今日は、映画「神童」のエキストラ出演に続き、来年公開予定の「パッチギ!」の撮影に参加してきました!
前回のエキストラ出演時に演技の奥深さと楽しみを覚えてしまったわけですが、今作は何といっても、あの「パッチギ!」ですからね。
とにかく、撮影風景を見られることはもちろんのこと、撮影に参加できるなんて本当に夢のようです。
今作の舞台は1970年代の東京なので、参加するにあたって、「髪が黒いこと」と「時代にあった服装」という説明がありました。
また、今回の撮影シーンは正月なのでそれにあった服装を自分なりにセレクトして撮影に臨んだのですが、現場に着くと服装のチェックが行われ、運が良いのか悪いのか着物に着替えるように指示されました。
指示された着付け部屋に行くと職人気質が漂うおじさんが衣装を持っているではないですか…。
足袋を渡されて履くようにいわれたものの、一度も和服を着たことがなかったので足袋を履くだけでも一苦労。
足袋を履き、着物を着付けて完成だと思ったら、次はヘアメイクとのこと。
ちょっとドキドキしながらメイク部屋に行くと鏡がおかれたカウンターに人が並び、ヘアメイクさんに髪をセットされています。
僕も鏡の前に恐る恐る座り髪をセットしてもらうことになりました。
ヘアメイクさんにセットしてもらって出来上がったのは「七三」。
まぁ~、1975年ぽいといえばぽいですよね。
他のエキストラの方曰く和服に七三という出立ちは「将棋の名人」みたいとのことでした。
それにしても、ヘアメイクさんにセットしてもらった5分程の時間だけでも銀幕の俳優にでもなった気分でいられて最高でした。


衣装が出来上がり、しばし待機した後、いよいよ出番です。
今回の役どころは正月に浅草を訪れた通行人。
けれど、ただの通行人ではありません…。
なんとカップルの通行人なんですよ(笑)
なので、女性のエキストラの方とペアで歩くんです。
いや~、ただでさえ初めて着物を着られて満足なのに女性と横になって歩けるとはラッキーですよ。
そんな気分上々で舞い上がって気付かなかったんですが、僕の目の前におられる方は、井筒監督ではありませんか。
こんなに間近で観られるなんて感動です。
細かく演出を説明する様子はトークショーでみせる顔とは、また違った「監督」の姿でかっこいいです。
そして、監督の横には藤井隆さんの姿が見られます。彼もまたブラウン管を通して観る雰囲気と違い、煙草をふかす姿はまさに芸能人って感じでした。
さらにびっくりしたのがアンソン役の俳優は「純情きらり」でキヨシ君を演じた井坂俊哉さんでした。
てっきり、高岡蒼甫君が演じているもんだと思ったので驚きました。
撮影では、何度もテストが繰返され、本番とワンシーンを撮るだけでもすごい労力がかかることを改めて実感。

こういった現場を見ると映画を少し違った見方ができて勉強になります。
いったいどういうアングルやカットで撮影しているのかわからないので何ともいえませんが、アンソンと息子のチャンス君、タコ焼き屋に並ぶ藤井隆さんと中村ゆりさんの隣を通っているのでもしかしたら映っているかも…。
といっても残念ながら後姿なんですけどね(笑)
興味があるかたは是非とも劇場に足をお運び下さいな☆


今日は、憧れの井筒組の撮影現場がみられただけでなく、映画のなかだけでも恋人ができたり、エキストラの方達と楽しく話ができたりと本当に良い時間を過ごすことができました!
本当に4時半に起きたかいがありました。
まさに早起きは三文の得ってやつですね?!