プロムナード -8ページ目

プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

今年、新型コロナという災害が発生し、街角を歩く人々の様相はずいぶん変わり、今年の写真なのか以前の写真なのかを見分けるには、マスクをしている人の数ではっきりわかる。また、行列しているときの様子を見ると、ソーシャルディスタンシングとして距離を置いていることも今年の写真の見分け方の一つだ。

ことアキバでは、昨年までは日本人よりも外国人の方が多いのではと思えるほど外国人の多い街角だったら、今年は殆ど見かけない。いるのは日本住居者で、海外からの客はほぼ皆無である。

そんな具合に人々の変化はたった一年でも著しく変わることもあるが、建物などは大きな違いはわからないものの数十年というスパンで見ると、やはりそこにも変化が見えてくる。

そこで、秋葉原の古い写真と最近撮影した写真とで、同じ場所における定点観測をしてみた。いわば、左が秋葉原、右がアキバの風景である。

 

 

左は有名な、終戦後間もないころのアキバ、いや秋葉原の写真。ラジオデパートの踊り場にも掲載されている写真で、中央通りにある総武線ガード下だ。みるとラジオセンターとミツワ電機商会という看板がよく見えるが、これらは現在も健在だ(ミツワ電機商会は現在、ミツワ電機と社名変更)。

とはいえ、秋葉原の頃にはベコが闊歩しているのがオドロキである。

 

 

万世橋辺りから総武線陸橋を見たところ。左の写真にある「松波無線」は、現在のLaOXの前身。すなわち現在も同じ位置にあることがわかる。

この写真でのトピックスは20系統の都電が中央通りを走っているところだろう。実は小生も、この都電を利用して秋葉原で部品を買ったものだった。

 

 

こちらは、現在のベルサール秋葉原がある辺りから総武線陸橋を見たところだ。左が秋葉原、右がアキバである。現在のこの周辺はアニメ系がメインとなっている。

 

アキバはヲタクの集う街として名高い。電波少年、オーディオマニア、パソコン小僧からアニメヲタに至るまでがお互いに不可侵条約を結んで仲良く共存している。エレクトロニクス技術とアニメの世界。さらにそこへメイドカルチャーまで侵入して久しいが、間に軋轢はなさそうだ。ともすれば風俗系が街を席巻するという可能性もありうるのだが、今のところは自発的な自浄作用が奏功してか、少なくとも表面的には平和に歩んでいるように見える。

 

小生は専らエレクトロクス系だけしかアキバを利用していないが、この平和な状態がずっと続くことを祈っている。

今年突如として降って湧いてきた「新型コロナウイルス」によって、2月におっかなびっくり敢行されたナゴヤドームでのバースディライブ以外、乃木坂46のすべてのリアルライブは中止となった。小生はその2月ライブに参戦することが出来たが、今思えばある種「賭け」の様な感じはあった気がする。幸いにして参戦者からの発病は報道されていない様だ。

 


乃木坂468thバースデイライブ、ナゴヤドーム
 

その後Webによるライブなどは行われているが、リアルの方の再開はいまだ見通しは立たず、長い時間のライブロスによるストレスが蓄積している。

このリアルな観戦というのは、健康面に対しても様々なメリットがあるそうだ。

 

すなわち、観戦による感動や幸福感が健康効果に結びついてストレス発散になるというものだ。また、会場にいるファン同士で体験共有をすることによってコミュニティができ、観戦による効果が持続するようになることもあるという。実際、サイリウムを振りながらコールを打つ時などの抑揚感はリアルでないと得られないことは確かだ。更に、ライブ終了後のオフ会では何とも言えない心地よい美酒に酔うことができる。

ライブ参戦で身体に対するメリットが得られる場面:

・ ライブ観戦場面
      自分の好きなアーティストを生で見ることが出来たとき

・ パフォーマンス場面
      アーティストの優れたパフォーマンスやグループ連携を見たとき

・ 共鳴・一体感場面
      アーティストに対する他の観客の応援を見て共感したとき

・ ヒューマニティ場面
      アーティストの人間としての豊かな情緒を感じさせたとき

・ 付加的要素場面
      美しく壮大なスタジアムを見たとき


観戦による感動や幸福感が健康効果にむすびつくのは、ストレス発散であるとともに、何等かのコミュニティが出来て、観戦による効果が持続することであって、Life Satisfaction(生活満足感)、QOL(生活質)、Health(健康)につながるとしている。

まだ先の見えない新型コロナだが、世界規模での蔓延に伴い、突如として人類の行動様式が変わった。ありえないことであるが仮にSARS-CoV-2が地上から消滅したとしても、公衆衛生を意識して行動するということが、他の疾病の予防にもなることが分かった以上、新たに形成されつつある現在の行動様式が完全に元に戻るとは思えない。それはよいことだと思うべきだろう。

とはいえ、リアルのライブは再開して欲しいし、たとえ再開したとしてもコール禁止と云った様な残念なライブは如何なものかという気はする。

国内では新総理が決まり、マスコミはその件で連日かまびすしい。

 

一方、なんとなく鳴りを潜めている新型コロナだが、確かに爆発的な感染拡大はしていないものの、9月以降、一人の感染者が何人に感染するかを示す実効再生産数が1.0を超えて少しずつ増加していることが不気味だ。次の図は8月と9月今日現在までの全国、東京及び大阪の実効再生産数の推移を示す。元データは東洋経済から発表されている数字を用いている。これを見る限り、経済復活と感染抑止というトレードオフの間にある中で、まだまだ楽観することはできず、気を緩ますことは危険だろう。

 

 

ところで、古い話だが、まだ大統領になる前のトランプ大統領が1999年に出した「敗者復活」に、道を歩いているときに突然見ず知らずの人から握手を求められることがあり、都度、風邪などの病原菌を持っているのではないかと考えてしまう、というようなことが書かれてあり、そういうことに関して、日本人の慣習について触れている。

 

一部を抜粋すると、

 

「日本人はいい。彼らは挨拶するとき、お互い少し離れて立ち、礼儀正しく、とても美しいお辞儀をする。これは古くからある習慣だ。たぶんはるか昔、私の様に病原菌を嫌う潔癖症の人によってもたらされたのではないかと思う。今でも、このような礼儀正しい挨拶をするのは、とてもスマートで賢いと思う。私はアメリカでもこのような習慣を取り入れてほしいと思っている。」

 

           「敗者復活 不動産王ドナルド・トランプの戦い」より

           1999年4月19日 小林龍司 訳 

           日経BP社

 

とある。

 

 

 

この分析はなかなか興味深い。これを読んだアメリカ人はどの様に感じただろう。大半の人は読み飛ばすとか、読んでも記憶にないのではないかと推測するのだが、発行から30年たった今、新型コロナ騒動が勃発し、日本人の死亡率などが欧米に比べて圧倒的に低い理由の一つに、公衆衛生概念が織り込まれた生活習慣にもあるといわれることから、このトランプ氏の分析話は、「復活」させてもいいと思う。

 

もちろん、日本の特異性は公衆衛生行動だけではなく、遺伝子による自然免疫や昨年末ごろから備わったらしき抗体や交差免疫など、様々な要素が考えらえるが、法律で規制されるような事態になることなくマスクの着用や手洗いの徹底、並びに自主的な三密回避行動など、他国では考えられない様な公衆概念が身についていることも大きな要素になっているようだ。

 

少なくとも公衆衛生行動によって感染が拡大するということはないのだから、現在の行動は継続させる必要がある。

 

 

小生、普通の四則演算の場合でも専ら関数電卓を使っている。関数電卓は入力した文字や計算式がそのまま表示されるので、正しく入力されているかの確認だけではなく、値の一部を変更して再計算させるなどの処置が簡単に出来るので便利だからだ。

 

しかし、ブラインドタッチで次々と数字を入れていくという作業にはあまり向かず、そういう場合は大型の電卓の方が使い勝手が良い。その手の電卓はアモルファス型太陽電池搭載がデフォで、故障などほとんどしないのだが、手持ちの電卓、液晶表示がおかしくなって、セブンセグメントの一部が発光せず、「8」が「4」になったりするので、新しく買い換えることにした。

 

この手の電卓はメーカーものだと1000円ぐらいだが、実は100均にもある。どうせ計算するだけだからと、100均(実際は300円だったが)の電卓を購入し、使い始めたところ、なんとキーが硬くて意識して押し込まないとキーが反応しないのだ。これは頂けない。押した文字が入力されたりされなかったりするので、ブラインドタッチ入力なんて全く不可能。なので、一度も使うことなくごみ箱へ。

 

というのもなんとなく悔しいので、これを別物に仕立てることにした。マニュアルカウンター器である。

 

よく知られているように、電卓は1+1の後に「=」をたたくと2が表示されるが、そのまま「=」を連打すると3、4、とカウントアップしていくので、「=」キーを叩いた数をカウントするように表示されるのだ。これを利用して、「=」キーに相当する部分を外に引き出し、それをオンオフさせることでカウントするカウンターとして使うことにした。

 

 

分解し、「=」キーの部分から引っ張りだしてそこにスイッチを設ける。最終形のイメージとしては、NHK紅白歌合戦の最後に客席の団扇の赤白をカウントする野鳥の会のメンバーが持っているカウンターの様なものなので、スイッチとして手元に余っていた自動車用シガーソケットを使った。このソケットを手で握ると、親指以外の指はソケットのアースに触れるので、親指が触れるセンターとの間で掌を介したスイッチが形成される。その人体スイッチを用いて作成した。

 

ただし、この方法だと、手袋をしていれば全く使えないし、手が乾燥していると接点不良が生じてしまう。実際に試してみると、この季節(夏)なので、ほぼカウントミスはないが、たまにロスることがある。なので、ちゃんとしたスイッチが必要だということから、モーメンタリなタクトスイッチでカウンタを作成。

 

といっても、わざわざ買いに行くのも面倒だし、電車賃もかかるので、100均にあるスマホ用リモートシャッターというものを流用することにした。

 

これを分解してみると、中には謎のICが鎮座。本体から延びるコードがタクトスイッチを介してこのICへと接続されている。これは使わないので、ICに接続される手前にあるSMDの抵抗とコンデンサを外し、コードを直接はんだ付けした。

 

 

 

出来上がったのがこれだ。こうすれば、カウントミスは生じないし、手袋していても問題なく動作する。これで完成。

 

 

さて、では何をカウントするか。それはまだ考えてないのだが。

 

 

 

 

感度と特異度は、感染検査に於ける精度を評価するための指標で、値が低い場合には様々な問題を引き起こすために正しく把握することが大切であるし、その意味をよく理解しておく必要がある。ところが、マスコミのコメンテータやMCの発言を見ていると、感度と特異度の定義を曖昧にしか理解していない、或いは間違って理解している様子なども散見されるので、自分なりにまとめておく。

 

そもそも感度という言葉は、ラジオなどの受信能力などでもよく使われる言葉なのでイメージしやすいが、特異度という言葉は医学用語でもあるので、一般的にはあまり聞かない。すくなくとも、今回の新型コロナウイルス騒動で初めて聞く言葉である人も多いと思う。恐らくコメンテータも同様なのだろう。だから誤解しているきらいがある。

 

感度とは、「本当に陽性である人を陽性と判断する確率」のことで、100%が望ましい。これを別の言い方で言えば「偽陰性が低い」ことであり、即ち本当の陽性を見逃さないということだ。偽陰性というのは、本当は陽性であるにも拘らず陰性と判定することである。感度が低いことによる弊害は、感染者をすべて判定し切れず、感染者の保護や隔離の弊害が生じることである。

 

感度が高い:         偽陰性が低く、陽性者を正しく陽性と判定できる。

感度が低い:         偽陰性が高く、本当は陽性にも拘らず陰性と判定され、
             陽性者が隔離できない。

 

特異度は、本当の陰性の人を陰性と判断する確率のことで、100%が望ましい。これを別の言い方で言えば偽陽性が低いこと。偽陽性というのは、本当は陰性であるにも拘らず陽性と判定することである。特異度が低いことによる弊害は、陽性ではない陰性者まで隔離させてしまったり、それによって医療崩壊を引き起こす可能性があるということだ。

 

特異度が高い:      偽陽性が低く、陰性者を正しく陰性と判定できる。

特異度が低い:      偽陽性が高く、本当は陰性にも拘らず陽性と判定され、
             無駄な隔離が行われる。

 

ここで、具体的に感度と特異度による精度を求めてみる。

 

   例(1):

      母数:    10万人

      感染率:  0.1%

      感度:     99%

      特異度:  97%

 

この検査を受けて陽性と出た場合、本当に感染しているという確率を求める。

 

      真陽性: 100,000x0.001x0.99=99(人)

      偽陽性: (100,000-100,000x0.001)x(1-0.97)=2,997(人)

 

従って、

 

   真陽性/(真陽性+偽陽性)=99/(99+2,997)=0.0319(=3.2%)

 

結果、感染率0.1%という数字が、陽性判定を受けた後の感染確率は3.2%へと上昇していることが分かる。この感染率を事前確率、陽性判定を受けた後の感染確率を事後確率と呼ぶ。この例の様に、ある情報が得られると確率が変わることに注意が必要だ。

 

念の為、もう一つ例を挙げる。

 

   例(2):

      母数:    100 万人

      感染率:  0.01%

      感度:     98%

      特異度:  80%

 

この検査を受けて陽性と出た場合、本当に感染している確率を求める。

 

      真陽性: 1,000,000x0.0001x0.98=98(人)

     偽陽性: (1,000,000-1,000,000x0.0001)x(1-0.8)=199,980(人)

 

従って、

 

     真陽性/(真陽性+偽陽性)=98/(98+199,980)=0.00048(=0.05%)

 

結果、感染率0.01%という数字が、陽性判定を受けた後の感染確率は0.05%へと上昇。

 

 

これらを一般化してみると次のようになる。

 

   母数:     a

   感染率:  b

   感度:     c

   特異度:  d

 

              陽性判定後の陽性率=abc/(abc+(a-ab)(1-d))

 

先の例(1)で見ると、

   a:            100,000

   b:            0.001

   c:            0.99

   d:            0.97       

                            abc=100,000x0.001x0.99=99

                            ab=1,000,000x0.0001=100

これから、

   陽性率=99/(99+(100,000-100)x(1-0.97)= 99/(99+(99,900x0.03)=0.032 (=3.2%)

 

先の例(2)で見ると、

   a:            1,000,000

   b:            0.0001

   c:            0.98

   d:            0.80       

                            abc=1,000,000x0.0001x0.98=98

                            ab=1,000,000x0.0001=100

 

これから、                          

   陽性率=98/(98+(1,000,000-100)x(1-0.80)= 98/(98+(999,900x0.2)=0.00049 (=0.05%)

 

これをさらに一般化すると、abc/(abc+(a-ab)(1-d))=bc/(bc+(1-b)(1-d))

となる。このようにすれば、母数に依存しない次の様な式となり、計算が簡素化できる。

 

または、

              (感染率 x 感度)/((感染率 x 感度)+(非感染率 x (1-特異度)))

 

この計算式で用いる数字はすべて%の値なので、そのまま代入できる。


先の例(1)では感染率0.1%、感度99%、そして特異度97%としたので、これ等を代入すると、

(0.1x99)/((0.1x99)+(100‐0.1)x(100‐97))であるから、検査後の陽性感染率0.0319(3.2%)が得られ、最初に計算した値と同じ値となる。

 

また、感染率0.01%、感度98%、そして特異度80%の例(2)では

(0.01x98)/((0.01x98)+(100‐0.01)x(100‐80))であるから0.000489となり、例(2)で示す値と同じとなる。

 

これは単純計算で求まるので、エクセルを用いて自動計算出来る様にした。ブログにアクティブなエクセルの表を貼り付けることが出来ないのが残念だが、こんな感じのものだ。

 

 

 

これを用いて感度や特異度などを変えてみると、陽性判定された後の陽性確率が感度、特異度などで大きく変わることが理解できる。

 

従って闇雲に検査を増やしても、検査自体の精度を高めないと感染者を市中に開放してしまったり、或いは逆に不必要な隔離によって病床が満杯になる危険性があることを理解しておくべきだろう。もちろん感染率が変わっても陽性確率が変わり、次の様になる(すべて%の値)。この表に示されるように、感染率が高いほど、また感度や特異度が高いほど陽性判定を受けた時の陽性確率は高い値となるのだが、感度よりも特異度の方が陽性確率に与える影響は大きいことが興味深い。

 

感染率

0.1

1.0

1.0

1.0

感度

99

99

90

99

特異度

98

98

98

90

陽性確率

4.72

33.33

31.25

9.09

 

 

この結果は、日本臨床検査医学会による資料にあるグラフと一致する。

 

 

出典:https://www.jslm.org/books/guideline/2018/04.pdf

 

 

素人考え的には、感度の高い検査で陽性と出たのだから、陽性なんだろうと考えても不思議ではないのだが、よく考えてみれば、特異度が低いということは、即ち偽陽性が大きい、つまり陽性判定者の中には陰性の人が多く含まれるということになるから、確かに検査の信憑性には疑問が大きい。

 

この様に感度や特異度以外に正確な感染率を把握することも必要となるのだが、それを知るためには検査を増やす必要があるという矛盾も、頭が痛い点ではあると思われる。

 

新型コロナウイルス、最近なんやら空気感染の可能性などと物騒な論説が発表され、きな臭くなって来ているが、県境跨ぐ移動に就いて東京都と国との見解や要請などの足の乱れが見苦しい状況がここ暫く続いている。そういう場合は、指示待ちするよりも自分で考えて行動するしかないというところだろう。

治療薬に就いては様々な薬品が適用されてきているが、概ねこれまでに実績のある、つまり副作用なども実検済みな薬品なので、ある意味安心して投与することが出来るとは言えそうだが。新型コロナウイルス患者に対する治験が進んでいるものやそうでないものとか、まだいろいろ問題はありそうだ。

薬品には大きく二つの方法があり、一つはウイルスそのものに対して攻撃を行うもの、すなわち体内の免疫細胞の様に作用するもので、ウイルスが細胞の受容体に結合することを阻止するもの、細胞に取り込まれた後に複製することや遊離することを阻害して不活化させてしまうものなどがある。

もう一つは逆に免疫細胞による過剰免疫、すなわちインターロイキン(IL)などのサイトカインの過剰産生、すなわちサイトカイン・ストームによる自己細胞への攻撃によって重篤な状態になることを防御するというもので、これにはリウマチの治療薬などの流用が有効とされ、患者への投与がされているという。インターロイキンのIL6などは、本来は抗体産生に関与するが、同時に炎症促進としても振る舞うことが知られているが、これを抑える薬である。

これらの二つの方法、つまりウイルスを直接攻撃するものと、免疫暴走によって起きてしまう肺炎などを治療することで重篤な状態から復帰させるという二つの方法で、治験や治療が試みられている。

一方、感染する前に防御してしまうというワクチンの開発も進んでいる。尤も、ワクチンに就いては急ぐことで副作用の治験がおろそかになってしまう危険が否めないことや、ワクチン接種によって獲得免疫を得たのちに実際のウイルスに感染した場合、通常よりもウイルスを取り易くなるという抗体依存性感染増強(ADE))なども危険性もあるため、感染学者の意見としては概ね慎重論が多い様だ。またワクチン開発に就いては国の威厳や莫大な投資とそれによって期待される多額の利潤なども絡んでくるため、薬品メーカーも含めて市場獲得に鼻息荒い様で、きな臭さも否めない。

いずれにせよ、現在の様に感染拡大が確実に進んでいる状態を鑑みると、今現在、健常者が出来ることは「自分で考えて自衛手段をとる事」だろう。

とにかく今すぐできることは、行動抑制と公衆衛生管理だ。行動抑制はソシアルディスタンシングを保つことや、三密を避ける行動をとることであり、公衆衛生管理は手洗いやうがいなどの徹底、そしてマスクの着用などがあげられている。

これ等の中で、マスクに就いてであるが、最近は解消されているものの、流行当初は未曽有の品不足となり、高値で取引されたりして社会問題となっていた。いきおい、使い捨てマスクも入手が難しく、リユースは当たり前であった。しかし、殺菌消毒を行わないまま再使用することには、新型コロナウイルスに限らず、様々なウイルスやバクテリアなどが付着している可能性があり、衛生面で大きなリスクもあるために、リユース前に消毒することやマスクの保管方法などへの配慮も必要となってくる。そこで3つの小物を作成した。

【紫外線消毒箱】
マスクのリユースを鑑みると今すぐできることとして、まずは紫外線殺菌箱を用意することがある。マスクの殺菌消毒を簡単に行う方法は紫外線照射である。これまでにも各種細菌やウイルスの不活化に紫外線が有効であることは知られているが、新型コロナウイルスの不活化にも有効らしいことが幾つかの論文にも上がっており、国内では徳島大学によって紫外線のウイルスへの適応が確認されている。

そこで、紫外線殺菌箱を自作することにした。もちろん市販品の殺菌箱もあるのだが、病院に設置されている様な立派なものはもとより、健康ランドなどの着替え室にある櫛やブラシの殺菌箱でも相当高価になるので、ここは自作である。既製品でも自作品でも紫外線照射によって殺菌するというメカニズムは全く同じなので、外見とか使い勝手などを妥協すれば、何ら問題はない。

紫外線は、波長によっていくつかに区分されるが、殺菌消毒として有効な波長は253nm付近のUV-Cと呼ばれる帯域だ。これよりも波長の長いUV-AやUV-Bの帯域でも若干の効果はあるとされているが、UV-Cがウイルスの不活化に最も有効とされている。

紫外線の波長と名称を次に示す。
    UVA (400–315 nm)
    UVB(315〜280nm)
    UVC (280 nm 未満) 


地球の地表に到達する紫外線の99%がUVAである。紫外線のうち内訳を次に示す。

 



 

UV-Cは、紫外線の中では次の式で示されるように最もエネルギーが大きく、太陽光にも多く含まれているのだが、地上に到達する前に大気上空にあるオゾンによって吸収されて地上には届かない。もし届いていたら生物への影響は多大なものとなり、進化の過程も大きく異なっていたことだろう。オゾン層の破壊がよく問題となるが、オゾン層が消滅すると、まさにこのUV-Cが地上に降り注ぐようになるので、多くの生物は絶滅してしまう。それほどエネルギーは大きいのである。

     E=hɤ 

        E: エネルギー
        h: プランク定数
        ɤ:  周波数

電磁波は、周波数帯域が可視光線領域を超えるとこの紫外線となり、更に高まるともっとエネルギーの高い放射線となることからも、紫外線のエネルギーが大きいことが分かる。

UV-Cはこれまでにも殺菌消毒用として病原体の死滅、不活化のために主に医療用として用いられているのだが、そこで使われている殺菌灯は、実は蛍光灯と全く同じものだ。ただし、蛍光灯の様にガラス管の内側に蛍光体が塗布されていない。つまり、蛍光塗料が使われていない蛍光灯が殺菌灯なのである。

水銀のスペクトラムを次に示す。

 

水銀のスペクトラム


    波長(nm)
        253.652    407.781
        275.278    434.750
        296.728    435.835
        302.150    546.074
        312.566    576.959
        365.015    690.716
        404.656    1013.980

これらのうち、253nmが偶然にもウイルスの不活化に最適なので、そのまま殺菌灯に使われているわけである。


製作にあたって発光体の寿命などを考えたのだが、当然ランプよりLEDの方が断然寿命は長い。しかし、UV-CのLEDやブラックライト用の様な小出力のものは簡単に調達できるようだが、殺菌目的のLEDは調達が面倒な様だし、アキバ界隈でもコロナ禍のせいで店内でアレコレ探す時間を制限されたりとか、思うように調達できない可能性もあるので、従来から使用されているランプ式、つまり蛍光灯方式を用いることにした。これは昔からの長い実績もあるので、安心して使用することが出来るとも言える。因みググってみると、卓上型紫外線殺菌消毒保管庫は6Wの殺菌灯タイプでも数万円する。

この紫外線ランプ、さすがに街中にある電機量販店には在庫していないが、ネット販売だとこの紫外線ランプが簡単に手に入る。しかも調べてみると、電源コード付きの6W紫外線ランプセットが2000円程度で入手可能なのだ。これをケースに入れれば良いわけで、高価な殺菌箱を買わなくて済む。ということで、さっそくポチってみた。これを適当なサイズのケースに入れれば完成する。因みに、市販の殺菌装置でも小型のものには6Wの紫外線ランプが使用されている様だ。

 


ネット調達可能な紫外線ランプとソケット
 

ケースを探すと、ちょうど手元に木製のCDケースがあったので、これに穴を開けて電源コードを通し、天井部分にランプセットを取り付けた。この電源コードにはスイッチがないので、外付けにデジタルタイマーを電源スイッチとしても使用。これで分単位での照射時間の設定が出来る。

使用したランプの仕様は次の通り。

 

6W紫外線ランプの仕様


また、気休めとして庫内の温度を計測出来る様に温度計を設置してみた。計測箇所は最も温度が上がると思われる電極付近に取りつけた。

更に庫内の内側に少し皺をつけたアルミホイルを貼って庫内で紫外線が乱反射する様にさせ、庫内下面に100均のステンレスプレートと台所用品の調味料置きを入れて、マスクを浮かせてランプに近づける様にした。

最後にアルミホイルを前面に貼った布で蓋をするようにし、出来上がった完成形がこれである。

 


庫内での温度上昇を時間軸で計測して次に示す。相対温度として、7℃程度の上昇がみられるが、それ以上は上がらないことが分かる。

 


また、この殺菌箱が本当に紫外線を出しているのかどうかを試すべく、実験としてマスキングした布を入れて1時間ぐらい照射したところ、マスクしていない部分の色が変わった。いわゆる日焼けである。これで紫外線が出ていることが分かった。下の写真は、左部分のみ紫外線を照射し、それ以外の部分をマスキングした結果だ。

 


紫外線照射による色落ち試験

 

また、病原菌死滅、不活化の効果があるかどうか、さすがにこれは自宅では確認できないが、カビならわかるかもしれないので寒天を入れた容器を4つ用意し、1昼夜室内に放置した後にそのまま蓋をした容器と、紫外線を5分間照射、10分照射、そして20分照射したケース4つを用意し、数日間後の様子を見た。その結果がこれである。

 


これを見ると、照射なしと5分照射はカビの発生が見られ、照射なしは5分照射よりも発生が多い。

一方、10分以上照射では発生が見られない。このことから、少なくともカビの胞子に対しては有効であることが分かった。だからと言って新型コロナウイルスにも有効かどうかは試験することができないが(そもそもBSL4: Bio Safetly Level 4)の施設が必要)、諸論文を読む限り有効だと書かれているので、それを信じることとする。

【マスク一時置き】
外食などをするとき、外したマスクの置き場に困ることがある。外してそのままテーブルに置くのは清潔感に乏しいし、かといってそのままカバンに入れたりポケットに入れるのも何となく不潔な感じがする。そこで、友人からのアイデアを元に、マスクを挟んでテーブルにおける小物を作成した。

作り方は、クリアフォルダを適当な大きさに切り、両端にプラスナップボタンをつけるだけ。製作材料費は殆どタダである。



 


使用にあたっては、これにマスクを挟んで折り曲げてボタンを留め、それをテーブルに置けばいい。

テーブルからは絶縁されるし、外の飛沫からも防御されるので衛生面でもよい。

 

 

クリアフォルダは表面が滑らかなので、必要に応じてアルコールで洗浄するのも極めて簡単に出来る。

また、クリアフォルダの材質はポリプロピレンというかなり丈夫なで作られているのでボタンが取れることはなく、しかもフレキシブルなので使い勝手はよい。

因みに使ったクリアフォルダは、国立天文台でもらった太陽コロナ写真のフォルダ。コロナウイルスの名前は太陽コロナが元ネタだそうなので、まさに旬だ。

【マスク入れ】
人とのすれ違いがあまりないところなどではマスクを外して構わないとされている。そのような時にカバンにいれておく保管するケースが必要となるが、そのケースとしてクリアフォルダを切って両端にプラスナップボタンをつけたものを作成した。ちょうどフォルダの折り目を挟んで切り取れば、そのまま保管ケースとなる。また、必要に応じてこれも開いてアルコール洗浄が可能である。完全に開けないケースだと、隅々までの洗浄が厄介だが、これだったら完全に開けるので完璧な洗浄が可能となる。これも製作材料費は殆どタダである。

 

 


現在、これら三種の神器を用いて、新型コロナウイルスとの闘いに臨んでいる。奏功しているかどうかは分からないものの、少なくとも精神衛生上は良好である。

 

厚労省提供のCOCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ) 、まだ入れていない人が殆どだそうだけど、如何なものか。

 


 

「メリットが分かんないから」というのはちゃんと説明できていない行政の怠慢だろうし、「メンドーだから」は、アタマ悪いですと言っているみたいで笑えるけど。

しかし、ニュースを見ていると、この未曾有のウイルス戦争に臨んで、言うに事欠いて「個人情報が抜かれそうだから」とか寝言を言っている輩がいるのを見るとなんだか情けない。それ、テレビなどでのコメンテータからの歪んだ意見の受け売りでしょ。

そもそも常識として、パソコンとかスマホをネットに接続した瞬間に個人情報なんか筒抜けになってると思うくらいでちょうどいい。

アプリの問題以前に、iOSにしてもAndroidにしても、その中に悪さする「潜水艦」が潜んでいないって誰にも言えないわけですからね。司令部から発信指令が出ない限りは潜行しているだけだから、潜水艦の存在が分からない。いないことを証明するのはいわゆる「悪魔の証明」、つまり不可能。ネットにつながる情報端末はそういう前提で扱うべき。

自動車メーカーがレベル5の完全自動化に対して及び腰なのも、車載用リアルタイムOSやその上で走るアプリケーションソフトなどをすべて自前で開発しているわけじゃないからだと、あるメーカーの技術者から聞いたことがあった。極めてリーズナブルな見解だと思う。

今すべきことは情報の共有化。お互いの不足分を補う「共有結合」が必要。半導体でいえば、シリコン原子同士が電子を共有しあって安定している状態。

人類がウイルスとの全面戦争に突入している今こそ、人類皆が情報を共有し合ってウイルスを封じ込める。そういう戦時なのに、個人情報とか言うなって感じ。

ところで、政府も本気でCOCOAを導入させたいんだったら、インセンティブとか、インスコしたら図書券とかクオカード上げるとかのノベルティくらい用意すればいいのにと思う。国民の税金は国民を守るために使うべきじゃないんでしょうかね?
 

最近よく目にする言葉が「ウィズ・コロナ」だが、最近の造語としては最低だと思っている。

そもそもウィズとは「何をかいわんや」だ。もっとひどいのが「コロナとの共存」。これなんぞ、問題外だ。

 



ウイルスからすれば、人類なんぞ遺伝子複製工場でしかなく、しかも老朽化したらとっとと火を放って高跳び。情け容赦の微塵もない。そんな、いわば反社勢力の様な集団と共存を図るとは「お人よし」にも限度というものがある。そんな態度だから、ウイルスから舐められるわけだ。

なぜウイルス戦争といわないのか。もどかしい。

もちろん、ウイルスとの共存があり得ることは理解している。現にトリインフルエンザは、その亜種のH1-16/N1-9の全部が水禽類などに宿っていることはよく知られている。まさに鳥とインフルエンザウイルスが共存しているわけだが、共存できる理由は、病状が現れないことにある。つまり宿主には危害を及ぼさず、静かに同居させてもらっているということだ。ウイルスにとっては自分を排除しない宿主に巡り合えた。一方、宿主にとっては、共存するウイルスがいることにより、他のウイルスへの感染リスクが軽減するというメリットが得られる。そういう利害関係があれば、共存はあり得るわけだ。

ところが、現時点で見る限り、新型コロナウイルスによる人類への貢献は見えない。その状態で共存の道を探ることは、時期尚早も甚だしいと思うわけである。

小生は、新型コロナウイルスに限らず、ウイルスの産生や感染も「神が造った自然現象」の一つであると考えている。一方、神様の偉いところは、単にウイルスを作るだけだとウイルスも人類もいずれは共倒れしてしまうから、それを避けるべく防御策を講じた。それが免役。

人口全体を一定とすれば、感染流行の拡大が進むことと並行して感染防御免疫を持った人の割合も上昇し、回復者(死亡者も含む)が増えることで感染者はいずれ消える。逆に人類が全部死亡して絶滅してしまったら、ウイルスもそこで絶滅してしまうことになる。。

免疫という手段で人類は生き残る。しかしそうなるとウイルスは一方的に絶滅の道を歩んでしまうから、それを回避すべく変異を遂げる。つまり、神はウイルスと人類に「免疫と変異の闘いによって自然選択(自然淘汰)させる」という試練を与えたのだと。

有史以前に、ウイルスによる人類の絶滅危機は何度もあっただろうと思う。しかし、そこで絶滅することなく生き残ったのはなぜか。回復者が免役を持ったためではないか。それを考えると、西太平洋を囲む諸国の死亡率が圧倒的に低い理由に就いて文化人類学的な公衆衛生や道徳観念だけで説明することには無理があると思っており、遺伝子レベルでのHLA抗原の精査、交差免疫の有無、感染初期段階での無症状感染の可能性、そして免疫力に多大な影響を与える体内微生物のマイクロバイオーム研究など、免疫に関する自然人類学的アプローチが解になるのでは、と考える。

 

感染症の影響を表す指標として「超過死亡数」というのがある。これは、インフルエンザの流行時に用いられた指標で、感染症や災害が発生した月・年の死亡数が通年の死亡平均値に対して超過した数をいうもの。つまり直接起因による死亡以外の間接的な死亡数、例えば医療崩壊などがもたらす間接的な死亡数なども含むため、全体像を把握するには大変重要な指標の一つである。

この死亡数と共に、感染に関連する企業倒産も極めて重要な懸念事項だ。そこで、ふと思ったのだが、感染症と同様にその流行によって倒産してしまった企業の実態を把握するために、「超過倒産数」という指標も必要ではないだろうか。

ググってみてもそんな言葉は出てこないので、小生が勝手に作った造語かもしれないのだが、今年の場合は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って経営困難となって倒産したところも多るために、過去の月別倒産件数傾向とは明らかに異なる分布傾向が現れるはずだ。先日、テレビのコメンテータから、「新型コロナウイルスによる倒産状況、実は末端までは把握しきれない」などという発言があったのだが、この超過倒産件数を調べれば、もっと実態が分かると思われる。

古い言葉で「風が吹くと桶屋が儲かる」というのがあるが、逆に、「風が吹かなければ桶屋が倒産する」ということもあり得る。こういった間接的な連鎖倒産こそ、経済低迷の潜在的な危険要素だろう。

その連鎖倒産は、時間軸的に感染拡大と同じ様な等比数列になっているわけで、末端まで把握することは困難なことは理解できる。それならば、その数をカウントするよりも「超過倒産」から実態を把握して、先んじて手を打つということが経済政策ではないかと思うわけだ。

生活できるか否かのギリギリにいる企業や人々に対する救済もきちんと行わないと、連鎖倒産の逆方向倒産も起こり得る。車に用いられている部品の一部が小さな町工場で製造されている例など、枚挙に暇がない。

次のグラフは、6月20日付け週刊ダイヤモンドに掲載されていた「帝国データバンク 全国企業財務諸表分析統計」の今年の倒産件数であるが、ここに記されている数字は飽くまでも倒産件数であって、休業や廃業は含まれていないのだ。倒産予備軍である休業や、実質的な倒産である廃業は、恐らくカウントされている倒産件数よりも遥かに多い可能性はあるのではないだろうか。

 

全国企業財務諸表分析統計(帝国データバンク)



末端に行くほど政治の世界からは遠いので、実態が直接見えないのはやむを得ないとは思うが、その様な状態での施策は意味がないとは言えないものの、暗闇で刀を振り回すのは効率が悪すぎる。

休業や廃業まで含めた「超過倒産」をよく調べるべきと思う。

 





 

新型コロナウイルスに関するナゾの一つが「異常に低い日本人の死亡率」。その解の一つを交差免疫に求める説があるそうだ。

 



 

読売新聞、2020年6月4日付け朝刊より抜粋

 


交差免疫というのは、「過去にウイルスに感染して獲得した免疫が、全く新しいウイルスにも働く」というもので、免疫細胞は、新型コロナウイルスに感染した時にそれを新型として認識せず、過去に獲得済みの免疫としてソッコーで免疫反応が起きるという仮説。

新型コロナウイルスの抗体のでき方は、通常のコロナウイルスの場合とは異なって抗体のIgGとIgMが同時に産生されるということはテレビなどでもよく報道されているが、その原因を交差免疫に求める説。つまり、通常は遅れて産生されるIgGがIgMとほぼ同時に産生されるため、感染しても無症状だったり軽症な人が多くいるのではないかと。

白血球のリンパ球の一つに、ヘルパーT細胞という免疫細胞があり、B細胞に対して抗体産生を指示する働きをするのですが、このヘルパーT細胞がこれまで経験のない新型コロナウイルスに対しても交差免疫で反応したのかも、という仮説でもある。実際、米国スタンフォード大学での調査によると、調査を行った14000人の抗体検査の結果で検出されているIgG抗体は、一般的なコロナウイルスに対するIgG抗体だったという。

以前、日本人の低死亡率の理由について、慶應大学が中心となってその理由を遺伝子に求める研究や、昔から言われている様な「日本にSARGが入ってこなかった理由は、日本人に白血球のHLA-B46の保有者が少ない」という説、更に「新型コロナウイルスにはA/B/C型以外に症状の軽いK型があり、日本人はそのK型が先に蔓延して抗体が出来ていた」という説などなど、どれも興味深い。

緊急事態宣言解除の時に「日本モデルの力を示した」とか言って世界中の失笑を買っていた某トークとは異なり、定性的、かつ定量的な仮説なので、今後の展開が待たれる。