久しぶりの更新です。
田舎の実家で、一緒に住んでいた祖母が他界してそろそろ10年たちます。
人の命や生命力っていうのは神秘に満ちてます。
ちょっと不思議な奇跡の水のお話。
祖母は、約10年前、心臓の病気で倒れ、病院に運ばれ,なんとか一命をとりとめましたが、なかなか食欲が戻らず、結果的に3ヶ月くらい入院することになってしまいました。
食欲がわかず、何を持っていっても、口に少し含むと「苦い」と言って食べません。
どんなに好物だったものも「苦い」といいます。
甘いものも「苦い」
ただのお水さえも「苦い」
そんな状態ですから、高カロリー輸液という点滴をされて、退院することができませんでした。
少しでも食べられるようになれば、点滴がはずせて退院できるよと、お医者さんも看護師さんも励ましてくださるのですが、なかなか食欲がわきませんでした。
家族も、なんとか食べてもらいたいと手を変え品を変え、いろいろ工夫しましたが、祖母は申し訳なさそうに苦しそうな顔をするばかりでした。
ある日、父が、
家の近くにある観音堂の裏手に湧いている湧き水をペットボトルに入れて病院にもっていきました。
その水はとてもおいしく、村の人たちも、ときどき汲んでいっては、水割りの水にしたり、そのまま飲んだりしていたのですが、我が家でも、その水は、お気に入りでときどき利用していたのです。
「この水だったら飲めるのでは」と祖母に勧めたのです。
祖母は、せっかく息子が汲んできてくれたのだからと、少しだけ口に含んだのです。
すると、「・・・・苦くない。甘くておいしい」って言って、たくさん飲んでくれたんです。
そうして、水分だけも口から飲めるようになったんです。
そうこうするうちに、不思議と食欲も出てきて、少しづつおかゆなどを食べられるようになりました。
そして、念願だった点滴がはずれたんです!
お医者さんからもこれだったらおうちに帰れるねと許しが出て、ようやく家に帰れました。
それから1年くらい、家で好きな庭いじりなどをして過ごした後、再発作で、天に召されました。
亡くなる前に、祖母は「あの水のおかげで家に帰ってこれた」と言ってとっても感謝していました。
なかなか科学的には説明のつかない不思議なこともあるのだなあと思います。
どちらにしても、祖母が、あのまま病院で生気も失ったまま、一生を終えるのではなく、自分の家で、自分の好きなことをしながら最期の一時期を過ごせ、自宅で一生を終えることができたことに感謝したいなと思ってます。

