マイナス金利と陰謀論

「黒田日銀は、追加金融緩和措置として、日銀当座預金の一部にマイナス金利とする事を決定しました。金融緩和頼みの経済政策は完全な間違いです」

『財政政策を真面目に行わない安倍政権の無策』

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『日銀がマイナス金利を導入』

１月２９日に日銀の黒田総裁はマイナス金利を導入すると発表しました。日銀と銀行との取引用の日銀当座預金での話です。今、日銀の当座預金に金融機関がお金を預けると０.１％の金利が付いています。そもそも論ですが当座預金とは金利の付かない口座な訳で、そこで金利云々の話が出てくるのが変なのです。

『金融緩和頼みのアベノミクス』

財政破綻云々の話を財務省の関係者は吹聴しますが、日本の円は、世界で最も信用されている通貨です。それ故、チャイナのバブル崩壊や米国の景気後退などの、不安定要素が出て来ると、世界中の投資家が円を求めて殺到し円高となり結果「株安」となります。安倍政権と日銀はコレ（＝株安）がイヤなのです。

『カブカノミクスは、もういい！』

マイナス金利の発表を受けて、結果、円安となり株高となっています。本来の株価は実体経済の裏付けが有るから意味が有るのですが、今の日本の株価はマネーゲームの様相を呈しています。実体経済に影響を与える、財政政策をサポートする為の金融緩和では無く、それ自体で景気を良く見せようとの魂胆が汚いです。

『国債金利もマイナスへ突入か？』

今回のマイナス金利を受けて日本国債の長期金利もついに人類史上最低の０.０９％台に突入しました。面白かったのは、今後の展開について、長期国債がマイナス金利になると予想する方がいた事です。つまり日本政府が、借金をすると、何と金融機関からお金が貰えるのです。国債を発行して金儲けが出来ますよ。

『真面目に政府は仕事をしろ！』

日銀は毎年８０兆円も国債を買い占めており、ついに国債の三分の一が日銀保有だそうです。日本は財政破綻するどころか、国債の金利がマイナス目前の異常事態です。これは積極財政へのゴーサインです。消費税は５％に戻し、公共事業を行い、内需中心の国民経済を再生可能な人類史上まれな好機が訪れています。

『日本を滅ぼそうとする安倍政権』

ところが、この好機を一切無視して、移民受け入れやＴＰＰによる構造改革を通じて全く逆の政策しているのが、安倍政権です。財政政策を憎悪し、金融緩和のみに頼る安倍総理は、もはやカルト宗教の信者と呼んで良いほどの醜態を晒します。例えば国防も立派な財政政策ですが、これでは尖閣もヤバくなります。

『あらゆる手段を総動員するのが愛国』

甘利大臣の退陣を巡っては、陰謀論云々の話が出ていますが、安倍政権に少しでもダメージを与える事は、国を想う良識派の総意のハズです。ところが、甘利は罠にハマった云々の莫迦な論調が、保守派を中心に目立ちます。中川大臣と甘利大臣の件は全く違います。安倍政権を弱体化させる事こそが愛国行為なのです。