前回の続きです。
毎日サッカー三昧だった僕ですが、まだトップの試合を見る事ができていませんでした。
アルゼンチンの試合、特に1部チームの試合はファンがごった返すし
シンナーの臭いもするわスリもいるわで財布等は持ち歩けず、現金のみ。
今はもうだいぶ安全になったかもですが、当時はなかなかだったと思います。
そんな所にWさんが連れて行ってくれたのです。
Wさんは元ボカの選手。日本人で初めてボカと契約した人で
リケルメやパレルモといったスーパースター達とお友達。
そんなWさんが連れて行ってくれたのはもちろん、ボンボネーラ(ボカのホームスタジアム)
この写真はスーペルクラシコで、ボカvsリーベル
僕が見にいったのはコパ・リベルタドーレスで、相手はウルグアイかどっかのチームだったと思います。
中学生の僕は、スタジアムの雰囲気、ファンの歌声、地響き、プレーの激しさ、紙吹雪、などなどで
ずーーーーっと鳥肌が立っていたのを覚えています。
試合前にはVIP席に来ていたマラドーナへの歓声。拍手。
ボカの勝利。
今まで見たどんな試合よりも面白く、ボンボネーラでの試合以上の試合は
あり得ないと、思いましたし、今も思っています。
そんな試合を見たら普通
「ここでサッカーしたい」
と思いますよね?
はい僕も思いました。強く。とても強く。
そしてWさんに
「またアルゼンチンに来て、ボンボネーラでプレーしたいです。」
と言っていました。
Wさんも僕の将来を思ってくださって、せめて高校は出ておこう。という事で
高校卒業したらアルゼンチンに行く。
それに夢中でした。
2か月間の留学を終えて、入りたい高校が決まり
全く勉強していなかったツケが回ってきたので
猛勉強の日々でした。。。