今日は、昨日書いたブログ

ざくっとおさらいすると、
人間関係のストレスって、逃(のが)れようのない狭い空間の中で、力のある人から、自分とは異なる意見や価値観を押し付けられたときに起こりやすい。

そういう空間から脱出できたらいいけど、
いろいろなしがらみがあってそれが難しい場合どうすれば良いのか

自分と相手との間に境界線を引けば良い

「あなたはそう思うかもしれないけど
私は、あなたとは違う人間で、違う価値観を持っています。」
ということを、できれば角を立てずに
相手を傷つけずに表明できれば楽になる

のではないかと…



今日は、その具体的な方法について書いていこうと思います。

まずその前提条件となるのが、

人はそれぞれ違う価値観を持っている。

何か1つのプロジェクトチームの中で、ある1つの目的のためにお互いの価値観をすり合わせしてまとめようとすることは大切なことだけど、そのために自分の言動をチームの価値観に合わせていかなければならない時があったとしても、
私は私の価値観を持っていても良い。
という考え方です。


私は私の価値観を持っていてはいけないとなると
凄くしんどいことになります。


でも人間関係で辛い思いをしている方の話を読んだり聞いたりしていると、その部分が脅かされていて、それがゆえに、すごくしんどいことになっている方が多いんじゃないかなと思います。


日本って、聖徳太子の時代から
「和をもって貴しとなす」でしたから、
例えば結婚したら嫁は嫁ぎ先の価値観に自分を染めなければならないとか、新入社員は会社の社風に自分を合わせなければいけないとか、そういう暗黙の手かせ足かせがあって、もちろんそうやって合わせて馴染んでいくことも大切なんでしょうが、それが行き過ぎていつの間にか自分の考えを持っていてはいけない、
とにかく相手の望むようにしておこうと知らず知らずのうちに思考停止状態に陥る人も少なくないと思うんです。(私もそんな感じでした…)

昨日の話に戻ります。

「私なんて39度子供が熱出しても、園のPTA活動を優先させたよ」と、病気になった自分の子供を放置してでも、自分たちのPTA活動に参加すべきと言う価値観を振りかざしてきた先輩に対して、当時の私は何も言えなくて、涙を飲んで、我が子を犠牲にして参加しました。

でも、今の私だったら

「うわぁ、○○さんは、すごいですね〜〜
さすがは○○さん!
でも、私には到底真似できません」

と、返すかなと思います。
(あなたがPTA活動について献身的ですばらしいことはよくわかりましたが、私は凄くないから、あなたのような価値観は共有できませんよと。)


そうやって境界線を引いたにもかかわらず、
まだ踏み越えて自分の価値観を押しつけてくるような人には

「私には、残念ながらそんな気概も根性もありません。
もしもそのミーティングに参加している間に、我が子に取り返しのつかない事態が起こったらと思うとそんな思い切ったことは私にはできないです…すみません、今日は欠席してご迷惑をおかけしますが、またその分私にできることあれば何でもさせていただきますので…」などと、
ミーティング参加中に我が子に何かあったときは、どうする?と言うことを、
柔らかな口調、物腰で伝えると思います。



ベストセラー「嫌われる勇気」じゃないけど、少々嫌われてもいい、私はこんな人間だと、相手を傷つけない感じで日頃から、自分の意見や立場をうまく小出しに表現できればいいのでしょうが、

相手との関係を壊したくない思いが強すぎて我慢してしまうと、顔で笑って心で泣いて、内心相手に恨みの気持ちを抱いてしまうようないびつなコミュニケーションになってしまうかもしれません。
(私は当時そんなコミュニュケーションでした)



以前のブログにも書きました。

対人関係改善、病気を治すには…


重症筋無力症、多発性硬化症、多発性筋炎、クローン病、アトピーなど、自己免疫性の疾患や、がん、うつ、心療内科に通う方など、

ストレスで悪化する病気の皆様、
相手との関係を大切にしようと思うあまりに、
自分の言いたいことや思っていること、
我慢して飲み込んでませんか?

具体的には、アサーションと言う表現方法があります。

こんな表現方法で、自分の気持ちや立場をできるだけ率直に伝えられるようになると
人間関係のストレスが減って、
楽に元気になるのかもしれません


私も昔は必要以上に良い人に思われたいと思っていましたが、今はそんなことで嫌うなら嫌われてもいいと、うわべだけを取り繕って中は不満でドロドロしているようなそんなコミュニケーションはやめにしました。(といいながらも、いまだにほんと不器用で悩んでばかりですが…)

でも私が率直になればなるほどコミュケーションの質は上がってきたような気がします。

そして、前より楽に元気になれました。

自分が望む人たちと、自分が望むようなコミュニケーションをできるようになってきて、幸せになれました。


私(自己紹介)は、難病にかかってしまい、一時、目も開かない、手も上がらない、
ものもかめない、飲み込めない、言葉もうまく喋られない最後には息もできなくなると言う、悲惨な状況でしたが、
その病気にかかったおかげで、
もっと自分を大切に生きようと思い至りました。

今までの自分のあり方、コミュニケーションを考え直すきっかけになりました。

私は私で良い。
私は私の価値観を持っていて良いと、
自分に許可することができたんです。



今辛い方も、どうか災い転じて福になりますように…💕



次回は自分と相手との間に境界線を引くために
どんなテクニックがあるのか
詳しく書かれた本がありますので
その本をご紹介しますね。