【完結編】いよいよ超豪華な迎賓館の中へ!! | お出かけ大好き  みみみのごはん

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東京近郊の食いしん坊なお出かけブログです。
※現在は、お出かけブログと日々の小さな楽しみを見つけるブログを書いています。

前回は、迎賓館一般公開の、前庭を散策した様子をご紹介しました。

※前回の記事はこちらから ⇒ http://ameblo.jp/mimimisuke/day-20160213.html


近くのお店で1時間ほど時間をつぶし、いよいよ迎賓館の本館と主庭の見学へ向かいます。





本館へ向かう途中、柵の向こうに何かが見えました。

柵の隙間からのぞいてみると、ここは先ほどまで居た、前庭でした。

そうか、そういうことか。




この渡り廊下のようなものを使って建物の中に入ります。

係の方がいらして「館内は撮影禁止です」とおっしゃったので、「ここはいいですか?」と聞いたら「ぎりぎりOK」と(笑)


なので、一枚だけパシャり。




ここから先は、撮影禁止。

残念ですが決まりですから仕方ありません。


ものすごく簡単な説明や、見たお部屋の様子を箇条書きにしてみました。



① 彩鸞の間 さいらんのま


◆ 「鸞 らん」という霊鳥の飾りがあるので「彩鸞の間」という名前がついた

◆ 19世紀はじめ、フランスで流行したアンピール様式

◆ 天井や壁には、石膏の浮き彫りに金箔が施されている。

◆ 調印式などに使われる

◆ 10枚の大鏡が配置されて、部屋を広く見せている。


◆ 白い壁に隙間なく金色の飾りがありキラキラして目がチカチカ、とにかくゴージャス!



② 羽衣の間 はごろものま


◆ 天井 に、謡曲(能の台本のようなもの)「羽衣」の景趣を書いた大絵画がある

◆ 部屋の広さが約300㎡

◆ 首脳会談の会場などに使われる

◆ シャンデリアは、高さ3m、重さ800㎏、迎賓館で最も大きく、7000個ものパーツで出来ている

◆ 元々は舞踏室だったので、オーケストラボックスがある


◆ ここで鹿鳴館のようにみんなドレスを着て踊っていたのかと思うとドキドキする!

でも、それにしては少し部屋が小さいような。



③ 大ホール


◆ 玄関から入り、中央階段をのぼったところにある

◆ 両脇に合わせ鏡があり、奥までどこまでも続くように見える

◆ 対の大きな油絵がある。(1974年 小磯良平先生の作品)


◆ ここも石膏の白い壁に金箔、大理石などゴージャスなのに、飾られた油絵がゴージャスなものでないのが不思議。とても素晴らしい絵だと思うが、周りのキラキラとちょっと違和感が…。



④ 朝日の間


◆ 表敬訪問や首脳会談などが行われる部屋

◆ 天井に描かれている「朝日を背にした女神オーロラ」の絵に由来する

◆ 天井に近い壁には、南北には「船に月桂樹」、東西には「鎧に月桂樹と獅子頭」が描かれている

この獅子は、部屋のどこから見てもこっちを見ているように描かれているだまし絵。

◆ 天井に描かれた桜が散って床にひろがった様に、絨毯に桜の花が織り上げられている。

◆ 壁には、京都西陣の金華山織。手織りで織られたビロードのような美術織物。

◆ 金箔が貼られ、クッションには馬の鬣を使用した椅子がある。


◆ 他のキラキラの壁の装飾と違い、金華山織のモダンでかっこいい事!黒と黄緑のコントラストが美しい。手織りと聞いて、ますます感激。


⑤ 花鳥の間


◆ 別名「饗宴の間」 国賓・公賓主催の公式晩餐会が行われ、最大およそ130名の席を設けることができる。

◆ 部屋の装飾はアンリーⅡ世様式と言われる

◆ 「花鳥の間」の名前の由来は、壁面は30枚の七宝焼き、天井に描かれた36枚の油絵などに花や鳥が描かれている事から。

◆ 壁面の花や鳥の絵の七宝焼きは、日本画家 渡辺省亭の下絵を、七宝工芸家の濤川惣助が数年間かけて作り上げた。


◆ 正面の壁には、鹿を狩る様子が描かれたゴブラン織りふうのつづれ織り。天井には、鹿が鳥を仕留めているところなど…。「豊かな自然の恵みを食する喜びを表している」ということだけど、それを見ながら晩餐会の食事をするってちょっと…。


説明は、頂いたパンフレット、現地での説明、内閣府インターネットテレビを参考にしました。









見学を終えて、外に出てきました。

かなりゆっくり見たので、1時間半くらいかかりました。

さらりと見て歩くなら、30分もあれば館内をぐるっと見て歩けると思います。


見ての感想ですが、とにかく豪華で綺麗。

ひとつひとつの装飾が、今まで見たことが無いくらい繊細で素晴らしかったです。

私がイメージするお城のイメージと重なりました。


ただ、なんとなく思ったのは、「思ったよりもコンパクトだなということです。

晩餐会が出来る会場も、130席は作れるということでしたが、んー、イメージではもっと体育館のように広い場所を想像していたので、あれれ?って感じでした。

玄関ホールから続く階段や廊下もそれほど広いってわけじゃなく、本当に普通のお家のようなアットホームな感じがしました。


とはいえ、調度品や壁や天井の繊細で豪華な装飾など、凡人が他では見ることができないようなすごい芸術品ばかりだったことはまちがいありません。






これが主庭をのぞむ、南側の様子です。


前庭側から見るのと大きな違いは、目の前に大きな噴水があることです。











ああ、一眼レフカメラが欲しい…。

これがコンデジの限界かなぁ…。



亀が妙にリアル(笑)





こちら側から見ると、とてもシンプルな建物に見えました。

美術館みたい。


そして思わず比べちゃったのが正面真ん中。






屋根には、霊鳥「鸞」もいないし、鎧兜もありません。

だからとってもシンプルで穏やかなんですね。




ほら、ここ!

こちら側は日本の鎧兜ではなく、西洋の甲冑になっていました。



迎賓館は、明治42年に「東宮御所」として建設されました。

この東宮御所は、日本人建築家の手で建てられた日本で初めての「洋風宮殿」でした。


戦後、昭和23年に国に移管され、国立国会図書館や東京オリンピック組織委員会などに利用されたそうです。


しかし、戦後国際社会に復帰した日本には、外国の賓客をもてなす施設が必要となりました。

そこで昭和43年から5年かけて改修をし、昭和49年に「迎賓館」として完成させました。


100年経った平成21年、国宝に指定されました。




あ、照明が見える!

私、照明見るの好きなんです。









すごーい、素敵。





ふと気づいたら、お庭のかなり端っこに…





自販機!

うっそー、なんか変な感じ。


でもよーく見ると。




庶務課が管理。




…安いな(笑)


500のペットボトルのお茶が110円、缶コーヒー90円など。

まあ、ここで儲けたらいけないですもんね。


せっかくなので…




迎賓館の美味しい水。

…いや、南アルプスの天然水。

いいお土産話ができました。








周りは松なので、なんとも和風。






都会の中にぽっかりできたオアシスって感じです。

ここには2万本の木が植えてあるそうです。

すごいね。


さて、今回は2回にわたって、「迎賓館 赤坂離宮」の一般公開の様子をご紹介しました。


本館内は、撮影禁止だったため、一番きらびやかなところを写真でお見せできず、本当に残念です。

しかし、内閣府のホームページなどで迎賓館の中身を見ることができます。

興味を持たれた方は、ぜひのぞいてみてくださいね。


今回の公開は、2月18日までです。(17日は休館)

前庭は開館時間内なら自由に見学できますが、今回ご紹介した本館、主庭などを見学するには、入場整理券が必要です。

一日当たり2000人が見学できるそうですが、整理券は先着順なので、できるだけ早い時間にいらした方が良いと思います。




最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。




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迎賓館一般公開について ⇒ http://www8.cao.go.jp/geihinkan/index.html



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