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  難度高めな当日予約。20回以上の予約失敗の末に…

 

大阪・関西万博の人気パビリオンのひとつ「電力館 可能性のタマゴたち」。この電力館は完全予約制で、当日並んで入る枠は用意されていません(2025年5月時点)。

 

今回はひとりで万博を訪れたのですが、どこかのパビリオンに空きがあればすぐに予約を取ろうと、公式予約サイトを何度もチェックしていました。結果的に、20回以上も予約に失敗し、ようやく夜の時間帯の電力館の予約を取ることができました。やっと取れた…という達成感が大きかったです。

 

▶ 公式サイト

 

 

この予約システム、以前から何度も愚痴っていますが、やっぱり不便に感じます。

他のパビリオンの予約が入っている時間帯でも「空きあり」と表示されるため、「取れるかも!」と思って進むと、「この時間には別の予約があります」と表示されて終了。

 

何度も同じことを繰り返しては落胆しました。無駄足にならない仕組みに改善されることを願っています。

 

 

  予約時間は“体験開始時間”です!10分前集合に注意

 

電力館の予約について、ひとつ注意しておきたいのが予約時間=体験開始時間という点。 他のパビリオンでは「〇時~〇時の間に受付に来てね」というスタイルもあるので、油断していると入場できない…なんてことにもなりかねません。

 

公式サイトにも以下のような注意書きがあります。

電力館の予約時間は、体験所要時間です。予約受付時間ではありませんので、ご注意ください。体験開始時間の 10 分前に受付をお願いいたします。

 

10分前集合って、まるで修学旅行の集合みたいだなぁ…と思いつつ、早めにパビリオン近くまで移動し、大屋根リングの下のベンチで待っていました。

 

なお、このパビリオンにはトイレが設置されていないため、事前にすませておくと安心です。

 

 

  外観は“コロンとかわいい”タマゴ型!

 

まず目を引くのが、このパビリオンのユニークな外観。まるで巨大なたまごがポンっと置かれたような形です。

 

「可能性のタマゴたち」というパビリオン名の通り、未来のエネルギーの“可能性”をテーマにした体験型展示が用意されています。

 

 

 

  好きな色の“タマゴ型デバイス”を選んで出発!

 

体験はだいたい50人くらいが同時に入場します。まず最初に、自分の好きな色のタマゴ型デバイスを選びます。これがまたカラフルでかわいい!

 

 

その“たまご”を持って、まずはガイダンスの映像エリアへ。
ここでは、未来の電力の可能性についてのイントロダクションがあり、たまごも連動して光ったりするので、ちょっとしたワクワク感があります。

 

 

 

 

  メイン展示はゲーム感覚で学べる「可能性エリア」

 

次に案内されるのが2階の「可能性エリア」。
ここでは、未来のエネルギー技術を、実際に自分のたまごデバイスでタッチして体験できます。

 

私が試したのは、

  • 核融合エネルギー

  • 無線給電

  • 振動力発電

  • 植物発電

などなど、どれもゲーム感覚で遊びながら学べる形式でした。大人も子どもも夢中になって楽しんでいて、会場全体がとてもにぎやかでした。まさに“楽しい”と“学び”が自然に融合した展示だと感じました。

 

 

 

 

  ドラマチックな演出に感動!「輝きエリア」

 

しばらくすると、たまごが光って次の部屋「輝きエリア」へ誘導されます。天井から吊るされた照明がピカピカ光ったり、場内が真っ暗になったりと、演出がドラマチック。「電気って本当にすごいな…」と改めて実感させられる時間でした。

 

 

 

  最後は“たまご返却口”とお土産コーナーへ

 

体験の最後には、ベルトコンベア式の“たまご返却口”でデバイスを返却。 まるで食堂の返却口みたいでちょっと面白いです。

 

お土産コーナーも充実していて、人気だったのは「たまごくじ(1回1000円)」。 私は時間がなくて断念しましたが、次の機会があったら試してみたいです。

 

 

  子連れ家族におすすめ

 

  • ゲーム感覚で未来のエネルギーを学べる

  • タマゴ型デバイスという“自分専用アイテム”があるので没入感あり

  • 短時間の体験型展示がメインで、子どもが飽きにくい

  • 暗所や演出に驚く場面もあるが、基本的には安心して楽しめる内容

 

人気パビリオンなので、なかなか予約は取りにくいのですが、体験の満足度は高かったです。子どもと一緒に“未来のエネルギー”について考える、素敵なきっかけになる場所だと思います。

 

うちの子の学校では残念ながら万博見学が実施されないのですが、もし学校の遠足でこうしたパビリオンを訪問できたら、子どもたちにとってとても有意義で印象に残る体験になっただろうなと感じました。