ひとり親世帯や今年コロナで
経済的な打撃を受けている世帯で
来年度、子どもさんが受験というときに
家庭の事情で進学先を決めてしまうケースがあります。
「うちは公立しかダメだから」
「うちは自宅からしか通えない」
「その学部は授業料が高いから」
というように、子どもが夢をあきらめざるを得ない家庭は、存在します。
3つの大学の学生課で働いたことのある私は
奨学金をどれだけ多くの学生が
申請しているのかを、知っています。
奨学金をオトナになっても返済したり
自分の子どもが進学するのに
まだ自分の分が終わっていない人もいますよね。
就職できなくて、子どもが
奨学金を返済するのに困ったり
無計画に借りてしまったりする例も少なくありません。
進学はお金がかかります。
だけど、お金の知識(金融リテラシー)があると
そのお金の捻出は、たくさんの選択肢があります。
私はひとり親ですが、高校から私学に通わせています。
その資金については、十分な準備はできていませんでした。
子どもが障がいがあるため
そもそも特別支援学校に通うと思っていましたし
その場合は教育費は、ほぼかかりません。
それに子どもには学資保険をかけていて
18歳で200万もらえるはずでしたが
元夫からは、結局もらうことができませんでした。
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弁護士経由で取り立てることはできたけど、そこまでしたくはなかった。
子どもが不登校をした関係などで
6回転校、11回転居していて
そのたびに100万単位でお金もかかったので
稼いでも住居費に費やしきたので
十分な学費は準備不足でした。
でも、子どもは映画製作者になりたいと
夢を持っていましたから、親の経済状況で
進学先を変更させることは、絶対イヤでした。
幸いにも、私はFPでお金を捻出するための
ありとあらゆる情報を持っていたので
何の問題もなく通わせることができています。
知識があれば、乗り越えられることもあれば
知識がないだけで、チャンスを失うこともある。
学びたいなら、オトナになって
子が自分で学ぶこともできます。
だけど、今は高校、大学で
かなり専門的なことが学べ
それを就職に生かすことができる環境があります。
何も知らずに、あきらめさせる前に
できることがあります。
やりたいことを目の前にして
どうでもいいことを学ぶ受験をさせられては
子どもだってモチベーションがあがりません。
高校、大学の受験の前に
まず親が金融リテラシーを持つこと。
そして、子ども自身にも
明確な希望を意識させること。
大事なことだと思いませんか?