こんにちは。

2025年の大阪・関西万博では、会場内への大型荷物の持ち込みが禁止されています。具体的には、スーツケースやキャリーケース、物品を運ぶカートなどが該当し、キャスター付きの荷物は大きさに関わらず持ち込み禁止となっています。

 

「キャスター付きNGなんて本当?」と驚かれる方も多いかもしれません。実際、会場には安全対策や混雑緩和のためにかなり厳しい制限があり、「行ってみたら大きな荷物が持ち込み不可だった…」という事態も十分ありそうです。そんなときに利用できる一時預かりサービスについても、事前に知っておくと安心ですね。

 

 

  幅60cm×奥行90cm×高さ40cm以内…ただしキャスター付きは一律禁止

 

まず、万博会場では幅60cm、奥行90cm、高さ40cm以内の荷物であれば持ち込みができます。飛行機の機内持ち込み手荷物(3辺の合計115cm以内)と比べると、余裕があるというイメージでしょうか。

 

ただし、ここで要注意なのが「キャスター付きのスーツケースやキャリーケースは全て禁止」というルール。これまでのイベントでは「サイズをクリアすればOK」というケースも多かっただけに、思わず「えっ、ホントに!?」と二度見してしまいそうです。

 

 

  どうしても大きな荷物が必要な場合は?

 

「遠方から直行で来るからスーツケースが手放せない」「子連れで荷物が多い」といった事情がある方もいらっしゃるでしょう。そんなときに使えるのが会場外・会場内の一時預かりサービスです。

  • 会場外の一時預かり所

    • 弁天町駅や桜島駅などに設置される予定
    • 1個1,000円ほどで預けられる
    • 当日配送(宿泊先などへ送る)サービスもあり、1個1,500円~
       
  • 会場内の預かりサービス

    • 東西ゲートに各100個限定で設置
    • 1個あたり10,000円とかなり高額
    • スペースが限られているため、利用は難しい場合も

 

  会場での預け料金は驚きの高さ

 

特に気になるのが「会場内で預けようとすると、1個1万円もかかる」というポイント。「ちょっと荷物を預けるだけなのに、そんなに高いの!?」とびっくりする方も多いと思います。せっかく万博を楽しむつもりで行ったのに、まさかの出費がドーン!となるとテンションが下がってしまいますよね。


これには、運営側の「本当にやむを得ない場合以外は、会場に大荷物を持ち込まないでほしい」という思いがあるようです。高めの料金を設定しておくことで、キャスター付きの大型スーツケースが会場に持ち込まれるのを防ぎ、みんなが快適に過ごせる環境をつくりたい…というわけですね。

 

 

  電車やバスに乗る前に要チェック

 

会場周辺の交通機関も、万博期間中は相当な混雑が予想されます。大きな荷物を持って電車やバスに乗ったら、乗降時に周囲にぶつかってしまったり、移動のたびにエスカレーターでモタモタしてしまったりと、ストレスがかかる場面が増えそうです。


そうならないためにも、出発前に「荷物はどうする?」としっかり計画を立てることが大切。駅のコインロッカーを利用したり、宅配サービスでホテルや自宅へ先に送ったりすれば、身軽に万博を楽しむことができます。たとえば、乗り換え案内に合わせて荷物を預けられる場所をチェックしておけば、現地であわてるリスクも減ります。

 

 

  なぜここまで厳しい?運営側の考え方

 

  • 安全対策
    大規模イベントでは、不審物の持ち込みリスクを抑えることが最重要。X線検査や金属探知機が導入されると、キャスター付きの大きな荷物は検査そのものに時間がかかり、長蛇の列ができてしまう可能性も考えられます。
     

  • 混雑緩和
    大きな荷物があると、電車やバスがさらに混雑します。バリアフリーが十分整っていない駅だと、移動に時間がかかり、周囲にも迷惑をかけてしまうことが予想されます。
     

  • テロ対策
    世界中から人が集まるため、テロのリスクが高くなります。キャスター付きスーツケースは中に物を隠しやすいと言われており、やむを得ず厳格な制限が設定されているようです。

 

 

  ストレスフリーに楽しむためには?

 

  • 荷物を最小限にする
    これはどのイベントでも鉄板のおすすめ。必要なものだけに絞るだけで、移動中の煩わしさがグッと減ります。
     

  • 預け場所の下調べをする
    会場外で預けられる場所をあらかじめ調べておくと、「いざというときロッカーが全部埋まってた!」なんてハプニングを防げます。
     

  • 万博公式サイトの情報をこまめにチェック
    ルールやサービスは変更になる場合があります。事前に確認しておけば、余計な出費や手間を省けるでしょう。

 

  事前確認をしっかりと!

 

大阪・関西万博の荷物ルールは、安全対策や混雑緩和の必要性からかなり厳しく設定されています。幅60cm×奥行90cm×高さ40cm以内なら持ち込みOKですが、キャスター付きのスーツケースは一切NG。そして、会場内で預けるとなると1個1万円もかかる可能性があるので、何も知らずに行くとびっくりしてしまうかもしれません。

 

「そんなにお金をかけるなら、事前に駅や宿泊先で預けておきたい!」と思う方は多いはず。電車やバスに乗る前にしっかりと預け先を調べておけば、当日焦ることなく身軽に万博を満喫できるでしょう。ぜひ前もって準備をして、大混雑の中でもストレスフリーに楽しめるようにしましょう!

 

 

※この記事は2024年12月発表の情報に基づきます。

公式情報も随時ご確認ください。

 

https://www.expo2025.or.jp/news/news-20241224-03/

 

大型手荷物預かり・配送サービス概要(PDF)