髙岡ミツエです。
息子が小さい頃。
物を投げる、小さい子に手が出るということが頻発していた頃によく言われた事。
「悪い事だと根気よく言い聞かせていきましょう。」
「言い聞かせて、教えていくしかないですね。」
本当、この類のアドバイスをどれぐらいもらったことか。
ですが、根気よく伝えていく中で、母が限界値を超えます、笑
そもそも、根気よく伝えていく=怒ってはだめ。と自分の中で変換していたということもあるのですが。
怒っても無駄。
怒ったところで改善されない。
自分の中で怒ることがダメとしていた私もいました。
→これはこれで掘り下げてみていくべきところです。
言い聞かせる。と、頭でわかっていても。
「何回言ったらわかるのー!!!」
「ダメっていってるでしょー!!!」と、バリバリ鋭い角がはえていたことはザラでした。
でも、自分と向き合って分かった事。
子どもに「言い聞かせる」のではなく、子どもの「思いを受け止める。」のが先だということ。
ママは、あふれんばかりの子どもの思いを、受け止めてあげればいいということ。
言い聞かせていくよりも、受け止めてあげることをすると、ぐんと育児が楽になりました。
子どもは、感情をだしたくて泣き叫んでいる。
言葉に出せない感情があり、癇癪になっているんですよね。
そこを無理やり抑えようとしたり、おさめようとしたり、やめさせようとしたりしなくていい。
私は、なんとかおさめよう、そればかり考えていた母親でした。
でも、おさめなくてもいいんですよね。
子どもが、かかえきれない、溢れんばかりの思いや感情をママが受け止めてあげればいいんだよね。
悔しいんだねー。
悲しいんだねー。
出来なかったねー。
やりたかったねー。
ママに受け止めてもらえる!ママに受け止めてもらえた!というのは、子どもにとってどれだけの安心感になるだろうか。
「受け止めてもらえた」「受け止めてもらえる」という安心感の積み重ねが、子どもの自己肯定感にもつながると思うのです。
出来た、出来ないが、自己肯定感と結びつきやすいですが。
出来なかったとしても、また挑戦出来る心。
それが自己肯定感に繋がるのではないかな、とも思うのです。
受け止めてもらえる安心感があかるらこそ、外の世界へと踏み出せる力になる。
だからね、子どもが抱えきれないものをママが受けとめてあげればいいのです。
だけど、ママ自身が自分の感情さえ受け止めず溜め込んでいたら、子どもの感情まで受け止める余裕はないわけで。
受け止めてあげる器がないわけで。
そもそも、子どもが、それだけ感情を出せるって素晴らしいことだということにも気づかないわけで。
そんだけ感情だせてるか?と自分を振り返ってみましょう。
だせてない人が圧倒的多数だと思います。
だからね、感情だしていいんだよーって教えてくれる存在でもあったりするわけですよ。
まずは「自分」なんだよね。
まずはママ自身が自分の感情をだしていこう。感じていこう。気づいていこう。
子育ての中の「イラッ」は、色々な自分へのサインでもありますよ。