明日は、日テレの株主総会です。

 

年明けの「セクシー田中さん事件」から始まり、結局頓挫したもののその改変内容がセクシー田中さんの原作者である芦原先生に対して「亡くなってもなお嫌がらせをする体質」として話題になり、「セクシー田中さん事件の報告書」では、遠回しに「自分たちは悪くないで~す。」「コミュニケーション不足でした~」という、何ともテヘペロ感満載の報告書を恥ずかしげもなく世間に披露してしまう感覚のズレっぷり…(うん、こういうところがコミュニケーション取れてないよねって事なんですが…分かってないよね汗

 

で、とどめの「大谷選手の豪邸報道」

しかもこの話題に関しては、大谷選手がこれほど活躍するとは思わなかったので、ワイドショーでは写真などの静止画で何とかしのいでいたけれど、動画をふんだんに使って見せる事が出来る他局に「後れを取っている」とようやく気付き昨年4月に10億という高額な素材使用料を支払って動画を流せるようになったのに、ここに来て調子に乗った過激な取材でドジャース側からクレームを入れられるという失態を犯し他の日本人取材者にも迷惑をかけるというダブルでやらかした事が話題になりました。

 

ただ、大谷選手の取材問題では、地上波放送局で底辺争いをしていて番組からその方向性までが他局なのに兄弟のようにそっくりなフジテレビも問題になっていますね。

 

兄弟のようにそっくりな両局ですが、セクシー田中さん事件から続く数々のやらかし具合から見るとやはり日テレの方が抜きん出ている感じがします。

 

「視聴者が大事」「視聴者側に立って」などと言いながら独自の解釈を視聴者に押し付けブルドーザーのように地ならしをしていく事で有名なTV界隈ですが、この二局に関しては特に視聴者の意見や社外からの声などをガン無視する傾向が強いように思います。

 

特に日テレは、ガン無視というよりももはや「同じ言語を使いながらも言っている意味が理解できない異次元の人達が働いている場所」という感じがとても強くなっているように感じます。

 

「同じ言語を使いながらも言っている意味が理解できない」とは具体的にどういうことかと言うと、例えば…

 

Aさん  「今日はよく晴れていますね。」

Bさん  「今朝は美味しいコーヒーを飲みました。」

Aさん  「んはてなマーク晴れていて気持ちがよかった

     からコーヒーをじっくり入れて

     それが美味しかったって事かなはてなマーク

 

という…。

Aさんの会話に対してYESでもNOでもなく脈絡のない会話を放り込んで来る事でAさんは、Bさんの答えに対してつじつまの合う解釈を探さないといけなくなります。

 

こういう会話をする人といると周りは常に「つじつまの合う解釈を探さないといけない状態」に置かれ非常に疲れ、場合によっては精神的に疲弊して壊れてしまう人もいます。

 

以前、コロナ禍に毎度毎度この手法の会見を開いて結局国民から信頼を失った菅元総理について書いたことがあります。

 

この記事の中の「国民の心を逆撫でして炎上してたあの人」というところで説明しています。下矢印

 

当時はコロナ禍で、国民みんなが感染対策だけでヘトヘトに疲れているのに毎日毎日会見する度に質問と違う、的外れで明後日の方向の答えをする総理に「こりゃもうだめだあせる」と国民から匙を投げられる状態だったのに、本人はまだ再選する気満々でしたからね。

 

つまり、話が通じない相手とは見ている景色が違うので話している内容がかみ合うはずもないわけです。

 

そして、これは総理に限った事ではありませんが、権力を持てば持つほど、立場が上がれば上がるほど話がかみ合わず周りが、つじつまの合う答えをあーでもないこーでもないと探し回ることになり、しかもやっと「これかなはてなマーク」と探して来た答えについてスルーしたり、また明後日の方向の返事をして相手のメンタルを削って行く事もしょっちゅうです汗

 

ま、この辺は上記の過去記事を読んでいただければと思いますが、つい先日、支持率に悩む岸田総理に「首相が責任を取っていない。そのことに対する不信感は国民に結構多い」と、まともな事を言っていて「う~んあせるそれあなたの現役総理の時に自覚できていればね汗」と、現役から退いてやっと気が付いたのか、そんなアドバイスをしていた事に笑ってしまいました。

 

一国の総理でさえトップに立つとこんな勘違いを起こすわけですから、やらかしまくる民間企業のトップがどれだけ勘違いをしているかは今更説明しなくてもお分かりいただけるでしょう。

 

そして、そんな勘違いをブンブンふり回しながら「セクシー田中さん事件」も、その「報告書問題」も「大谷選手報道問題」も「募金着服問題」も「24時間テレビ水卜アナ謝罪行脚問題」も、どれ一つとして納得していない一般視聴者に「いいことするんだからお金出してね」は、あまりにも図々し過ぎではないでしょうか。

 

やらかしまくりながら、そして、それらを納得させないまま「自分たちのお願い(24時間テレビでの募金)はきいてビックリマーク」という斜め上の要求を堂々とするところが明日の株主総会で、どれだけ株主さん達を納得させられるのか…うん、まず無理でしょうし大荒れ確定でしょう。

 

どの問題も目先の利益や、その場しのぎの対応で問題が大きくなったり長引いたりしているところを見ると、株主総会もそんな「やっつけ仕事」として開くのではないかと思います。

 

腹を括って時間関係なく株主さん達に向き合うつもりはなく質問や要望などは適当に受け流し「結局はシャンシャン総会」で終わらせる魂胆かと思います。

 

旗振り役をやりたがる割には解決能力がなく、追及されると”ぬるぬる”と言い訳しながら問題から遠ざかろうとする姿勢や、斜め上の方向の答えで煙に巻く事が常態化している相手と話しをしても株主さん達が疲弊するだけだと思います。

(これは一時的に株主さん達が「カサンドラ症候群」になる可能性があり、「ただでさえ疲れる株主総会に出席したのに話の通じない相手の株主である」という絶望感でメンタルをガッツリ持って行かれる可能性があるという事です。)

 

このメンタルの疲弊を避けるためには、少しおかしくて残念な話ですが「まともな話が通じない相手である事」「質問をしても斜め上の返答をして来る相手である事」「自分達(株主達)を内心軽視している可能性が高い事」などを心に準備して株主総会に臨まれる事が心の疲弊の予防策としてはよろしいかと思います。

 

株主を軽視するようでは、もう終わりかなとは思いますし、ここから変わっていくにも相当な時間がかかるでしょう。

 

まずは「謝罪なんて絶対したくないしトップの座も降りたくない」「虐める相手も謝罪して回るのも女でいいじゃん」という男尊女卑思考の旗振り役をどうするのかにかかって来るのではないでしょうかはてなマーク

 

私個人的には、この日テレの様々な問題に対して表に出て来るのは女性が多く、男性は立場や役職を出しながらも表舞台には出てこない事が姑息な感じがして非常に気持ちが悪いと感じています。

 

さて、明日の日テレ株主総会の報告が楽しみですね。

 

 

 

このお話が誰かの心のヒントになれば幸いですラブラブ

 

 

 

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