本日は、ピラティスを教えている先生と、
気持ちいい風が流れるカフェでお茶。
筋肉についての面白いお話をお伺い致しました。
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筋肉には、大きく2つに分けて。
赤い筋肉と、白い筋肉があるそうです。
赤い筋肉は、身体の表面に近いところにある筋肉で、
マッチョなボディービルダーの方が鍛えている筋肉だそうです。
瞬発力に優れているのが特徴です。
短距離ランナー的筋肉と言えます。
一方、白い筋肉は、身体の芯にある筋肉で、
インナーマッスルとよく言われている筋肉だそうです。
瞬発力には乏しいものの、疲れにくく、長時間身体を支えられるのが特徴とのこと。
長距離ランナー的筋肉と言えます。
その方曰く、初めて会う人でも、ぱっと見ただけで、
赤/白の筋肉をどう使っているか、大体分かるそうです。
私はやはり、白い筋肉は、ゼロではないけれど、
赤い筋肉に頼っていることが多いそうでした。
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印象に残ったのは、ボディービルダーの方に実は腰痛が多いという話です。
腹筋も背筋も見事に鍛えられているので、
腰痛もしっかり筋力でカバーできているのかと思いきや、
身体の表面に近い赤い筋肉は鍛えているけれど、
身体の芯にある白い筋肉は鍛えていないので、
腰痛はよくあることだそうです。
何だか、たくましいイメージのボディービルダーが
裏では腰痛に苦しんでいることを想像すると、複雑な気持ちになります。。
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生きて行くためには、赤い筋肉も白い筋肉も両方必要ですが、
長く健やかに生き続けるためには、白い筋肉を鍛えることは不可欠とのこと。
仕事においても、瞬発力も、長期的に続く力も両方必要です。
でも、長く生き「続ける」ためには、長期的に続く力は不可欠。
とはいえ、瞬発力だけでも日常的には、
なんとかカバーできてしまうことが多いのは
筋肉も仕事の力も一緒。
では、どうしたら「赤い筋肉」を鍛えられるのか?
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「赤い筋肉」を鍛えるためには、
「白い筋肉」をだまらせるしか方法はないそうです。
つまり、表面の赤い筋肉が力を発揮できないような姿勢になり、
白い筋肉で動かさざるを得ないポーズをとるということ。
仕事で言えば、瞬発力が意味をなさない場面に身を置き、
長期的に続く力を強制的に鍛えるということ。
いつもの自分の勝ちパターンが、「瞬発力」だけに
頼っているなと感じたら、あえて、そのやり方を自ら封じる、
もしくはそのやり方が通用しない環境に身を置いて、
自分が持っている、自分の奥にある力を意図的に引き出していくことも
大切かもしれません。
私の場合、前職の営業時代に提案をする際、
伝えたいメッセージが100%言葉に落ちきっていなくても、
想いを全身にまとい、つたない言葉に身振り手振りを交えて、
最後は熱意で共感を得る、という瞬発力を行使することがままありました。。
でも、そのやり方では通じない場面があるのは明らか。
であれば、しっかりと言葉だけで共感を得る力を意図的に磨くことが必要です。
blogを書くこともしかり、企画のコンセプトをA41枚にまとめることもしかり。
「赤い筋肉」を中心に日々動きつつも、
「白い筋肉」を鍛えていこうと、思いました。
みなさんがいつも頼りにする「赤い筋肉」、意図的に鍛えたい「白い筋肉」は
何でしょうか?
たまには落ち着いて考えてみるのもいいかもしれません。