高齢者は水分の摂取量が不足しやすく、発熱や下痢でも脱水症に陥る危険性があります。

 

命に関わる重要な問題なので、気を付けたい点をあげておきます。

 

脱水症の兆候は1.皮膚がカサカサする、2.口の中や唇が乾いた感じがする、3.食欲がない、4.体温が高い、5.脇の下が乾く、6.だるくていつものように反応できないなどです。

 

1日に取りたい水分量は、およそ30㍉㍑×体重で、体重60㌔の人なら1.8㍑程度です。

 

喉の渇きを感じにくい場合は、時間を決めて水分を取りましょう。

 

お茶や水のほか、食塩を含むみそ汁、おすまし、スポーツドリンク、経口補水液も適しています。

 

果物でも、水分やビタミン、ミネラルが補給できます。

うつ病は実は、高齢者に多い。

 

適切な治療で回復が見込めるが、放っておくと重症化し、体の機能が衰えて介護が必要になったり、自殺につながったりする恐れがある。

 

早期発見・治療が大切なのは、他の疾患と一緒だ。

 

厚生労働省の調査によると、「うつ病を含む気分障害の患者数」は111万6千人(2014年)。このうち65歳以上は約34万人で、全体の3割を占める。

 

海外の調査では、高齢者の13.5%が「うつ状態」とのデータもある。

 

国際的な指標にもなっている米国精神医学会の診断基準では、「抑うつ気分」もしくは「喜び・興味の喪失」を含め、「集中力低下」「罪責感」「焦燥」「不眠」「体重低下」「死への思い」「疲れやすさや気分の減退」などのうち、5項目以上がほぼ毎日2週間以上続き、日常生活に支障がある状態をうつ病としている。

 

配偶者や親しい人との死別、介護疲れや孤立、病気などをきっかけに、高齢者は誰でもうつ病になる可能性がある。

 

県が昨年8月、県内の65歳以上の男女3500人を対象に、健康状態を尋ねた高齢者基礎調査(郵送、有効回収率69.8%)では、半数近くの45.4%が「心の不調を感じたことがある」とした。

 

このうち65.6%が「生きるのがつらい・嫌だと感じたことがある」と回答している。

 

高齢者のうつ病は体の不調を訴えることが多く、最初は内科などに行くことが多い。精神科への紹介は1割程度というデータもある。

 

そもそも日本の医師には、高齢者のうつ病への認識が低いことも背景にある。こうしたことから受診、診断まで時間がかかり、うつ病を重症化させてしまう高齢者が少なくないという。

 

日常生活に支障を来たすようになってからだと、治療を受けても回復に時間がかかったり、体力の低下などで衰弱して寝たきりになったりすることもある。

 

孤立し、絶望した結果、最悪のケースでは自殺につながることもある。

国内の人工透析患者は2015年末時点で約32万5千人に達し、糖尿病から糖尿病性腎症、慢性腎臓病(CKD)に進む場合が約4割を占める。

 

慢性腎臓病が悪化して透析になるのを防ぐには、腎臓病になる前からの節制と、発病後の服薬や食事制限を守る患者自身の努力が必須だ。

 

ただ、食事制限の方法は分かりにくい。

 

慢性腎臓病の食事制限では特に塩分とタンパク質、カリウムの三つが重要です。

 

腎臓の中には「糸球体」という毛細血管の塊が多数あり、ここを血液がスムーズに流れることで血中の老廃物をろ過し、尿に排出する。

 

塩分を取り過ぎると血中濃度を薄めるために血液量が増えて血圧が上昇。

 

腎臓にも負担が掛かり高血圧が続くと糸球体が壊れ始める。

 

いったん壊れた糸球体は回復しません。

 

高血糖や高血圧、腎臓病になる恐れが指摘されたら、腎機能が正常なうちから塩分を1日3㌘以上6㌘未満にすることが推奨される。

 

タンパク質は体をつくる素材としても大切だが、その老廃物をろ過するのはやはり腎臓の役目。

 

糸球体が壊れ始めると、残った糸球体にはタンパク質の取り過ぎが負担となる。

 

果物や野菜に多く含まれるカリウムも体に大事な栄養成分だが、腎臓病により排出が滞ると血清中の濃度が上がり、心臓の神経伝達に支障が出て、不整脈などで命に関わることもある。

 

ただし、カリウム制限には注意が要る。食習慣によって摂取量に大差があり、ただ減らせば良いわけではない。

 

血液検査の結果に基づいた主治医の判断に従う必要がある。