今の日本では、とても多くの大人が高血圧や脂質異常症、2型糖尿病、そしてメタボリックシンドロームといった生活習慣病を患っています。

 

これらの病気の一番の問題は動脈硬化(血管の壁が厚く硬くなり、破けたり詰まりやすくなる状態)が速く進んでしまうことです。

 

動脈硬化は、それ自体は痛くもかゆくもありません。

 

しかし、心臓病や脳卒中といった直接命に関わる病気の危険度を格段に上げ、寿命を短くしてしまう危険があるのです。

 

生活習慣病の大きな原因の一つが、肥満です。

 

子どもであっても、肥満である場合、生活習慣病を発症する危険が高くなります。

 

そして子どもであっても、生活習慣病がある場合、すでに動脈硬化が進んでいることが分かっています。

 

また、肥満は心の問題とも深く関連します。肥満の子どもたちが劣等感に悩んでしまうことは、まれではありません。

 

このため引っ込み思案になったり、運動することが嫌いになったりすることがあります。

 

時には引きこもりや不登校になるなど、健康的な日常生活を送れなくなってしまいます。

 

こうなると運動不足や過食がさらにひどくなり、肥満が増長してしまう、という悪循環にはまり込んでしまいます。

 

肥満は子どもにとっても、心身ともに万病のもとといえます。

 

肥満は体質もありますが、ご存じの通り食事の偏りや運動不足が大きな影響を与えています。

 

肥満の予防・改善のために、まずは、早寝、早起き、朝ごはん。

 

規則正しい生活を家族みんなで心がけましょう。

 

子どもたちが将来、生活習慣病で悩まないようにするためには、家族みんなの協力が大切です。

臭いや脇の下の汗染み、周囲の不快感への不安などで、汗に悩む人が増えている。

 

だが汗は体温調節に欠かせないものでもある。

 

汗は人類が進化の結果、獲得した機能。脳の進化と密接に関係しています。

 

汗には、緊張を感じたときに出る神経性発汗、体温調節のための温熱性発汗、強い香辛料などを食べたときの味覚性発汗の3種類がある。

 

汗のほとんどは全身の体表にあるエクリン汗腺から分泌する。

 

体温調節に重要な役割を果たすエクリン汗腺は、犬や猫にはほとんどない。

 

これほど発達したのは人間だけ。熱に弱い脳を守るためと考えられます。

 

確かに他の哺乳類で、人間のように汗をかく姿は見ない。犬や猫はハアハアと口を開けて熱を逃がす。

 

汗は人間ならでは、というわけだ。

 

だが多くの現代日本人に汗は悩みの種のようだ。

 

全国に10~40代の男女5千人に実施した調査では、約半数が「自分の汗の臭いが気になる」「やや気になる」と感じていた。

 

汗の量についても「他の人より大量に出る」「やや大量に出る」という人が約4割に上がる。

 

多汗の人が増えたということではない。病的に多汗という人は非常に少ない。

 

緊張すると、手のひらや足の裏、脇の下など一部の場所に汗が出る。

 

特に脇の下は熱がこもりやすく、「臭うのでは」「汗染みになって恥ずかしい思いをするのでは」などと不安を抱くと、発汗中枢が刺激されて汗をかくという悪循環に陥る。

 

この不安は無意識です。だから重要なのは、悪循環を断ち切ることという。

 

制汗剤などを使って汗そのものや臭いを抑えて自分を安心させたり、脇汗を吸収する機能を備えた下着を身に着けたりする方法も有効だ。

 

ただし、制汗剤の使い方には要注意。制汗剤は汗腺にふたをする仕組みです。脇の下以外の腕や首などに使うのは勧められません。

 

熱中症の原因になることもあります。

暑さで食欲が落ちがちになる時季こそ、バランスの良い食事で必要な栄養をきちんと取ることが大切です。

 

夏バテを防いで元気に夏を乗り切るための食事のポイント。

 

基本的なことですが、主食と主菜、副菜をそろえてバランスの良い食事をすることが夏を元気に過ごす一番の近道です。

 

主菜には、疲労回復の効果があるとされるビタミンB群を含む食材を取り入れるといい。

 

豚肉やウナギ、カツオ、レバーなど動物性のタンパク質のほか、大豆製品にも多い。

 

ビタミンB群は、ご飯やパンなどの糖質をエネルギーに変えるためにも必要な栄養素だ。

 

夏バテの予防には、主菜でタンパク質をしっかり取ることが大切です。

 

日差しが強い夏は、紫外線による肌へのダメージも気になる。

 

トマトやオクラ、モロヘイヤ、カボチャ、ブロッコリーなどに含まれるビタミンには抗酸化作用があり、肌の調子を整える効果があるとされる。

 

冷たい飲み物の取り過ぎなどで胃腸が弱った時には、オクラやモロヘイヤ、長芋、メカブといったぬめりのある食材を取り入れたい。

 

胃腸の粘膜を守り消化を助ける成分が含まれていて、血糖値の上昇を抑えたり血中のコレステロールを下げたりする効果もあるという。

 

麺類のトッピングとして加えるのもいい。ネギやショウガ、大葉、ニンニク、ミョウガなどの薬味には食欲増進の効果がある。

 

レモン、梅干しなどの酸味のある食材も、暑さで食欲が落ちた時にお薦めです。

 

過剰な冷房による夏冷えに悩む人も多い。ショウガやネギ、ニンニク、クルミといった食材には体を温める効果もある。

 

スープや料理の薬味、ドレッシングに加えるなどして、食事に積極的に取り入れてほしい。