「迎賓館 赤坂離宮」をご存じですか?
世界各国の国王や大統領などを迎え、歓迎の儀式や外交活動を行う場所です。
ニュースなどでご覧になった事があるという方も多いと思います。
住所は、港区元赤坂。
四ツ谷駅から徒歩10分くらいの場所です。
迎賓館は、誰でも見学する事ができます。
庭園や本館は、予約無しで見学できます。
※休館日もありますので、必ずお出かけ前に公式ページからご確認ください。
庭園から見る迎賓館は、まるでヨーロッパの建物のように美しく、ここが日本であることを忘れてしまいそうになります。
そして本館に入ると、まるで舞踏会でも始まりそうな、豪華絢爛な世界に驚き、引き込まれます。
ただ、一つだけ残念なのは、本館内の撮影が禁止になっていることです。
おそらく防犯上の理由だと思いますが、館内入口から出口まで写真を撮る事が出来ないのです。
ところが何と、開館50周年を記念する試みとして、期間限定で本館「羽衣の間」の中を撮影できることになりました。
2024年1月6日から16日までの10日間です。
短い期間ですが、試験的に行なって問題を洗い出し、今後につながるようにするとのこと。
うまくいけば、今後また撮影が可能になる事があるかも知れません。
さて、というわけで残り2日間となってしまったのですが、なんとか行って来ましたので、どんな様子だったか、ぜひご覧ください!
1月13日(土)朝9時少し前 、JR四ツ谷駅前にやってきました。
良い天気でよかったです。
門の前に来たのですが、人が1人もいません。
あれ?
開館の1時間くらい前ですが、土曜日だし早めに来たのですが…。
これを読む限り、並ぶのはこの正門の横で良さそうです。
…ん?下の方に小さな文字が。
向かいの「迎賓館赤坂離宮前休憩所」でもおくつろぎいただけます。
休憩所?そんなのあったっけ?
あった!
正門の向かいにベンチが並んでいる広場と、何やら建物が。
こんなのできたんだ。
カフェだって。
「カーブドッチ 迎賓館 」
9時からですからもう開いていますね。
あそこかな?
行ってみましょう。
エスカレーターで降りると、椅子が並んでいました。
カフェを利用しなくても休める場所もあるようでした。
奥には観光案内所のようなものがあり、迎賓館についての案内もされていました。
とても綺麗なトイレもありました。
カフェは、券売機のようなもので注文をして、すぐ飲み物を受け取りました。
カフェラテ 480円
ふわふわのミルクで量もたっぷり。
美味しかったです。
店内もゆったりしていてよかったです。
パスタなどのランチやケーキなどもあるようでした。
お、ショップ発見。
これは帰りに寄りましょう。
パンフレットなども、迎賓館で頂くのとは違うものもあったので要チェックです。
一般公開のチラシもありました。
門の前に10人くらいの列ができていました。
9時50分になり列が動き始めました。
どうやら、以前も案内された西門(学習院初等科側)のようです。
みんな足が早くて、ゼエゼエしながらついて歩きました(笑)
お出かけの方は、必ず休館日をご確認ください。
迎賓館が休みの日は、休憩所も休みです。
西門から入って、すぐに手荷物検査があります。
イベント会場などの手荷物検査よりも、少し厳しいです。
蓋の開いた飲み物(水筒なども)一口飲むように言われます。
カバンの中も結構しっかり見られます。
最後にゲートを通過して問題なければ先に進めます。
券売機でチケットを買います。
庭園と本館を見るには大人1500円です。
そして、いよいよ本館の中に入ります。
もちろん靴のままで大丈夫。
※以前撮影した写真です。
この先は、撮影禁止です。
この先、いくつかの部屋を巡りますが、それについての説明は、今回は割愛します。
実は2016年に初めて迎賓館を訪ねた時のブログで、写真が無い中必死に説明していますので、よろしければそれをご覧いただけたら嬉しいです。
※古い記事ですので、入館についての案内が今とは違います。その点は、公式ページから最新のものをご確認下さい。
そして!いよいよ本館の中、「羽衣の間」にやってきました。
あからさまな防犯カメラと(笑)、たくさんの説明係の方がいる中でしたが、自分のカメラやスマホで撮影できるのは新鮮でした。
オーケストラボックスがあり、壁には楽器のレリーフがあります。
ここは、「舞踏室」と呼ばれていたそうです。
迎賓館赤坂離宮の中で、一番大きなシャンデリアが3基あります。
とても大きくて豪華。
高さ3m、重さ800㎏、約7000個のパーツで出来ているそうです。
シャンデリア好きとしては、たまりません。
天井画は、まるで空が広がっているようです。
そういえば、ここは「羽衣の間」。
どこにも「天女」がいません。どうして?
それは、「舞踏会に集う淑女の皆さまこそが天女なのです」と言う事のようです...はは。
鏡がたくさんあることで広く見せています。
実際は300㎡なのだそう。
迎賓館に泊まった国賓の方は、「迎賓館御署名簿」というのにサインをしてもらうのだそう。
もちろん国賓なので住所とかは書きません(笑)
昭和54年6月に迎賓館で開催された「第5回G7先進国首脳会議」の各国首脳による署名(原本)
※拡大コピーされたもの
上から、ジスカールデスタン(フランス大統領)、カーター(アメリカ大統領)、シュミット(西ドイツ首相)、アンドレオッチ(イタリア首相)、サッチャー(イギリス首相)、クラーク(カナダ首相)、大平(日本 内閣総理大臣)
奥がオーケストラボックス。
手前のピアノが、1906年に製造されたフランスのエラール社のピアノ。
羽衣の間に置くために購入されたものです。
菊花紋章入り。
羽衣の間、いかがでしたか?
豪華で美しい姿、少しでもお伝えできたでしょうか。
そして、本館を出たところであるのが主庭。
目の前には、立派な噴水があります。
創建当時からあるもので、国宝に指定されています。
中段はシャチ。
下には亀とグリフォンがいます。
ギリシャ神話に出てくるグリフォン。強そう。
そして、こちら側が「前庭」。
2台のキッチンカーで、お茶とスイーツが食べられるようになっていました。
一軒では、事前予約でアフタヌーンティーが楽しめるようでした。
1セット2人用で6200円。
迎賓館の建物を見ながらアフタヌーンティー、良いですね。
ケーキセットは1000円。
もう一軒は手作りスコーンとドリンクのお店のようでした。
こちら側についても前に書いた私のブログで、必死に説明していますので、よろしければそれをご覧いただけたら嬉しいです。
※古い記事ですので、入館の仕方等ついての案内が今とは違います。その点は、公式ページから最新のものをご確認下さい。
霊鳥 鸞(らん)
左右にいます。
阿吽の鎧兜。
今回も長くなってごめんなさい。
そろそろ帰りますか。
このあたりまで歩いて振り返ると。
迎賓館がこんな感じに見えました。
結構横長なので、全てを収めるのは難しいです。
え?お土産屋さんも出来たんだ。
ちっさ(笑)
ここにお店が2軒入っていて、右側と左側はそれぞれ別なお店だそう。
ものすごく狭いので、中は大変なことになっていました。
泉屋のオリジナルクッキー。
お菓子にマグネット、バッグにカップ、グラスなど。
どちらかと言うと、外国人観光客の方が喜びそうな。
この正門と両脇の小扉の部分は、明治39年にフランスのシュワルツミューラーという装飾鉄製品の会社から購入したそうです。
美しい...。
朝見た、休憩所のショップを見てみましょう。
お、アンリシャルパンティエのクッキー!
シンプルなクッキーですが、ばらまき用には一つずつプリントされているから良いかも。
12枚入り1900円、う、うーん。
松崎煎餅8枚入り1620円
クリアファイル、ノート、がま口 。
あ!マステがありました!
トートバッグ
升まである(笑)
ペットボトルのお水と、ここで焼いたというフィナンシェ。
ノートにメモ、一筆箋にレターセットもありました。
結局買ったのは…。
マスキングテープ 720円 デスヨネー
そして母へは お煎餅を。
山むすびというお煎餅。
2種類合計10枚入りで1240円。
掛け紙が綺麗だったのと、つづらみたいな箱が可愛かったのでこれにしました。
まだ母には渡してないけど、気に入ってくれたらいいな。
今回は、10日間だけ撮影可能と短かったですね。
でも、庭園と本館の見学はこれからも可能ですから、気になった方はぜひ訪ねてみてください!
くれぐれも休館日の確認をお忘れなく!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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