春は桜だけでなく、
いろいろな花が賑やかに花開きます。
先日、いつも拝読しているブログで
かたくりの花がたくさん咲いている場所を
教えて頂き、
お友達と大野市に向かいました。
すると、花桃が道路に沿って
植えられていました。
花桃幸街道、と名付けられているらしい
この道からは、
天空の城、大野城も花桃の隙間から
遠くに見えて、
なかなかに素敵でした。
お友達と写真を撮っていると、
2年前に白鳥を撮っていた時に知り合った
白鳥カメラマンさんと再会しました。
白鳥だけでなく、鳥や夜光虫や、
綺麗なものはなんでも撮影しにいく
活動的なカメラマンさん。
話の流れから
「勝原の花桃も今満開だ」とのことで、
かたくりの花に後ろ髪ひかれながらも、
一緒にいたお友達の強い希望から、
急遽、花桃が有名な勝原花桃公園に
みんなで向かうことに。
駐車場は空いていて、
警備の人の姿も…というより、
人の姿も全くなく、
貸切のような花桃公園に驚きました。
今年の大雪でたくさんの枝が折れ
全体的にちょっとコンパクトになった
花桃公園。
この春の安定しない気温のために
いつも花桃と同じ頃に満開になる
チューリップやアネモネ、芝桜も
咲いておらず、大人しい感じでした。
でも、これはこれで、
穏やかな花園でゆっくり楽しめます。
お友達とのお写真もカメラマンさんが
たくさん撮ってくださいました。
ふたりで出かけることは多いのですが、
なかなか一緒に撮ったお写真はないので
嬉しい
折れても頑張って咲く花桃も
たくさんありました。
この強さ、美しさに
生きることの尊さを感じます。
この日、見たかったかたくりの花も
公園でみつけました。
「寂しさに耐える」という花言葉をもつ
かたくりの花。
か細い花茎に伏目がちに咲くような
可憐なかたくりの花を
見る度に、なんだか応援したくなる
私なのです。
応援したくなる…
今年の花桃公園はまさにそんな感じでした。
あんなに毎年人で溢れていたのに
がらんとしていて、寂しげな公園を
励ましたい気になったのです。
でも、カメラマンさんの話によると
年々増えてきた見物客の
マナーの悪化も激しく、
近隣に住まれる方の車が出れなかったり、
庭に入って畑を踏みつけて
電車の写真を撮影したり、
違法駐車の悩みも絶えず、
線路に降りて撮影する人まで出てきて、
あまり人が来ないように
宣伝をしなくなった感じもある、とのこと。
確かに、そこら中にロープがはられ、
「私有地です」「入らないでください」と
行った類のお願いも多く貼られ、
ここに入る人がいるのか?と驚きました。
みんなを喜ばせよう、
寂しい山に花を添えよう、と
1本1本植えつけ、管理し、
無料で解放している勝原花桃公園。
邪気を払い、長寿のシンボルで
縁起が良いと言われる花桃が
咲き誇る麗しい場所。
訪れる私たちも、
この場に相応しい行動をとり
この美しい場所を
守っていきたいと思います。