私自己紹介のような重症筋無力症、リウマチ、潰瘍性大腸炎、膠原病、SLEなどの自己免疫疾患の難病の方は、
ストレスが病気に影響していると言われています。
相手に気を使いすぎて、自分の気持ちや意見を外に出すことが苦手、
コミュニケーションがうまくいかないときに自分を責めてしまう傾向がある
とも言われていますが、今日は
自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、誠実に、率直に、そして対等に表現する方法についてお話ししたいと思います。
アサーティブなコミュニケーション
アサーティブネス
アサーション
アサーショントレーニング
などで 調べていただいたら、
いろいろな本やサイトが出てくると思います。
たとえば、この本
の中で、出てきたお話。
アサーションを子どもたちに教えるときに、
隣に座っている子どもに黙って自分の消しゴムをとられて使われ返してもらえなかったときに、
ドラえもんのジャイアンならどういうか、
のび太ならどうか、
静香ちゃんだったら、どうするだろうと問いかける。
ジャイアンなら「消しゴム返せ!」
何も言えない、のび太…。
静香ちゃんなら
「消しゴム済んだら返してね」とか
「今度使いたいときは『貸して』と言ってね」などの台詞が出てくるそうです。
「じゃあ、みんなはどの答えが好き?」
と聞くと、
「静香ちゃんの言い方が気持ちが良い」と答えるんだそうです。
その理由は、自分の言いたいことをきちんと言って相手のことを大切にしているからだと言うのです。
このような表現には、
①自分の気持ちを確かめ、
②状況を見定め分かち合ってから、
③わかりやすい具体的な提案をする、と言うプロセスがある、と。
そういうのが、アサーションなコミュニケーションだそうです。
また、この本
では、
同じことを言うのでも、
私を主語にして言うと効果的で率直な自己主張につながると。
具体的に、日常生活で使うような言葉が、いっぱい載っています。
例えば、
「どうして食事はいらないって連絡しないの!食べるのかどうかはっきりして!」
を
「外で食事をしてくるときは、きちんと電話してほしいの。お料理を作りすぎてもったいないから」
というように、私を主語にすると
よく伝わるよとか、
「あなたって本当に事務能力がないわね!」
を、
「さっき、あなたにとってもらったコピーは、前ページ下側が切れていたの。(事実を述べる)
今度から、コピーは取った後に必ず一通り確認するようにしてください。(これからの要望を述べる)」
と、言うようにすれば、よく伝わるなど、具体例満載でわかりやすいです。
また子ども用には、漫画で説明した本
「大人もしらない本当の友達のつくり方 」松本啓子著
も出ています。(後編に続く)