「日本の誇りを呼び覚ますシンポジウム」
最初の講師 JOE李先生に続いて
2番目の講師は、合気道 塩田剛三の弟子であり合気道師範 吉田光延先生でした。
そもそも日本人精神の原点はいつなのか?
明治時代? 武士の時代? 平安時代? 弥生時代? 縄文時代?
中学校の歴史教科書の範囲で、とっても分かりやすく目からウロコが落ちるような歴史のお話を頂きました。
そして、こんな歴史的背景をもった日本人だからこそ、
「日本がやれば世界が着いて来てくれる!」ということが腑に落ちました。
シンポジウムが終わった後にスタッフで合宿をした時に、
歴史オタクの吉田先生から、とっても面白い歴史の話を聞きました。
かつて、ウンコやオシッコが商品として取り引きの対象になっていた時代がある。 硫酸アンモニウムや硝酸アンモニウムのような化学肥料が販売されだしたのは昭和20年代であり、それまでは農家にとって必須の肥料は人間の大小便や牛など家畜の糞に頼っていた。当時、農家では自家製造分の大小便だけでは必要量を確保できないところもあり、不足分は買い求めていた。 |
従って、農家の人は都市部の非農家にウンコを買いに行くのが普通であったが、非農家からウンコを買い取り、田舎の農家まで運んで売り、その差額で利潤を得ていた仲買人も居たわけで、昭和20年代初めまでは牛にひかせた大型の荷車に多数の肥桶を積んで運んでいるのを見ることが出来た。 この仲買人は江戸時代や明治時代にはかなり稼いでいたらしい。 江戸時代の長屋では大家(長屋の所有者が大家である場合は少なく、大家は所有者から給金をもらっている管理人であるのが普通であった)が、店子(借家人)のウンコやオシッコの始末をする権利(義務ではない)を持っていたようである。 大家は当然、店子のウンコなどを農家に売る仲買人の役をしたのである。10-20戸の長屋で大家の収入は年間30両程度になったといわれている。店子には1銭も渡らないのが普通であり、大家のまる儲けであった。このウンコ収入は、大家が長屋の所有者からもらう給金が年間20両程度であったというから、如何に大きなものであったかがわかる。 |
江戸時代にはホームレスはほとんどいなかった
ウンコがそんなに高く売れるということは、ホームレスをしている人がいたならば、
「家賃は只でもいいから内の長屋に住んでいいよ。ただ、ウンコは長屋の便所でしてね」
江戸時代はそんな時代だったそうです。
現代人は、「人の役に立たなくてはいけない。」
という脅迫観点があるから、無理して人の注目を引こうと頑張ってしまうのかもしれません。
ところ、「ただ息をして、ウンコをするだけで存在する価値がある」
として、長屋に只で住まわせてもらえるなんてステキだと思いませんか?
そして、その前提の中で、それぞれが思いつき、自分がしたいことをする…
そうしている中で、それぞれの人がすることが絶妙に調和して、全てが循環する小宇宙のような社会が300年も続いた。
これが江戸時代だそうです。
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詳細は、また告知しますね。
明日は、4番目の講師 武学士レノンリー先生の動画をお見せします。
お楽しみに!