こんにちは!
このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。
沈黙の瞑想合宿体験記、今日はその四回目です。
過去記事はこちらです↓
眠気が無くなり、心象風景を見られるようになった途端、出てきたのは怒り。
どうしても反りが合わない人から言われた、心えぐられた言葉が思い出されて、その記憶が怒りを引き起こします。引き起こされた怒りが、嫌な思い出をどんどん拾い出してへ見せてくれます。
仕事一辺倒で家族の為に時間を割かない主人への怒り。娘が小さかった頃の腹立たしい記憶までよみがえってきて、とっくに消化したと思っていた怒りが再燃します。
怒りは眺めても眺めても、何度も沸き上がってきます。
それでも、ただ怒りを感じていると、怒りにも色々なな表情があることがわかりました。
悲しみが強くてすねるような怒り、相手を殴りたいような暴力的な怒り、大声で「お前なんて、大っ嫌いだあ~!」と叫びたいような情熱的な怒り。色々な表情を見せて、かつその強さを変えて現れてくる怒りを見つめて、受け止めて、丸一日。
流石に疲れてきました。自分が嫌になってきます。特に、消化したと思っていた怒りの再燃には、「やっぱり消化できていなかったんだ」という、凹む気持ちも出てきてしまいました。
一日の終わりに聴いた、先生のお話はこんな感じでした。
~・~・~・~・~・~
どんな感情を感じても、どんな思考がでてきても、深追いしないでいいんです。
感情・思考の裏にあることをあれこれと探りださずに、まずは「今ここ」にある感情・思考と仲良くなり、好奇心と優しさで向き合えるようになりましょう。
「怒り、また来たんだね」
「そうこうしているうちに、怒りが悲しみになってきたぞ」
「この記憶、また思い出したんだねこの記憶がここで出てくるなんて面白いな
」
そして、ネガティブな感情や思考に引っ張られて、意識が過去や未来に飛んでしまったら、「あ、『今ここ』から離れたな」と気づいて、「今ここ」に戻ってきて、記憶や想像ではなく、今ここのリアルを感じればいいのです。
それを、一日何百回やってもいい。
一日に何百回、何千回も「今ここ」から離れてしまう、過去を悔やみ、未来を恐れる、そんな自分でいい。一日にたった一回でも「気づいて戻る」ことができたなら、それだけでもいいのです。
私の先生はアメリカ人で、とても経験豊かな人でしたが、先生でさえも、意識が今ここから外れたり、感情に振り回されたりしていました。そんな時、先生が愛情とユーモアたっぷりにご自身に向かって言っていたのは、
”Oh, darling, you are at it again!"
(あらまあ、あなたまたやってるわね
)
こんな私だから、可愛い。こんな私だから、大好き。
へえ、私って、こんな風に感じるんだ。こんな風に思うんだ。
面白いな。素敵だな。生きているんだな。
自分に、自分の感情・思考に、優しくしましょう。
~・~・~・~・~・~
このお話を聴いて、怒りと向き合いつつも、実は心の奥の奥で怒りを嫌っていた自分に気づきました。「早くいなくなってくれ」「これだけ見たんだから、もういい加減、出てこなくなるだろう」「でも、なんでこんなにしつこいんだろう」…怒りを見つめながら、心の端っこで、そう思っていたんです。
自分を完全に受け入れ、本当に優しくするには、気づきの光で自分を隅々までよーく見てあげることが大切ですね。
最終日の5日目には、怒りは殆ど意識に出てこなくなりました。怒りは消化できたとは言えない、でも、しつこく私の注意を引こうとするのをやめた、そんな感じがします。
そして5日目の夜、先生は慈悲のお話をします。それは次回のブログで!
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