深夜0時、また万博visitorsアプリでパビリオン予約画面にログインしようとしたら、いつもと違う画面が表示されて驚きました。
これまで、3日前から始まる空き枠先着予約の時間帯(深夜0時)はアクセスが集中して、サイトがうまく表示されないということが続いていました。ところが4月19日0時過ぎにアクセスしたところ、「順番待ち」のページが登場していたのです。いつから導入されたかは不明ですが、このタイミングで初めて気づきました。
この仕組みは、東京五輪のチケット販売のときにも採用されていた、アクセスを整理する方式のようです。ページ下部には、ピクトグラムが右へ歩いていくアニメーションつき。なんだか避難中のような配色で、少し不安をあおられます(笑)。
ちなみに、0時9分の時点で表示された待ち人数は約5900人!
これを見ると「もう空き枠なんて残ってないんじゃ…」と少しあきらめ気分になってしまいますね。実際、順番待ちによってアクセスエラーが出ることは減ったかもしれませんが、前に何千人もいると、絶望感が募るという新たなストレスがある気もします。
とはいえ、アクセス集中によって表示されないという事態がなくなったのは進歩ですよね。もしかすると、この順番待ちは0時前から始めて、0時ぴったりに空き枠へアクセス、という使い方もできるのかも?この点はまだ検証できていないので、また確認できたら追記したいと思います。
家族分の予約が面倒すぎる件
何度も書いていますけれど、万博のパビリオン予約、地味にストレスがたまるポイントが本当に多いんです。特に、家族分をまとめて予約したいときは苦労が絶えません。
我が家では全員が定期パスを持っているため、顔認証登録のために、家族一人ひとりの万博IDにそれぞれのチケットを受け渡す必要がありました。その上で、自分のIDで家族全員分のパビリオン予約を取るには、再度それぞれのチケットIDを自分のIDに紐づける必要があります。
この登録欄がまた厄介で、過去の入力情報を保持してくれないため、毎回すべてのIDを手動で入力しなおすことに。しかも1件ずつ登録しなければならず、これが本当に時間のロスになります。よく使うIDなんて決まっているんだから、事前に登録できる機能をぜひ追加してほしいところです。
さらに困るのが、空き枠の表示精度です。たとえば4人で予約したい場合でも、残り1枠しかないのに「△」と表示されているのではないか、と感じています。△の表示を見ると「まだ間に合うかも」と期待してクリックしてしまいますが、実際には「人数分の予約枠がありません」と表示されて取れない。だったら最初から表示しないでほしいですよ。
もちろん、一覧に表示された時点では本当に4枠あって、クリックしている間に埋まってしまったという可能性も否定はできません。ただ、結果として「人数分の空き枠がなかった」という理由で無駄なクリックに終わるケースがあまりにも多く、毎回のこととなるとストレスが積み重なってしまいます。
また、人数分の空き枠がなく元のページに戻ろうとすると、毎回「外国パビリオン」の「ア」から始まる画面にリセットされてしまうのもイライラします。さっきまで見ていた位置に戻れないため、スムーズな比較や再検索がしづらいのです。
△を見つけてはクリックして、「人数分の予約枠がありません」と表示されて戻るたびに、また最初の一覧の「ア」からやり直し。このループを何度も繰り返していると、ため息が出てしまいますね。
アメリカ館、ついに予約開始! ※ 追記その後また予約不要になりました
そんな中、少し前向きな動きもありました。なんと、アメリカ館が予約対応パビリオンになったようです。予約枠は30分単位で設定されていました。
アメリカ館といえば、連日かなりの行列ができていて、現地でも「ここに並ぶのは大変そうだな…」と感じるほどの人気ぶり。そんなパビリオンがついに予約制を導入したことで、混雑緩和への期待が高まります。
ただし、非常に人気のあるパビリオンであるうえ、「ア」から始まるため検索一覧のトップに表示されるので、予約競争は激しくなることが予想されます。特に3日前の予約では、かなりの難関になるのではないでしょうか。
予約の仕組みは今後どうなる?
今後も混雑状況に応じて予約制を取り入れるパビリオンが増える可能性がありますし、逆に状況によっては予約が不要になるケースも出てくるかもしれません。「並んでいればいつかは入れる」という仕組みのほうが気楽でよい、と感じる方も一定数いると思いますが、いずれにしても来場者側も状況に応じた柔軟な対応が求められてきそうです。
なお、昼間は予約が必須のパビリオンでも、夜になると並べば入れるといった運用をしているところもあるようでした。希望のパビリオンの予約が取れなかった場合でも、夜の時間帯などを狙えば、入館できる可能性はありそうです。
万博のパビリオン予約、全体としてはまだ改善の余地を感じる部分も多いですが、こうした対応の変化を見ると、少しずつ使いやすくなってきている印象です。
私としてはとにかく、まとめて予約の不便と不利を解消してほしい、という思いでいっぱいです。