第9回みんくるカフェ
さる6月16日に第9回みんくるカフェが開催されました!!今回のテーマは「ソーシャルキャピタルと健康」でした

参加者は:医師、薬剤師、栄養士、医大助教、着物着付け講師、NPO勤務、司法書士事務所勤務、医療ベンチャーCEOなど10名でした。

まずは、みんくるカフェ代表のそんそんから「ソーシャルキャピタルと健康」についてのミニレクチャー。(ネタ本は「ソーシャルキャピタルと健康」(イチロー・カワチ著)より)
パットナムによるソーシャルキャピタルの定義=社会の効率を高めることのできる「信頼」「規範」「ネットワーク」といった社会的仕組みの特徴
ソーシャルキャピタル(社会関係資本)とは「社会問題に関わっていく自発的団体の多様さ」「社会全体の人間関係の豊かさ」ともいえる
ソーシャルキャピタル(SC)は、健康にも影響を及ぼす。SCが高い集団では健康増進が早く普及する可能性があり、社会的凝集性(密なつながり)の高い組織・地域ではSCが高いと言われている。一方で自由がないと言われることも。
次に、栄養士のわかさまより「お題」プレゼンがありました。
大学院でデイケアの研究をやっている。お年寄りたちに「デイケアへ通う目的は何ですか?」という調査をすると「リハビリ」「社会交流」「家族のすすめ」「気楽に過ごせるから」などの回答があり、「気楽に過ごせる」という意見が多かった。
みなさんにとっての「気楽に過ごせる第三の居場所は?」というお題でした。参加者からの意見は
岩盤浴やヨガに通っている。とても落ち着く場所。
スターバックスの「ビジネスマンやOLにとってのサードプレイス」というコンセプト。http://t.co/X6MrGRs
街の名物カフェは第三の居場所だが、目的によって使い分けている。話しかけてほしいときはそのカフェに行くが、静かに過ごしたいときは別のカフェなど。
第三の居場所の要素は?「ある程度、自由でいられること」「それでいて、つながりがあること」
最後は、株式会社ウェルスタイル代表のたにうさんから、家族と医療者をつなぐ新しいSNS「Wellnote」についてのプレゼンでした
みんなで健康になればいいと思って試験的に家族で使ってみたら、1週間ですぐ成果が表れた。
家族で電話で共有していない情報をWEB上で共有したり、家庭医からの健康情報を見て家族の病気の可能性が発覚したりと変化が起きている。
デジタルデバイドは乗り越えられると最近は思うようになった。孫の顔みたさにSkypeを使ったりする高齢者が増えるだろう。
Wellnoteはこちら:http://wellnote.jp/
参加者のじゅりさんから、Twitter上でこんなうれしい感想をもらいました
「社会凝集性の高さの弊害から解放されて、心身の健康を促進するサードプレイス。たとえば、市民と医療の良い関係をデザインする対話型コミュニティ "みんくるカフェ"」
今回も、様々なバックグラウンドの方に参加していただいて、素敵な対話ができたと思います。
参加していただいたみなさん、本当にありがとうございました

みんくるカフェは、毎月第3木曜夜、あるいは第3土曜午後に定期開催しています。今回のTogetter(Twitterのつぶやきまとめ)はこちら:http://togetter.com/li/150415

第8回みんくるカフェ
5/19(木)に第8回みんくるカフェが開催されました!参加者はちょうど10名。
医師、看護師、薬剤師、作業療法士、栄養士など医療多職種に加え、医療接遇講師、医大助手、会社員3名でした!

場所は最近定着してきた感のある根津スタジオです。
こちらのスタジオを所有していらっしゃるエンパブリックさんが協賛ですから(笑)
いつもみんくるを強力バックアップしていただいています

今回は「医療コミュニケーション」をテーマとして、2名の参加者にお題を提供していただきました

1つ目は医療接遇の講師のはなさんからです

と、お題に入る前にまずは医療接遇の特別レクチャー

●人の行為は、その人の「枠組み」が決定する→相手の枠組みを想像することが大事
●相手の関心に関心を持つ
●「敬う」の語源(何だと思いますか?答えは記事の一番下に!)
レクチャーでは「ハッ!?」「おぉー!」など感嘆の言葉が上がる場面も(笑) こういうのを「目からウロコ」っていうんですね

そしてここから本題の「今までの仕事の中で一番困ったなという人は?」、そして「なぜ、その人はそのような行動をとったのか?」について対話しました。
ここでは、話題に挙がった中から「あれもこれもと要望がエスカレートする患者さん」をピックアップ。
「わがままがどこまで通るかを試したい、という人もいる」という見方から「このような人に対しては『一番してほしいことは何ですか?』と尋ねてみるのも1つ」といった意見が出ました。
2つ目は「医者とのコミュニケーションがうまくいかなかったと感じたのはどんなときか?」を切り口に対話が始まりました。こちらはおなじみ(?)ぱぱいや教授からのお題提供です


<上手くいかなかった具体例>
・医師の話している言葉の意味が分からなかった
・薬の副作用について訴えたのに処方が変わっていなかった
・台詞を話しているようで心がこもっていない、流れ作業のようだった
などなどが挙がりました。
多くの方が頷いているところをみると、決してまれな例ではないのでしょう。
一方で、医師と患者の信頼関係を構築することでこういった問題が防げることもあるといった切り口も提示されました。これで1回分トークできそうですが…

医師側の視点では、「傾聴」「Active Listening」「ドアノブクエスチョン(※)」などといったキーワードが出ました


クロージングはその場の流れで「あなたの元気のみなもと」を発表する場に
(前回のトークテーマでしたね!)前回とは別の詩を紹介して下さったり、結婚前に相手方家族へ挨拶に行って反応が良かったことを披露して下さったり、今回もほっこりしました

ちなみに我らが隊長の元気のみなもとは…「みんくるカフェ」だそうです

お後がよろしいようで

※ドアノブクエスチョン:患者さんが診察室を出ようとドアノブに手を掛ける前に、医療者側が「他に気になることはありませんか?」などと発する質問。患者さんにとって、このタイミングだと言いたいことを表出しやすいとか。

「敬う」の語源は「身体をよじる」。危険を避けるときには身体をよじります。同様に、敬語とは相手からの攻撃をやり過ごすため、自分を守るための道具なのです。ちなみに敬語は、「相手へのサービス」というよりは、自分より偉い人・権力を持っている人に対して「適切な距離をとる道具」だと捉えると必要性が理解しやすいと思われます
第7回みんくるカフェ
4/21(木)に第7回みんくるカフェが開催されました!今回のテーマは「あなたの元気のみなもと」


誰にでも「これがあると元気になれる」「癒される」という物があるはず!ということで今回は、自分の好きな言葉、本、音楽、その他を持ち寄ってお互い披露しました

みんくるカフェの今までの活動から考えると今回は番外編になるかも?
いつもとちょっと違うスタイルでゆる~くトークしました

今回の参加者は、薬剤師、家庭医、大学助教、Webデザイナー、接遇講師、会社経営者、作業療法士など計12名
さて、みんなは何を持ち寄ったでしょう!?
限りがありますがご紹介~

一つは「詩」。偶然にも二名の参加者の方が発表しました。
お約束とばかりに音読していただき、そしてみんなで聴き入りました。
「感情的になったときに自分を抑えてくれるもの」「自分を支えてくれるもの」だとか。
二つ目は「地元の仲間が作詞作曲したセッションCD」。「歌は下手だけど想い出が詰まっている」って最高の褒め言葉ですね


このCDのおかげで当時の情景をありありと思い返すことができる、と。
エピソードを聴いた後、パソコンでCDを再生しながらみんなで思いを巡らせました。
その他、日常を切り取ってきたものからここぞというとっておきのものまで、本当に多種多様でした

括って記してしまうとなんとも味気がなくなってしまうのですが…
「サウンドトラック」「マンガの台詞」「語録」「歌手のDVD」「ソーシャルメディア」「母校のオルガン曲」「アロマ」「サイン入りCD」などなど
うーん、やっぱりなんかもったいない…。
みなさんの思い思いのストーリーにこそ、これらの括りにいきいきとした存在感を与える力があります!こういうものや考え方もあるのかー、と思わず唸りました。
私の場合、一参加者として興味の幅は確実に広がりました(笑)
人が発表したものの方が自分に合っていたりして

最後に我らが隊長のお言葉。
「やっぱり、みんくるって本当にいいもんですね」
