ナンキンハゼのこと

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クリスマスが近づいてくると
よく聞くのがヤドリギとナンキンハゼ。

ヤドリギは、昨年、

自分の山で採取したのですが、

ドライフラワーにはならないし、

可哀想なことをした、と反省。

今年の春、名古屋のカフェで

そっと飾られたナンキンハゼをみて、

今年の冬はナンキンハゼを

搾取しよう、と決めていました。

吊り下げても素敵です。


しかし、街路樹にも多く使われている

ナンキンハゼなのに、

どうして私はあんな可愛い実を

みたことがないのだろう??と

今年は春からソワソワ。


落葉樹のナンキンハゼは、

春から新芽が出て、

夏に花が咲きます。

地味に可愛い花。

そうして実ったこちらが、

秋には茶色になり…とあるのですが、

雪国福井。

秋になる前に、クレーン車が

街路樹に横付けされ、

大胆な強剪定をされて

実のついた枝は

切り落とされてしまったのでした。

 画像お借りしました

ああー、だから私、見たことなかったんだ。

雪国ならではのこんな姿。


まあ、例え実っても、

街路樹のナンキンハゼを

私が切るわけにもいかないので…。

でも、木に実る姿を、

見るだけでも幸せだったろうなぁーと

思っていました。

思っていたら、なんと。

解体物件の庭に生えているのを発見ニコニコ飛び出すハート

…と言っても、こちらも木の高さが

5メートルは楽にあり、

手が届くのはほんの僅かですが。

今のうちに、少し頂きました。

米ふかしみたい、と思いながら

束ねていたら、

ポップコーンみたい、と長男。

なんだか年代を感じつつ。

ユーカリとかと組み合わせても

可愛くなりそうです。


ナンキンハゼの花言葉は

「真心」「心が通じる」。

クリスマスに誰かに贈りたくなります。

ちょっといい枝ぶりのものは、

とりあえず花瓶に入れてみました。

こうしてみると

この小さな白い実が

粉雪のように見えるのでした。

寒くなると茶色になった皮が割れて

現れる白い実。


やっぱりこの姿は可愛い。


雪国だから仕方ないのですが、

剪定がもったいないなぁ。


白い実はナンキンハゼの種。

これをまいてみては…と考えましたが、

解体物件の庭のナンキンハゼも、

近くの街路樹の溢れ種ではえた、

15メートルになるらしいから、

切ってほしいと依頼された、と聞くと、

その生命力の強さに、

やはり挑戦する気は失せる私。


とりあえず、実のついた木も見れたし、

枝も持ち帰ることができたし、

春の目標は今年のうちに

達成できたので、ヨシとしておきたいです。