こんにちは!
このブログにお立ち寄り頂き、ありがとうございます。
育児・仕事・人間関係に疲れたあなたの心を豊かで軽やかにする、アドラー心理学&マインドフルネスコーチ、ジュバ智子です。
さて、昨日は、瞑想合宿のスタート2日が煩悩まみれだったことを書きました。
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そんな私に三日目午前中に転機が訪れます。
五泊六日のうち、三日目と五日目には、先生に質問したり、アドバイスをもらったりできる時間があります(この時だけ、沈黙を破ることができます)。今回は5人のグループセッションでしたが、他の人と先生とのやり取りを聴くのもとても勉強になるのです。
グループセッションに加え、瞑想の合間合間に先生が色々なお話をしてくれます。
詩を読んでくれることもあれば、先生が師事していた先生の考え方、言葉なども紹介してくれたり、ご自分の失敗談もしてくれます。そんなインプットが、袋小路に入ってしまった私の軌道修正をしてくれます。
三日目午前中のセッションが始まって、最初に発言したのが、私の右隣に座っていた女性。自己紹介の時、MSBR公式認定講師だとおっしゃっていたので、私より瞑想経験は絶対長いはず。その方が、なんと、
「とにかく眠いんです。なんでこんなに眠いのかわかりません。どうしたらいいでしょうか」
と質問したのです!
先生は、こんな風に説明してくれました。
「眠気には二種類あって、一つは睡眠不足で身体が休養を求めているから起こるもの。これはしっかり睡眠をとれば、翌日には解消されます。もう一つの眠気は、心にふたをしようとする眠気。心の中の何かと向き合うことを避けるために、自分で眠気を出して意識を無力にしようとするのです。
眠気が来るのはどんな時ですか?集中しよう、深く心に入っていこうとする時ですか?それとも身体のだるさを伴う、肉体的なものですか?眠気はメッセージを運んでいます。追い払おうとするのではなく、観察して、話を聴いてあげましょう」
…そうでした、身体や心がどんな反応をしようとも、それは大切な自分から出てきた、貴重な反応なのでした。
私は、止まらない批判思考に翻弄されていることを相談しました。
先生は、「そうね、本当ね、前回の方が静かだったし、食事も美味しかったし、部屋も居心地が良かったわね!」と笑って、こうアドバイスしてくれました。
「あなたの批判はどんな感情を纏っていますか?怒り?あきらめ?悲しみ?批判しながら、あなたは何を感じていますか?その感情は、どんな感じがするでしょう?突き刺さるような痛み?強い攻撃性がありますか?批判の後ろにある感情に注意を向けてあげましょう。自分を理解するきっかけになると思いますよ」
…そうでした、思考の裏にある感情に近づくこと。怖がらないで、寄り添うこと。これ、大切なんだった…忘れてた…。
更に先生は、
「人間は皆、不完全な存在です。ちゃんと瞑想できている自分、この六日間で大きな成果を出す自分…そんな理想の自分から、自由になりましょう。眠くてもいい、思考でいっぱいでもいい、怒りで気が狂いそうでもいい、何が起きても、今ここで自分の身体・心に起こっていることを、柔らかな気持ちと好奇心で見つめてみましょう」
と言いました。
…そうでした、今ここで起きていることを、優しさと好奇心で見ていれば、段々と心が整い、自分への理解が深まっていくんだった。
先生のお話で初心に帰ることが出来た私。
三日目の午後から、眠気は全く無くなりました。
そして、
眠気という蓋が外れて、出てきたのは…激しい怒り。
この後の二日間、私は消化済みと思っていた、古い怒りと向き合うことになるのです。
続きは次回のブログで
「マインドフルネスって何?瞑想するにはどうしたらいい?」そんな方に向けて、来年一月にマインドフルネス・オンラインお話会を開催します!告知をお待ちください
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