今回の記事で、政府のこれまでの『少子化対策』などは、単なる標題だけで当に空念仏だということが分かります。

 

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(これまでの記事)

飲食物リスク(1)レモン果汁に溶けるプラスチック皿

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12564469780.html

飲食物リスク(2)食品を包むラップ類のリスク

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12564735532.html

 

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昨今の状況

♂の角が退化し、♀に角が生える。

♀の尻尾が退化し、♂に♀の尻尾が成長する。

 

 

 

(図)Genetic Engineering (遺伝子工学)
PAUL RAMSEY(ポール・ラムセー)

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今回の記事は拙稿2014/10/16(木)『化粧品の恐怖:消えゆく男性・・・トホホ』を書き直したものです。  

 

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カナダBBC放送ドキュメンタリー『消えゆく男性』(註1)(註2)
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(註1)Masterminds (Canadian TV series) was a true crime documentary television series produced in Canada with truTV (formerly Court TV). 

黒幕達(カナダ TV シリーズ)は、truTV(以前のCourt TV)でカナダで制作された真の犯罪ドキュメンタリーテレビシリーズ。


(概要)
人口削減を目的とし、1950年、合成女性ホルモンの全てを食品・離乳食に入れる。

40年後の捜査で最初に人口削減を目的としてのビスフェノールAの混入を認めたのは『P&G』

 

※現在のP&G商品一覧



不妊にさせるために哺乳瓶のリンスにビスフェノールAを入れた。
ビスフェノールAは赤ん坊を攻撃し、睾丸のまともな発達を妨げる

 

ビスフェノールAは、『化粧品』・『リンス』・『ビール缶』・『缶詰』・『ペットボトル』・『プラスチック食器・『哺乳瓶』に含み、胎児や幼児の精子を激減させる

1950年以降60年間で75%~85%も劇的に精子が減る。

米国の平均は1950年の20%以下。
更にこの中で運動性のある精子はたった15%以下。

この減少率で推移すると、今世紀末には先ずは生まれて来る男子から精子は消え次の世紀では人間そのものも消えていく

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但し、精子を冷凍保存している国際金融資本の一族とその奴隷の約2億人だけは生き残る。


彼らの仕組んだシナリオ通りに展開しているのが今の世界。
無論、昨今大騒ぎのエボラ出血熱もエイズと同様、人口削減のためである。
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下記ユーチューブをご覧になると、その概要が分かります。僅か15分弱です。

優生学の攻撃 温暖化・不妊症・ワクチン・血液製剤  

アラン・ワット  Eugenics  14分49秒
http://www.youtube.com/watch?v=e1_JOAs_Xrc#t=120
(注)上記ユーチューブは消去されました。
余程都合が悪い内容だったのでしょう。

(当時、このユーチューブを私が一部だけしたメモ)
バートラナンド・ラッセル卿、ジュリアン・ハクスリーは一般大衆を不妊にする方法を1930年代~1950年代に相談。

従順で影響されやすい大衆を作るために注射も使うことにする。更に人を馬鹿にさせ、出生率も下げる必要がある。

 

その結果、1950年代欧米全土に登場したのがポリオワクチン

ポリオは希な病気だが、当時、全世界に流された白黒のニュース映像では呼吸補助装置を付けた子供が全映像に登場。

 

それが全世界を恐怖に陥れた。そこで世界中でポリオワクチンが接種された。このポリオワクチンは、効果がなく、ガンを引き起こすだけのもの。

今や新生児は産まれた病院を出るのに30種類のワクチンを既に接種されている。

 

インフルウイルスと鳥インフルウイルスを混合し、ワクチンとした。

他の国で実験としてこのワクチンをフェレット(イタチ科の哺乳小動物)に接種したら全数死んだ。

巨大企業は一つのシステムのフロント組織。

 

大衆は訓練されてきた。
『どことなく危機発生! 今の問題を解決しなきゃ!』


(注1)マスメディアを駆使し、感覚的に危機をあおる。
(注2)エボラ出血熱も米国が仕組んだもの。

 

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人類を不妊にするために使われている薬剤
ビスフェノールA (bisphenol A, BPA) とは

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化学式 (CH3)2C(C6H4OH)2 の有機化合物である。
2つのフェノール部位を持っており、ポリカーボネートやエポキシ樹脂をはじめ、さまざまなプラスチックの合成に使われている。


(要注意)女性の化粧品の乳液や、その容器にフェノールAが入っている可能性がある。

 


女性が妊娠中にフェノールAを混合された化粧品やフェノールAが入っているその容器を使うと、顔や手の皮膚から体内に吸収され、結果、胎児の睾丸が攻撃され、無精子、又は活動しない精子しか作れない男の子が誕生するリスクがある。


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Health risk of exposure to Bisphenol A (BPA).

ビスフェノールA(BPA)への曝露の健康リスク

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Rocz Panstw Zakl Hig. 2015;66(1):5-11.

Author information
Department of Clinical and Experimental Endocrinology, Medical University of Gdańsk, Gdynia, Poland.

著者情報
ポーランドグディニャのグダニスク医科大学臨床および実験内分泌学科。

Abstract
Bisphenol A (BPA) belongs to chemicals that are produced in large quantities worldwide. It is commonly used as monomer in polycarbonate synthesis, plasticizer in the production of epoxy resins, as well as an additive for the elimination of surfeit of hydrochloric acid during the polyvinyl chloride (PVC) production. 

概要
ビスフェノールA(BPA)は、世界中で大量に生産される化学物質に属しています。一般に、ポリカーボネート合成のモノマー、エポキシ樹脂製造の可塑剤、およびポリ塩化ビニル(PVC)製造中の過剰な塩酸を除去するための添加剤として使用されます。

 

BPA is not only used in the production of plastics intended to a direct contact with food, including plastic packaging and kitchenware, but also in inner coatings of cans and jar caps. 

BPAは、プラスチック包装や台所用品など、食品と直接接触することを目的としたプラスチックの製造だけでなく、缶やジャーキャップ(広口瓶のふた)の内部コーティングにも使用されます。

There are various routes of human exposure to this substance such as oral, by inhalation and transdermal. The main sources of exposure to BPA include food packaging and dust, dental materials, healthcare equipment, thermal paper, toys and articles for children and infants. 

 

経口、吸入、経皮など、この物質に人間がさらされるさまざまな経路があります。 BPAへの主な暴露源には、食品包装とほこり、歯科材料、ヘルスケア機器、感熱紙、おもちゃ、子供や幼児向けの物品が含まれます。

 

BPA is metabolized in the liver to form bisphenol A glucuronide and mostly in this form is excreted with urine. 

 

BPAは肝臓で代謝されてビスフェノールAグルクロニド(註3)を形成し、この形態では、ほとんどが尿とともに排泄されます。

 

(註3)グルクロニドとは
グルクロン酸がグリコシド結合で他の物質と結合して生成する物質。グルクロニドは、配糖体の一種。

化学物質がグルクロニドに変換されるグルクロン酸化は、動物が毒物、薬品、その他エネルギー源とならない物質を排出するのを助けるために行われる。グルクロン酸が結合して生じたグルクロニドは元の物質に比べて水に対する溶解度が増し、腎臓で排出されやすくなる。

 

Due to its phenolic structure BPA has been shown to interact with estrogen receptors and to act as agonist or antagonist via estrogen receptor (ER) dependent signalling pathways.

 

そのフェノール構造により、BPAは女性ホルモンであるエストロゲン受容体と相互作用し、エストロゲン受容体(ER)依存性シグナル伝達経路(註4)を介してアゴニスト(註5)またはアンタゴニスト(註6)として作用することが示されています。

 

(註4)シグナル伝達経路とは

1個の細胞内で起こる一連の反応で、それにより信号(シグナル)が分子から分子へと次々に伝達されていくもの。 シグナル伝達経路は、細胞分裂やプログラム細胞死など、様々な細胞機能の制御に用いられている。

 

(註5)アゴニストとは

受容体に結合して神経伝達物質と類似した反応を引き起こす薬物のこと。刺激薬・活性薬とも呼ばれる。アゴニストは完全活性薬と部分活性薬の二種類に分類することができる。

 

(註6)アンタゴニストとは

受容体に結合して神経伝達物質やアゴニストの反応を阻害する薬物のことである。遮断薬・拮抗薬とも呼ばれる。

 

Therefore, BPA has been shown to play a role in the pathogenesis of several endocrine disorders including female and male infertility, precocious puberty, hormone dependent tumours such as breast and prostate cancer and several metabolic disorders including polycystic ovary syndrome (PCOS). 

 

したがって、BPAは、→

 

●女性および男性の不妊症

●思春期早発症

●乳がんや前立腺がんなどのホルモン依存性腫瘍

●多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を含むいくつかの代謝障害を含むいくつかの内分泌障害

 

→の病因に役割を果たすことが示されています。

Because of the constant, daily exposure and its tendency to bio-accumulation, BPA seems to require special attention such as biomonitoring. 

 

絶え間ない毎日の曝露とその生物蓄積の傾向のため、BPAは生物モニタリングなどの特別な注意を必要とするようです。

This observation should include clinical tests of BPA concentration in the urine, which is not only one of the best methods of evaluation of the exposure to this compound, but also the dependence of the daily intake of BPA and the risk of some endocrine disorders.

 

この観察には、尿中のBPA濃度の臨床試験が含まれる必要があります。これは、この化合物への暴露を評価する最良の方法の1つであるだけでなく、BPAの1日摂取量と一部の内分泌障害のリスクにも依存します。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25813067

 

(日本の現状)
現在、食品衛生法では、ポリカーボネート樹脂製の食品容器そのものに含まれる量と容器から溶出する量について、ビスフェノールAの規制が行われている。

・材質中の量=500ppm以下
・製品から溶出する量=2.5ppm以下

缶飲料や缶ビール、缶詰の金属缶の内面塗装に使われるエポキシ樹脂については、ビスフェノールAの溶出量等についての食品衛生法の規制はない

業界自主基準としては、日本製缶協会が2008年7月に「食品缶詰用金属缶に関するビスフェノールA低減缶ガイドライン」を定めており、飲料缶で0.005ppm以下、食品缶で0.01ppm以下をめざして低減させている。

 

国内の製缶業界は既に対策を済ませており、溶出の可能性が高い高温での殺菌を行うものでも溶出量は0.01ppm以下、飲料缶は0.005ppm以下となっている。

 

尚、ビスフェノールAを含む化粧品については、欧米では2006年に禁止されたが、日本では具体的に禁止したとの記事は見当たらない(註7)。

 

(註7)

化審法 第1種特定化学物質
https://www.nite.go.jp/chem/jcheck/list6.action?category=211&request_locale=ja
化審法 第2種特定化学物質
https://www.nite.go.jp/chem/jcheck/list6.action?category=212&request_locale=ja

 

化粧品基準
(平成 12 年9月 29 日)
(厚生省告示第 331 号)

化粧品基準別表1~4

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf18/documents/2.pdf

 

化粧品は、食品・医薬品と同分類に扱われている

労働安全衛生法特設ページ

https://www.jcia-bigdr.jp/jcia-bigdr/chemimaga/chemi_maga_list?type=category&no=005&page=35

 

(化粧品などの使用による皮膚からの吸収リスクに関して)

Research finds personal care products heighten absorption of BPA

研究では、パーソナルケア製品(註8)がBPAの吸収を高めることが判明
https://www.cosmeticsdesign.com/Article/2014/11/05/Research-finds-personal-care-products-heighten-absorption-of-BPA
例えば、化粧した手や石鹸で洗った手でレジの領収書などの感熱紙に触れると、皮膚からBPAを吸収する。

(註8)パーソナルケア製品(personal care products)とは
身体をケアするための製品。例えば、シャンプー、石けん、化粧品、マニキュア液、洗顔クリーム、日焼け止めクリーム、体臭防止剤、練り歯磨き粉など。

 

余談だが、Source Code Control System(SCCS、世界初のソースコードバージョン管理システム)では、口紅には、077%までの、歯磨き粉には、2.65%までのアルミニウム混入を認めている。

 

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(註2)

Masterminds (Canadian TV series)

首謀者(カナダのテレビシリーズ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Masterminds_(Canadian_TV_series)

Masterminds was a true crime documentary television series produced in Canada with truTV (formerly Court TV).
首謀者は、truTV(旧Court TV)でカナダで制作された真の犯罪ドキュメンタリーテレビシリーズでした。
As of February 2011, the program is broadcast on History Television and Global TV in Canada and truTV in the United States.

2011年2月の時点で、このプログラムはカナダのHistory TelevisionとGlobal TV、および米国のtruTVで放送されています。

Each 30 minute episode features one true crime story. The profiled crimes generally involve large sums of cash or merchandise and, more important, extremely unusual and/or elaborate methods of criminal operation which were never before (and sometimes never since) seen by law enforcement agencies. With a few notable exceptions, most criminals profiled in this series were caught within a couple of years of committing their crime(s).

30分のエピソードごとに1つの真の犯罪ストーリーが掲載されています。プロファイルされた犯罪には、通常、多額の現金または商品、さらに重要な、非常に珍しいおよび/または精巧な犯罪行為が含まれます。

 

いくつかの注目すべき例外を除き、このシリーズで紹介されているほとんどの犯罪者は、犯罪を犯してから数年以内に逮捕されました。

 

(図)

GENETIC ENGINEERING,A SYMPOSIUM

遺伝子工学シンポジウム
science&public affairs

Genetic Engineering
PAUL RAMSEY

他の論文例

Can man control his biological evolution?

人間は生物学的進化を制御でき科るか?
Men's resoponsibilty to his furtur

男の未来への男性の責任

 

(画像)

P&G商品

https://www.campaignasia.com/article/pg-not-interested-in-marrying-into-one-ad-holding-company/453334

化粧品

https://ranking-best.net/1239

缶詰

https://yamahack.com/451

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(以下参考資料)

カナダ保健省(Health Canada)ビスフェノールA(BPA)調査結果

缶入り清涼飲料水の全てで低濃度のBPAが検出され、その範囲は0.019μg/L~0.21μg/Lであった。全ての缶ビールから0.081μg/L~0.54μg/Lの低濃度BPAが検出された。
内閣府:食品安全委員会 食品安全関係情報詳細

http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03190590110

身近にある環境ホルモン
1998年に帝京大学の押尾茂講師が健康な若者34人の精液を調べたところ、WHO(世界保健機関)が定めた基準を満たしたのはわずか一人だったと報告。

 

同年7月慶応大学の吉村泰典教授は、人工授精のためにこれまで提供された約6000人分の精液を調べたところ、精子数がここ30年で約3割減っているようだと発表。
http://blog.suzukisaketen.com/?eid=1094943

「ビスフェノールA」と「フタル酸」に関する情報の整理
http://www.kitasangyo.com/pdf/e-academy/caps-and-corks/bpa2016.pdf
●2015年・フランスのビスフェノールAの規制:
「2015年1月から、すべての食品について、ビスフェノールA(BPA)を含む食品容器の製造、輸出入、市場投入を禁止」


フランスに輸出する清酒・焼酎・地ビール・ワインに適用される。
フランスは、日本ウイスキーの輸出先トップの国。


缶入り清涼飲料水の全てで低濃度のBPAが検出され、その範囲は0.019μg/L~0.21μg/Lであった。全ての缶ビールから0.081μg/L~0.54μg/Lの低濃度BPAが検出された。


内閣府:食品安全委員会 食品安全関係情報詳細
カナダ保健省(Health Canada)ビスフェノールA(BPA)調査結果

http://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03190590110

 

厚生労働省食品安全部基準審査課
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kigu/topics/080707-1.html
※要点
1)極めて低用量(2.4~10μg/kg体重)のビスフェノールAの曝露を受けると、神経や行動、乳腺や前立腺への影響、思春期早発等が認められているという報告がされている。

 

2)ビスフェノールAを妊娠動物に経口摂取させると、これまでの報告よりもさらに低い用量(0.5μg/kg体重)から当該動物の子供に性周期異常等の遅発性影響がみられたことが報告されている。

 

3)成人の場合、ビスフェノールAの主要な曝露源としては、缶詰が指摘されている。

 


Q3 ビスフェノールAは、どのようにして体に取り込まれるのですか。

ビスフェノールAという化学物質は一部の食品用の容器等の原料に使用されています。

飲食物に移行したビスフェノールAによる健康への悪影響を防止するために、これまでの各種の毒性試験に基づいてヒトに毒性が現れないと考えられた量を基に、ポリカーボネート製容器等について、2.5ppm以下という溶出試験規格を設けています。

 

また関係事業者においても、ビスフェノールAの溶出をさらに低減させるための製品改良が進んでいます。

一方、ビスフェノールAについては、近年、動物の胎児や産仔に対し、これまでの毒性試験では有害な影響が認められなかった量より、極めて低い用量の投与により影響が認められたことが報告されたことから、妊娠されている方(これらの方の胎児)や乳幼児がこの物質を摂取すると影響があるのではないかという懸念が持たれています。

 

欧米諸国でも、このような報告から、ヒトの健康に影響があるかどうか評価が行われているところです。

ビスフェノールAが体内に取り込まれる主な経路の一つに、食事を通しての摂取があります。

その原因としては、ポリカーボネート製の食器・容器等からビスフェノールAが飲食物に移行するケースや、食品缶詰または飲料缶内面のエポキシ樹脂による防蝕塗装が施された部分からビスフェノールAが飲食物に移行するケースなどが挙げられます。

しかし、国内で製造されるこれらの食品用の器具・容器包装については、早くから代替品への切り替えや、技術改良などの事業者の自主的な取組がされてきていますので、飲食を通じて摂取する可能性のあるビスフェノールAは極めて微量です。

また、国内で販売されているほ乳びんについても、ポリカーボネート以外の材質(ガラス製など)のものが中心です。

 

Q4 ビスフェノールAは、どのような規制がされているのですか。
(省略)

Q5 現在、ビスフェノールAについてどのようなことが問題になっているのですか。

1997年(平成9年)頃から内分泌系への影響が懸念される物質として、社会的に関心が持たれ、これまでに内分泌系などへの影響を調べるための試験研究が数多く行われてきています。

こうした試験研究の中で、動物の胎児や子供が、従来の毒性試験により有害な影響がないとされた量に比べて、→

 

極めて低用量(2.4~10μg/kg体重)のビスフェノールAの曝露を受けると、神経や行動、乳腺や前立腺への影響、思春期早発等が認められているという報告がされ、米国、カナダ、欧州連合(EU)ではこうした報告を受け、下記Q6で述べるような対応がなされているところです。

我が国においても、こうした低用量のビスフェノールAの内分泌系への影響に関しては以前より厚生労働科学研究などで研究を進めているところですが、最近の研究成果として、→

 

ビスフェノールAを妊娠動物に経口摂取させると、これまでの報告よりもさらに低い用量(0.5μg/kg体重)から当該動物の子供に性周期異常等の遅発性影響がみられたことが報告されています


Q6 諸外国では、ビスフェノールAについて、どのような対応がされているのですか

欧米諸国では、近年の研究で報告されている、極めて低用量のビスフェノールAで動物の胎児や子供に影響があるという新たな情報について、ヒトの健康に影響があるかどうか、評価が行われているところです。詳細について関心のある方は、後述のウェブサイトを参照してください。具体的には概要は以下のとおりです。

米国国家毒性プログラム(NTP)では、極めて低用量のビスフェノールAの動物曝露に関する限られた知見から、人の健康に対して影響があるかどうかを判断するためには、さらに調査や研究が必要としながらも、現在のビスフェノールAによる乳幼児等の推定最大曝露量が、これらの毒性試験で影響が認められた用量(2.4~10μg/kg体重)と近いレベルにあることから、乳幼児等の神経や行動等に影響を及ぼす懸念が幾分かあるのではないかとする報告書案がとりまとめられ、パブリックコメントを経て2008年(平成20年)6月11日、12日に開催された科学諮問委員会において、この報告書案は一部修正されて了承されました。

 

カナダ政府ではポリカーボネート製のほ乳びんの輸入及び販売等の禁止と乳児用の調製乳に使用されている缶の内面塗装からビスフェノールAの溶出を可能な限り減らす指針を策定する等のリスク管理案が公表されました。(以下省略)

Q9 妊婦については、食生活で注意することはありますか。

成人の場合、ビスフェノールAの主要な曝露源としては、缶詰が指摘されています

 

妊娠されている方がこのような缶詰食品を多く摂取することにより、胎児がビスフェノールAに曝露する可能性があります。(以下省略)

※ 缶詰容器には、金属の腐食を防止するため、内面にポリエチレンテレフタレート製のフィルムが張られているものがある他、ビスフェノールAを原料とするエポキシ樹脂による内面塗装がされているものが多くあります。

 

(フランスでのビスフェノールA)

憲法評議会がビスフェノールAの全面的禁止を「違憲」と判断-製造・輸出が可能に、輸入・国内販売は引き続き禁止-(フランス)

https://www.jetro.go.jp/biznews/2015/09/1a5af31fa6d1a82b.html

 

BPA 毒性の精細評価
毒性影響に関する新しい科学情報の重み付けを行って、CEF パネルは高用量の BPA(TDIの 100 倍以上)は腎臓と肝臓に有害影響の可能性がある(likely)と結論した。動物の乳腺にも影響する可能性がある。

食品中のビスフェノール A(BPA)の存在に関連する公衆衛生リスクについての科学的意見

Scientific Opinion on the risks to public health related to the presence of bisphenol A
(BPA) in foodstuffs
EFSA Journal 2015;13(1):3978 21 January 2015

http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/3978.htm

食事からの推定 BPA 摂取量は乳幼児で最も高い(一日当たり最大 0.875 μg/kg bw)。

 

出産可能年齢の女性の食事からの暴露は同年齢の男性と同等である(一日当たり最大 0.388μg/kg bw)。

 

暴露総計が最も高いのは一日当たり 1.449 μg/kg bw の青年であった

Scientific opinion on bisphenol A (2015)

http://www.efsa.europa.eu/en/corporate/doc/factsheetbpa150121.pdf
動物実験に基づき、高用量の BPA(TDI の 100 倍以上)は肝臓と腎臓に有害影響をおこす可能性がある。齧歯類の乳腺にも影響がある可能性がある。

ECHA はフランスの提案に基づきビスフェノール A の内分泌かく乱性を認めた

Bisphenol A is recognised by ECHA for its endocrine-disrupting properties, based on a
proposal by France
16/06/2017

フランス食品・環境・労働衛生安全庁(ANSES)
https://www.anses.fr/en/content/bisphenol-recognised-echa-its-endocrine-disrupting-pro
perties-based-proposal-france


ECHA:加盟国委員会(MSC) はビスフェノール A を内分泌かく乱物質だと満場一致で同意した
MSC unanimously agrees that Bisphenol A is an endocrine disruptor
ECHA/PR/17/12

https://echa.europa.eu/-/msc-unanimously-agrees-that-bisphenol-a-is-an-endocrine-disr
uptor

 

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GMO/農薬ラウンドアップ『目次』と『概略』
2023-03-08

https://ameblo.jp/minaseyori/entry-12791720727.html

この減少率で推移すると、今世紀末には先ずは生まれて来る男子から精子は消え、次の世紀では人間そのものも消えていく。