日テレは、多くの人の反対があるにも関わらず強行する「24時間テレビ」内で、感動ポルノのために走るランナーをタレントの「やすこ」に決定したようです。
気象庁は、「7月から9月にかけての3か月は平年よりも高い見通し」とし「昨年2023年の夏は、過去最も暑い夏となりましたが、この夏も異例の猛暑となる可能性もあります。梅雨明け前から万全な熱中症対策を心がけてください。」と呼びかけ、どこの局のワイドショーやニュースでも梅雨明けからの酷暑予想を出し、屋内外問わず熱中症に注意するよう呼びかけ、あの甲子園ですら日中の暑い時間帯の試合はしない事を発表しているというのに日テレは走らせるそうです
(いかにも毎日電気代も気にせずクーラーの効いている部屋で考えたのだろう信じられない企画です とすると、日テレは24時間テレビ中は天気や暑さ、熱中症のニュースは報道しないんですかねそれはそれで問題ですし「暑さに関して注意が必要」と報道すれば「じゃあマラソンはどうなのよ」って話になりますけど…)
しかも、それに「一緒に走りましょう」などと一般人を参加させようとしているところがもうね…
(これ、命の危険があるって言われている中、マラソンを煽って参加して何かあったらどうするんでしょうね…保険の用意とかして言ってるんでしょうかね)
どうしてこういう考えになるのかと言えば「お金儲けありき」だからです。
「24時間テレビ」はスポンサー料が丸々売り上げとして見込めるドル箱番組であることは以前、こちらでお話ししましたね。
どういう形でも感動させれば自分たちの利益に繋がる、そして何も知らない情報弱者は「日テレはいい局だ素晴らしい」と褒め称えるのですから人の命が危険に晒されようが、そりゃやめられないわけです
特に今回の「やすこ」起用は、年明けから始まった「セクシー田中さん事件」とそれに伴う対応の悪さと「24時間テレビ募金着服問題」を薄めさせるにはもってこいだったと考えられます。
高校時代に児童養護施設にお世話になっていた「やすこ」を命の危険があるほどの炎天下で走らせる事で「苦難にあったやすこが頑張っている」というところをアピールして感動させるという手法。
これが「感動ポルノ」といわれるものです。
(「人工的な感動」って事です。)
感動する事を無理やり作って感動させるのが「感動ポルノ」で、この感動ポルノに欠かせないのが「根性論」と「精神論」。
特に日本人はこの「根性論」と「精神論」が大好きです。
そして、年配になればなるほど「根性論」と「精神論」信者が多いのも特徴です。
これは、「根性論」や「精神論」を美徳と教えられた世代が多くいるためです。
「根性論」や「精神論」は、昔からあるものですが、今の年配者が強く影響されたのは「戦争」からで、特に第二次大戦では戦況が悪化して殆ど勝つ見込みが無い状態になっていても国民には勿論の事、軍内にも実情を知らせず特攻させていた事を「美談」として「根性論」や「精神論」で誤魔化し刷り込んでいた事で、年配者には未だに「根性論」や「精神論」信者がいますし、そういう人は今回のような「感動ポルノ」に弱いんです
(ちなみに、「根性論」や「精神論」信者は、論理的でない人が多いのも特徴です。)
24時間テレビの放送は8月31日からだそうですが、終戦記念日から半月ほどで「感動ポルノ」のために、命に関わる暑さの中タレントと呼び掛けに集まる人を走らせる事に躊躇しない事に途轍もない気持ち悪さを感じます。
(で、社長はこれをクーラーの効いた社長室から見るんですかね)
今年は年明けからの不祥事もあってメインパーソナリティーが決まらず結局24人で回すという事らしいですけど…これ裏では出演料バブルが発生していませんか
(気が進まないタレントを獲得するために出演料を上げたり今後の日テレ出演を約束して何とかタレントを確保してません)
何かもう…「放送のためなら何でもかんでも入れちゃえ」感が凄くて「闇鍋的24時間テレビ」って感じがするんですよね
スペシャルドラマにしても、今年は欽ちゃんこと萩本欽一さんと妻の澄子さんの物語という事なんですけど、何か今までとテイストが違い過ぎてて「えここで夫婦愛」となりますし、だったら2時間ほどの短いドラマじゃなくて低迷中のドラマ枠でしっかり作った方がよかったんじゃないのって言うね…
24時間テレビだけ見ても闇鍋感を感じるので、それを作る日テレは「伏魔殿」なのかなと…
皆さんにはどう見えるでしょうね。
このお話が誰かの心のヒントになれば幸いです
今回のおすすめ記事はこちら