災害時にライフラインがストップしたら、
家のトイレは使えません。
そんな非常時のために備えておきたいのが、
簡易トイレ。
市販品もいろいろありますよね。
キャンプなどでも使えるような
便座とボックスがセットになっているものや、
家のトイレで使えるように、
便座カバーやごみ袋、凝固剤や使い捨て手袋が
セットになっているものなど様々。
でも、
1日5回分として、
仮に1週間分を用意する場合、
4人家族なら 5ｘ7ｘ4＝140
140回分が必要になる計算。
コレを全部市販品で補おうとすると、
結構なお値段になるんですよね……。
（お子さんがいる場合や、トイレが近い方がいる場合は、もう少し多めに用意しておきたいですしね）
そこで、今回は、
100均グッズと
ペットシート（ペットシーツ）を使って、
安く簡易トイレを作る方法をご紹介します！
災害用に少し多めに用意しておくと安心ですね。
ただ、
我が家はペットを飼っていないので、
「本当にペットシートで大丈夫なの？」
と心配になったので（笑）、
念のため吸水実験もしてみました！
【災害用 簡易トイレの作り方】
＜簡易トイレに使うもの＞
・ペットシート（ペットシーツ）
（レギュラーサイズ 44ｘ32㎝）
・ゴミ袋（30L）または（45L ）
・消臭袋（厚手）Mサイズ（19x30x11㎝）
・トイレットペーパー
・使い捨ての手袋
・アルコール除菌ウェットティッシュ
・目隠し用ポンチョ（外で使う時用）
・チャック付ポリ袋（A6サイズ）
ドラッグストアで購入したペットシーツ。
ペットシートとトイレットペーパー以外は、
全部100均で購入。
トイレットペーパーは、
長尺タイプがおすすめです。
＜簡易トイレの作り方＞
比較するために、45L と 30L の両方で作ってみました。
左側が45L のごみ袋に
ペットシートを2枚入れたもの。
（吸収する面を外にして折り、2枚入れてあります）
右側が30Lのごみ袋に
ペットシートを1枚広げたもの。
ちょうどいい大きさの
頑丈そうな段ボール箱があったので、
かぶせてみました。
これは45Lのごみ袋。
家のトイレを利用する場合は、
45Lのごみ袋の方がいいかも。
◆家のトイレで使う場合◆
便座を上げた状態で、
大きなビニール袋かゴミ袋をかぶせて、
その上に、この簡易トイレセットを
毎回セットして使えばOKです。
1回ごとに消臭袋に入れて、
＜ペットシートの吸水実験＞
ペットシート（レギュラーサイズ）には
「小型犬の平均オシッコ3回分（約90㏄）を吸収」
と書かれてあったのですが、
大人の1回分の尿の量は、
約200～400mlといわれています。
「本当に大丈夫？」と心配になったので（笑）
ペットボトル1本分（500ml）で
吸水実験をしてみました。
ペットシートの中央部分に
ペットボトルの水を注ぎます。
注いだ瞬間、シートの中がゼリー状に変化。
でも、表面はすぐに乾いてサラッとした状態に。
500ml全部注ぎました。
あれ、余裕ですね。
裏返してみると、こんな感じ。
中央部分はゼリー状になり、盛り上がっています。
ちなみに、
「携帯トイレ」として
袋と凝固剤のセットも100均で売っています。
1回分が100円です。
これを大量に買うのは割高ですよね……。
※今回ご紹介した簡易トイレセットを
上記のA6の袋に入れておけば、
携帯トイレとして使えます。
バッグに入れておいたり、
車に入れておくこともできますよ。
左は、ペットシート1枚と45L のごみ袋1枚、
消臭袋1枚（黒）を入れたもの。
（家のトイレ用に）
右は、ペットシート1枚と30L のごみ袋1枚、
消臭袋1枚（ピンク）を入れたもの。
（携帯トイレ用に）
※30Lはピンク、45Lは黒と色分けしておけば、
わかりやすいです。
吸水実験の結果、
1枚のペットシートで500mlを
余裕で吸収できたので、
◆携帯トイレとして使う場合は、
30L のごみ袋＋ペットシート1枚＋消臭袋
これを1セットとして、
◆家のトイレで使う場合は、
45Lのごみ袋＋ペットシート1枚（または2枚）
＋消臭袋
これを1セットとして用意しておけばいいですね。
100均グッズとペットシートを利用して
簡易トイレを用意しておけば、
市販品を購入するよりも安く
たくさん用意できます。
非常時のときにトイレに行けないのは
すご～く困るので、
災害対策として準備しておくと安心ですね。
災害対策や備蓄について
いくつかの記事にまとめていますので、
よろしければ参考にしてみてくださいね。
◆ 備えや備蓄で不安を解消！（食料備蓄の補足）目に見えない不安を、目に見える備蓄で安心に！
◆ 食料備蓄以外の防災対策は？ 備えておくと安心な防災グッズは？
◆ 簡易トイレの作り方◆100均グッズとペットシートで作る、災害用の簡易トイレ（吸水実験あり）
◆ 災害で水道が使えなくなったら？防災グッズや備蓄で災害に備える！（水の備蓄と衛生面の対策について）
◆ 100均で防災セット（持ち歩き用ミニタイプ）を作ってみた。
◆ 食糧備蓄で忘れがちなポイント！ 災害時に起きやすい栄養不足とビタミン不足の対策もしておこう！
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