少し前、ダイジェストでご紹介しましたが、迎賓館の一般公開へ行ってきました。
※ちなみに、一般公開は2月18日まで行われています!
気になった方は、休館日などをご確認の上お出かけ下さい。
では、迎賓館を訪ねた様子、ぜひお付き合いください。
JR四ツ谷駅から歩いて5~6分。
迎賓館の前にある公園に、白いテントがいくつか並んでいました。
日曜日の朝 9時半くらいのことです。
警備の方からもらった、一番早い時間の整理券が…
12時から1時。
うひー、今から何時間あるんだ。
でも早い人は8時くらいから行列を作っていたというので、まあ整理券を頂けただけよかったです。
担当の人から集合場所などの簡単な説明を受け、とりあえず解散。
とても風が冷たい日だったので、駅まで戻って温かいものでも飲もう!なんて言っている人も多かったです。
私はとりあえず前庭見学を。
中に入るのは全く初めてなので、とっても楽しみ!
おお、向こうに見えている行列は、前庭の開門を待つ人たちの列。
前庭は整理券の必要なく、開門時間内なら自由に入れます。
あ、自由といっても手荷物検査などはありますけどね(笑)
まだ少し時間はありますが、列の後ろに並びましょう。
この哨舎(しょうしゃ)に入って、敬礼とかして写真撮る人いないかなー(笑)
私が小学生ならやってたな(笑)
そして、迎賓館といえばこの正門。
かっこいいですよねぇ!!
この正門と両脇の小扉の部分は、明治39年にフランスのシュワルツミューラーという装飾鉄製品の会社から購入したそうです。
てっきり日本製だと思っていたけど、当時日本にはどこにもこんなすごいのなかったもんなぁ。
でもそこから続く、全長160mの鉄柵は日本製。
この正門と鉄柵は、もともとは黒色と金色だったんですって。
すごく厳めしい感じですよね。
近寄りがたいというか。
迎賓館になった時、白と金に塗り替えたのだそうです。
うん、白と金の方が絶対にいいですよね。
親しみが持てる気がします。
待つことしばし、入場が始まりました。
…といっても、賓客ではない私たち(笑)、正門ではなくその隣の小扉から入ります。
手荷物検査と、金属探知機のトンネルをくぐります。
水筒や飲みかけのペットボトルなどを持っている人は、一口飲んでみるように言われていました。
そして、いよいよ中へ。
公開されているのは緑色の部分だけです。
広々とした通路。
門から220mもあります。
黒松142本は、日本らしさを演出するために植えられました。
この巨木は、樹齢200年以上という「スダジイ」。
「くもじい」、「ひげじい」とかの仲間…
じゃなくて、シイノキの仲間ってことですね。
あ、そういうのも言ってみたかったんだ。
迎賓館が近づいてきました。
この迎賓館前の広場は、賓客の歓迎式典などが行われています。
赤い絨毯を敷いた上を、大統領や国王などが歩いているところをニュースなどでご覧になった事はありませんか?
それが、ここです。
正面玄関です。
正面玄関には3枚の扉が付いていますが、真ん中の一枚だけ違います。
そう、菊の御紋が付いているんですね。
私たちはここから入ることはもちろんできませんが、この扉を開けると玄関ホールへ入るそうです。
そういえば、建物の上の方になにやら派手なものが乗っているのに気づきましたか?
ズームすると、こんな感じ。
ん?
鳥?
なるほど!ザワールド的な(笑)
星マークがたくさんついた球体を、まるで守るように囲んでいる鳥。
これは、「鸞 らん」という霊鳥です。
後ほど見学した本館の中にも「鸞」の飾り物がある「彩鸞の間(さいらんのま)」という部屋がありました。
もしかして鸞は、地球を守っているのかなぁ…。
そして、この真ん中にある「桐紋」。
これは、日本政府を表す紋だそうですね。
こんなところにも使われていました。
一見するとヨーロッパっぽいのに、よく見るとやっぱり日本なんですよね。
そういえば。
ダイジェスト版の時、「一見ヨーロッパっぽいけど、実はコテコテの日本っぽい部分がある」と申し上げました。
もちろん、こういう桐紋もそうなのですが、もっとかっこいいのがありますよ。
これ!
よーく見てください。
正面玄関のちょうど真上。
屋根の上に、何か乗ってませんか?
ぐぐっとズームに。
げげげ。
人??
これはどうやら、鎧兜。
特定の人というわけではなく、西洋の鎧に対して日本の鎧を表しているようなんです。
中に人は入っていなくて、鎧兜だけですね。
でもそこは日本らしく、ちゃんと…
阿吽になっておりました。
狛犬みたい。
すごいな。
そうわかってから改めて見てみると…
なんか、すごい目立つところにいらっしゃいます。
ぬぐえない違和感…(笑)
ね、思ったよりもコテコテだったでしょう?
でもきっと、これが当時の日本だったんでしょうね。
本館の中にも、ライオンと日本の鎧兜という、なんとも言えない組み合わせの装飾があります。
んー。
でも、たぶんそこが西洋の甲冑だったらなんとも思わなかったかもしれないから、やっぱり日本らしくていいのかもしれませんね。
そして、この正面の三角の部分。
ここにも鎧兜がしっかり入っていました。
右が兜、左が鎧です。
この建物は、ネオバロック様式といって、フランスのヴェルサイユ宮殿、ルーブル宮殿、イギリスのバッキンガム宮殿を参考にしたのではないか…と言われているそうです。
当時の最高な建物というのが、それだったんでしょうね。
逆光に泣かされる(笑)
とても貴重なものを見せて頂き、とても楽しかったです。
これからまた1時間ちょっと後には、いよいよあの中に入れるのだと思うと、本当にドキドキワクワクです。
残念なのは、本館内は撮影禁止な事。
仕方ありませんね。
しっかり目に焼き付けて、みなさんにご紹介したいと思います。
次回は、主庭の様子などを中心にご紹介します。
ぜひ、ご覧ください!
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
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