ソメイヨシノのふるさと、染井へ #2018 桜の思い出 | お出かけ大好き  みみみのごはん

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※現在は、お出かけブログと日々の小さな楽しみを見つけるブログを書いています。

 

今回は、ソメイヨシノ発祥の地を訪ねます。

 

ソメイヨシノという桜の品種は、旧 上駒込村染井の植木屋が最初に売り出したとされています。

 

当時、染井のあたりは園芸の街として栄え、10軒以上の植木屋が軒を連ねていました。

というのも、この周辺には柳沢家下屋敷や藤堂家下屋敷などの大名屋敷が点在しており、農民たちが庭づくりの仕事をしていて、そこから植木屋になったと言われているんです。

 

幕末から明治初めのころ、染井の植木屋が売り出した桜の新品種「ソメイヨシノ」は、はじめ「吉野桜」と呼ばれていました。

当時、桜の名所で有名だった奈良の吉野山にちなんでつけられたのですが、吉野山の桜は「山桜」だったので、混同を避けるために地名の「染井」を入れて、「ソメイヨシノ」と名付けられました。

 

その上駒込村染井というのは、現在の豊島区駒込の事。

豊島区では、ソメイヨシノ発祥の地として盛大に盛り上げ始めました。

 

以前、ダイジェストという形でご紹介しましたが、今回はゆっくりとソメイヨシノ発祥の地をご紹介します。

桜はもう散ってしまいましたが、思い出して楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

まず、JR駒込駅から散歩はスタートします。

 

桜ポストを通り過ぎたら、すぐにあるのが「染井吉野桜記念公園」です。

 

 

ソメイヨシノの原種は、エドヒガンザクラとオオシマザクラと言われています。

その両親?も一緒に植えられています。

 

※撮影 2018年3月26日

 

 

それほど大きな公園ではありませんが、ベンチに座ったり、そばで写真を撮ったり皆さん楽しそう。

 

「染井吉野桜発祥の里駒込」という碑が建っていました。

 

 

洋菓子屋さんのアルプス。

普段は、地元の方や散策の方が、のんびりとコーヒーを飲んだりケーキを買っていくような喫茶店ですが、このシーズンはどうやら違っている模様。

 

 

要は、「さくら」というケーキが人気で、数に限りがあるから売り切れ次第終了よ…ってなことが丁寧に書いてあるわけですが、何だかこれ以外にもたくさん張られた紙とかに尋常じゃないというか、少々キレぎみなお店の態度を感じたのです。

ちなみに、私が訪ねた13時過ぎですが、すでに「さくら」だけではなく、生菓子は綺麗に完売していました。

いくら桜シーズンとはいえ、壮絶過ぎる。

んー。

調べてみたら、どうやらテレビで、「さくら」をマツコさんが「今までで一番好き」とおっしゃって完食されたとか。

ははーん。

それを見た方がどどどと押し寄せて、お店はてんてこ舞いとなったわけですね。

桜の季節が過ぎ、お店にも通常の日々が戻っていますように…。

 

私はここで一つ失敗をしてしまいました。

駅でパンフレットをもらわずに、事前に調べていた目的地をグーグル先生に聞いて直接訪ねてしまったんです。

 

もし来年、皆様が同じようなコースをお出かけになるとしたら、ぜひ駅などでパンフレットをもらい、その他のスポットも一緒に見学されることをおすすめします。

なぜなら、この周辺には桜の美しいスポットや、ソメイヨシノに関わる多くのスポットがあるのです。

地図を見ながら、いろいろ立ち寄ってお散歩されることをおすすめします。

 

で。

 

私はグーグル先生に言われた通り、普通の住宅街の中をぐるぐると歩いてしまったのでした。

 

ははっ、サクラのかけらも無いや。

 

あ!

お屋敷の塀の向こうから見える立派な桜。

 

そして、やっと目指していた「駒込小学校」にやってきました。

 

 

そして、その前には…

 

門と蔵のある広場

ここは、かつての染井の植木屋、丹羽茂右衛門家の屋敷跡の一部です。

そしてこの立派な門は、旧藤堂家下屋敷の門だと伝えられています。

 

そしてこの立派な蔵は、国の登録文化財なんだそうです。

 

この日、運よく蔵が一般公開中でした。

そこでやっと地図を頂き、説明を受けて、まだまだ見どころがたくさんある事を知ったのです。

 

そうそう、この門と蔵のある広場には、こんな桜がありました。

 

ワシントンDCから里帰りしたソメイヨシノ 生誕の地駒込に植える…とあります。

 

木にちょっと元気が無いように見えましたが、なんとか少し咲いていました。

がんばれー!

 

門と蔵のある広場で教えて頂いた、桜のトンネル。

すごーい!

 

その先には、「染井よしの桜の里公園」がありました。

ここは中心はごく普通の運動場タイプの公園で、子供たちが桜の下、ほこりだらけ(笑)になって走り回っていました。

 

 

 

オオシマザクラかな?

白くって、花が大きくてとってもかわいい。

 

 

 

 

 

そして、この公園の一番奥には、こんな場所がありました。

 

小さなトンネルの中に小枝?

 

駒込生まれのソメイヨシノを作ろうと、育てている場所なんです。

「西福寺、染井稲荷神社、駒込小学校からいただいた枝を接木し、育てました」とあります。

そういえば、ソメイヨシノは種がつかないので、ずっと接ぎ木で育てているんですってね。

だから、今ここにある小さなソメイヨシノは、幕末に染井の植木職人が作った「ソメイヨシノ」は、全く同じでクローンということになるのだそうです。

なんか、神秘的な感じもするけど、将来に不安もありますね。

とにかく、ちびっこソメイヨシノがんばれ!

 

さて、この先にもまだ駒込の桜の名所がありますが、ちょっとお疲れ気味。

どこかでお茶したいなぁ…と思ったら、目の前に落ち着いた喫茶店が見えました。

 

珈琲 東 あずま

 

どうやら、こだわりのコーヒーと、手作りおやつのお店みたい。

お昼、食べてないなぁ…と思ったら、お店の方が「今日は食べ物はみんな出てしまって…」と。

出来るのは、トーストとあそこにあるポンデケージョだけなんです…と。

ぐすん。

季節の焼き菓子とか、生地から作ったピッツアとか、ニューヨークチーズケーキとか…おいしそうだったのに。

おそらく、普段はカウンターに並んでいたであろう焼き菓子の事を考えながら、ポンデケージョとアイスコーヒーを注文しました。

 

メニューはざっとこんな感じ。

【備長炭炭火焙煎珈琲】

ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、アイスコーヒー 各600円

 

ストレート珈琲

ブラジルサントス、コロンビアスプレモ、スマトラマンデリン、キリマンジャロ書く600円

ドミニカパラオナ、モカマタリ 各800円

 

その他

ダージリン、アッサム、アールグレイ、アイスティー 各600円

ジュース(巨峰、りんご、トマト) 各500円 ほか

 

ガトーショコラフォンデュ、ニューヨークチーズケーキ 各400円

季節の焼き菓子 150円~

厚切りトースト400円、ピッツァ800円 ほか

 

明るくて、静かで心地よいお店でした。

本当ならゆっくりしたかったな。

 

そして待つことしばし。

 

アイスコーヒー 600円、ポンデケージョ 100円

 

洗うのにものすごく神経を使いそうな(笑)素敵なグラスに入ったアイスコーヒー。

 

ポンデケージョはオーブンで温めてあって、食べやすいように切ってありました。

うん、これぞオモテナシ。

 

サックリモチモチでおいしかったです。

 

さあ、あまり時間も無くなってきたので、先を急ぎます。

この後は、あと少し桜を見て歩き、最後に偶然入ったカフェでおいしいランチを頂きます!

その様子はまた次回!

 

次回もぜひご覧になって下さいね。

 

最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 

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