分なりにセレクトして撮影に臨んだのですが、現場に着くと服装のチェックが行われ、運が良いのか悪いのか着物に着替えるように指示されました。
指示された着付け部屋に行くと職人気質が漂うおじさんが衣装を持っているではないですか…。
足袋を渡されて履くようにいわれたものの、一度も和服を着たことがなかったので足袋を履くだけでも一苦労。
足袋を履き、着物を着付けて完成だと思ったら、次はヘアメイクとのこと。
ちょっとドキドキしながらメイク部屋に行くと鏡がおかれたカウンターに人が並び、ヘアメイクさんに髪をセットされています。
僕も鏡の前に恐る恐る座り髪をセットしてもらうことになりました。
ヘアメイクさんにセットしてもらって出来上がったのは「七三」。
まぁ~、1975年ぽいといえばぽいですよね。
他のエキストラの方曰く和服に七三という出立ちは「将棋の名人」みたいとのことでした。
それにしても、ヘアメイクさんにセットしてもらった5分程の時間だけでも銀幕の俳優にでもなった気分でいられて最高でした。


衣装が出来上がり、しばし待機した後、いよいよ出番です。
今回の役どころは正月に浅草を訪れた通行人。
けれど、ただの通行人ではありません…。
なんとカップルの通行人なんですよ(笑)
なので、女性のエキストラの方とペアで歩くんです。
いや~、ただでさえ初めて着物を着られて満足なのに女性と横になって歩けるとはラッキーですよ。
そんな気分上々で舞い上がって気付かなかったんですが、僕の目の前におられる方は、井筒監督ではありませんか。
こんなに間近で観られるなんて感動です。
細かく演出を説明する様子はトークショーでみせる顔とは、また違った「監督」の姿でかっこいいです。
そして、監督の横には藤井隆さんの姿が見られます。彼もまたブラウン管を通して観る雰囲気と違い、煙草をふかす姿はまさに芸能人って感じでした。
さらにびっくりしたのがアンソン役の俳優は「純情きらり」でキヨシ君を演じた井坂俊哉さんでした。
てっきり、高岡蒼甫君が演じているもんだと思ったので驚きました。
撮影では、何度もテストが繰返され、本番とワンシーンを撮るだけでもすごい労力がかかることを改めて実感。

こういった現場を見ると映画を少し違った見方ができて勉強になります。
いったいどういうアングルやカットで撮影しているのかわからないので何ともいえませんが、アンソンと息子のチャンス君、タコ焼き屋に並ぶ藤井隆さんと中村ゆりさんの隣を通っているのでもしかしたら映っているかも…。
といっても残念ながら後姿なんですけどね(笑)
興味があるかたは是非とも劇場に足をお運び下さいな☆


今日は、憧れの井筒組の撮影現場がみられただけでなく、映画のなかだけでも恋人ができたり、エキストラの方達と楽しく話ができたりと本当に良い時間を過ごすことができました!
本当に4時半に起きたかいがありました。
まさに早起きは三文の得ってやつですね?!