また  ついつい長くなりすぎて、

前編とこの後編に分かれてしまいましたが、

言いたいことはただ一つ


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「物は言いよう」ってことです。

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ちょっとした  ものの言い方で

角が立つこともあるし、

誤解を招くこともある。


だからと、争いを避けるために、

自分の気持ちを外に出すまいと、

ずっと我慢してたら我慢しきれず爆発してしまうこともあるだろうし、

その我慢がストレスになり、身体に良くないこともあるかもしれない。



自分の思いはできるだけ外に出したほうがいいと思います。

それも相手に届く、伝わる、うまくコミュニケーションできるような方法で出すのがいいと思います。


前編で述べた、相手を大切にしながら、

言いたいことをうまく言える技法

アサーションとはまた違う話になるかもしれませんが

私が高校時代の昔の話です。

軽音楽部に入ってギターを買いに行くことになったときに

1つ学年が上の先輩が一緒についてきてくれて、

「値切ったるわ」と。


「値切る時はどうするか知ってる?

「人にものをお願いする時は可愛くお願いする、

可愛く値切るのがコツなんやで」


と、大阪の心斎橋の楽器屋さんで後輩のために、

女子力を発揮して可愛く値切ってくださって、

ずいぶん安くで購入できたのでした。


でも振り返ってみると、


今でも  私って、

不器用でなかなか可愛くお願いしたり甘えたりできないところもあるんですが、


病気になる前は、

相手に気を遣って率直に自分の気持ちを伝えると言うことができなかったんです。


もちろん、もともと自分がのび太キャラなのに、

相手がジャイアンキャラの人だったら、

なかなか思うこと言えませんよね。


今思えば、もっと気軽に、もっと相手にわかりやすい率直なアサーティブな表現できてたら良かったのに、

なかなか自分の気持ちをこまめに上手に言えることができなくて、

1人で我慢して

ひとりで被害者になって

勝手に不満を募らせて、

どうして~~してくれないの?

どうせ~~してくれない!とかって、

すねて、

全然可愛くものをお願いできてなかったんです。


何かしてもらった時も、

日頃の不満が大きすぎたものだから、

感謝の意を表すことも少なく、

そうなると、相手にしてみたら

せっかく〜〜してあげたのに

それほど喜ばれない。

なにかしてあげる気持ち薄れる。

だから、〜〜しなくなる…

の、

悪循環になってしまっていました。


 

物は言いよう


相手に届くような言葉を使う。

そして、ちゃんと感謝するだけで、

今までの敵も味方になったりする。

ことを、私は身をもって体験しました。



病気になって、自分でいろんなことができなくなって、色々と辛いこともありましたが、

病気のおかげで、

そういうことも学べて

今は良いコミュニケーションができるようになって、

周りに嫌な人がいなくなって、

ずいぶん楽になりました。


今まで、コミュニケーションが

うまくいかなかったことで、

勝手に、嫌な人、冷たい人と 思っていた人が

うまくコミュニケーションできたあかつきには

実はすごく温かくていい人だった

とわかったんです。



 対人関係で辛い思いを抱えておられる方も、

自分の気持ちを思い切って出そうと決意する。

そして

ちょっとしたものの言い方を変える

ことがきっかけで

コミュニケーションが改善されたらいいのになぁ。


どうか災い転じて福になりますように❗️