今日は先日いただいた
トークセッションのご感想、公開のご許可をいただきましたので、ご紹介させていただきますね。
かなり病状が深刻な方とお聞きしていたのですが、
こんなにエネルギーに満ち溢れている方は、
他にないんじゃないかなと、思いました。
私のトークセッションは、
その方が自分自身を楽にし、元気にし、幸せにするための心の扉を開ける鍵を
その方ご自身に見つけていただく
お手伝いをすると言うものです。
事前に何日もかけて、
たくさんの質問に答えていただくことにより、
その方の心の中に刺さっている心のトゲや、
その方の生きる原動力になりそうなものを、
その方ご自身に探していただくことをします。
結構大変な作業で、何十時間かかる方も
多いです。
ところが、この方は、末期がんで、
呼吸することも大変だとのことでしたのに、
たった数時間で、的確に
ご自身の内面にアクセスされたのでした。
そして私が余計なことを言わなくても、
ご自身の中に刺さっていた心のトゲや、
ご自身の生きがいになることを、
もうすでによくわかっておられ、
とても充実したトークセッションになりました。
トークセッションの途中で森鴎外の山椒大夫のお話が、降りてきましたので、あらすじをお話ししました。
「恐ろしい人買いにさらわれ、お母さんやお付きの者と離れ離れになり、山椒大夫と言うところに売られてしまった姉と弟。
毎日毎日大変な苦労をした末、
姉は、自分の身を犠牲にして、弟を逃すことにします。
そして、姉が弟に語った言葉。
『お母あさまとご一しょに岩代を出てから、わたしどもは恐ろしい人にばかり出逢ったが、人の運が開けるものなら、よい人に出逢わぬにも限りません。』
この言葉の通り、
弟がその後出会ったのは、
弟をかくまってくれたお寺のお坊さん、それから清水寺で、出会った関白師実らのおかげで、丹後の国守に…。
それまでは、ひどい人ばかりに出会ってきたけれど、良い人との縁に恵まれて幸せになる
というお話です。
あなたも、今までは色々と辛い目に遭ってこられたことだと思いますが
きっとこれからは良い人たちとのご縁があると思いますよ」
と言うお話をしたときだけは、
電話口の向こうから、少し泣き声が聞こえてきましたが、
それ以外は、本当に明るくて
声を聞かせていただくだけで光を感じる方でした。
お話をお伺いすると、
ホスピスに入っておられたけれど
奇跡的に寛解になられたとのこと。
その後辛いことがあり、また病状が悪化した、今までいろいろと過酷な毎日を歩んでこられたとのことでしたが、
それらを全て愛に昇華し、これからは、今困っている人を少しでも癒せたらと…。
また回復されて
たくさんの今困っておられる方や悩んでいる方を照らす存在になる方だと思いました。
そしてそのようになっていただけるよう
ただただ心よりお祈りしています。
「これからも、多くの方を照らす太陽でいらしてください」
と私におっしゃってくださったのですが、
全く同じ言葉をそっくりそのままお返ししたいなと思いました。
「理不尽に暗闇に置かれたらひとは光を探し、そして光を見つけます。いきなり暗闇に置かれたからこそ、光を見つけるスキルが育ったと思います。
あなたがあなたの人生の中にある光に気づいてくれたら嬉しいです。」
あなたがあなたの人生の中にある光に気づいてくれたら嬉しいです。」
これは、このブログ の中でご紹介した、作家の藤沢あゆみ先生のお言葉です。
この方の人生も、何度も暗闇に理不尽に置かれるようなことがあったとのこと。
でも、それだからこそ、ご自身が愛の光を放つ存在になろうと輝いておられたように思いました。
ただただお話をお聞きし、
その方のためにお祈りすることしかできない
私ですが、その方の中から、まばゆい光を
その方ご自身が掘り起こす瞬間に立ち会うことができたとき、
たった1時間のトークセッションでも、
いつも本当に魂が震えるような感動に出会っています。
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重症筋無力症と言う難病闘病体験を経て、
たくさんの本や人から教えていただいた
誰でもどこでもいつでも
お金をかけずにできるヘルスケア、
心のあり方を整えて元気に幸せに生きる
ヒントをお伝えしたい。
日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー
南野原つつじがお届けしました😊(自己紹介)
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