プロムナード -4ページ目

プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま


ライブに参戦していて気になるのはサイリウムがどれくらい持つかということ。終盤になり、アンコールの最大盛り上がり時に電池切れというのは、相当にイタイ。

そこで実際のライブ参戦を想定し、MC/休憩時消灯と常時点灯での点灯時間経過に伴う電圧電流の変動比較を行ってみた。

グラフの曲線はそれぞれの値の近似曲線である。

 



 

【テスト条件】
・ 使用したサイリウムは、ルミカ製ルミエース2オメガを二本。
・ 発色は、消費電力が最も大きい白色発光。
・ 測定器は手作りの電圧電流メータ―。値表示のLEDは外部電源接続だが、メーター内部回路での電力消費は無視。
・ 乾電池の内部抵抗やサイリウム内蔵LEDの順方向電圧降下なども無視。
・ テストに使用したライブは乃木坂46 8thバースディライブBD。

実際に映像を出しながら、1本をMC/休憩中は消灯、もう1本は常時点灯してそれぞれの電圧電流値を測定。

 



 

【テスト結果】
・ MC/休憩時消灯の方が常時点灯より電力消費は少ないものの、思ったよりも差が少なかった。その理由は、バスラはひたすら曲をぶち込むライブなので消灯する時間が少ないためかもしれない。

・ RGB混色による白色発色ではなく白色LEDが搭載されているため、3時間半のライブ後でも褪色するが白色を維持。

・ 写真の様に、3時間半のライブ終了後、常時点灯とMC/休憩時消灯使用との明るさの差は、あまり感じられなかった。

 



 

・ 常時点灯の方は、テスト開始から3時間20分後に乾電池の起電圧が3.0Vまで降下し、赤い警告がLED点滅した。


【結論】
1.3時間半程度のライブであれば、100均ものでも新品の乾電池を使用すれば、十分に持つ。

 



 

2.バスラの様にMCや休憩時間の短いライブでは、常時点灯させておいても大きな消費の差は生じない。

4.白色以外の発色はRGB混色によるため、電池消耗によって変色すると思われるので注意が必要。
 

ここしばらく、久しぶりに短波放送にハマってきた。短波の魅力は何といっても、遠く離れたところにある放送局からの電波がポータブルラジオで受信できることにある。

もちろん、大掛かりな受信設備があればそれに越したことはないが、手軽なラジオでも、それなりのアンテナを付けてノイズの少ない(できれば、ノイズのない)環境で受信すれば、地球の裏側からの放送もはっきり受信可能だ。短波放送が使用する周波数帯は、電波が電離層で反射するので、送信電波が地上と電離層と間で反射されながら遠隔地へと伝送されるためである。

小生が短波に親しんだのは70年代の中頃からだったが、当時市販されていたラジオには短波放送が受信できるものもかなりあった。いわゆるBCLブームともいわれていたが、通常のラジオの購入者はもっぱら中波放送受信が主で、短波については日本短波放送(現在のラジオNIKKEI)しかなかったので、あまり聞いている人はいなかったように思う。

一方、BLC嗜好家は、オールバンド型の受信機を備えて世界中の短波放送を聴き漁っていた。小生のその一人だったが、自宅廻りにワイヤーアンテナを張り巡らし、米国はもちろん、欧州やアフリカの放送局などを受信していたものだった。

特に人気が高かったのが各国からの日本語放送だ。ドイツのドイチェベレ、英国のBBCなどを始め、様々な国から日本語放送が送信されていた。現在はこれらの殆どは短波ではなくインターネットラジオでの放送に切り替えられている様だが、当時はノイズや大きなフェージングの中で一生懸命聞きこんだものだった。

また、当時はインターネットなるものがなかったので、各国から秘密裡に送信される指令などもすべて短波放送で発信されており、数字を延々と読み上げる暗号文や逆転テープなどもごく普通に受信出来た。もちろん内容は全く解読できないが。これらも、現在はインターネットに置き換えられているものと思う。

とはいえ、短波の放送局はまだたくさん存在しており、24時間何時でも何処でも受信が可能だ。その理由は冒頭で述べた様に遠隔地まで到達することにある。

ただし減衰はする。なので弱まった電波を捉えるためには、受信機の感度のみならず、高効率で受信するためのアンテナが必要だ。アンテナを間違えると、受信できる電波も捕まえられない。また、外来ノイズがあると、受信した電波が埋もれてしまい、マスキングされて受信が不可能になる。もちろん外来の電磁ノイズの少ない環境で受信することが大変重要だが、とにかくアンテナがしっかりしていないとせっかくの電波が捕まらなくなる。

アンテナの語源は昆虫の触覚だそうだ。なるほど、と思う。昆虫が餌を探すため、触覚は目と同じくらい重要な役割をしている。

アンテナ設計の重要ポイントは最大効率で運用することであるが、送信の場合は本来の送信周波数以外のノイズとなる輻射を抑えるということが大切となる。そのため、電波工学に基づく厳密な計算が必要だ。しかし、受信の場合は不要輻射問題は発生しないうえ、送信が周波数固定であることに対して、様々な周波数の電波に共振させる必要があるので、アンテナ設計の難易度は相当低い。というか、かなりいい加減でも十分受信が可能だ。

そんな中で、もっとも簡単な方法がワイヤーアンテナだ。実際、短波放送帯域での受信であれば、ワイヤーアンテナで十分である。受信の出来は、むしろ受信環境の方が影響が大きい。

ではその長さは、というと、本来は受信する電波の波長に合わせることで最大効率での受信となるのだが、短波放送局の送信周波数は一つではないので、「概ねカバーする」といった長さがあればそれで代用するしかない。

ということで、通常のポータブルラジオの外部アンテナとして用意するには、10mのワイヤーがあれば十分だ。それをノイズの少ない環境で、なるべく高い位置に張れば良い。

それと、張る方向が重要である。理想的には放送局がある方角に対して直交する方向に張るのが正しいのだが、短波放送の電波はマイクロ波の様に波長が短く指向性の高い周波数ではないので、かなりいい加減で十分だ。マイクロ波の場合は、衛星放送の受信でよく知られているように、しっかりと送信アンテナを見据えた位置に設置しないと利得が大きく減衰してしまうのだが、短波放送ではその辺りは柔軟だ。

写真は2本の10m程度のワイヤーアンテナを切り替えるために作成したスイッチボックスだ。アンテナを直交させる方向に張り、切り替える。

 

 


具体的にはこの様にして使用する。

 



可搬性を鑑みて、100均のソフトメジャーのケースを代用してみた。主旨としてはいいと思っていたのだが、ケースの滑りが重いので、使い勝手が良くないので、あまりお勧めではない結果となってしまったが、アンテナ線のもつれなどは起きないので使い方次第では役に立つ。

 



こちらはループアンテナ。四の五の言わず、単に10m程度のワイヤーを巻いただけのもの。詳しい原理の説明は割愛するが、ロケーションの良いところで受信すれば抜群の感度が得られる。因みに拙宅のあるさいたま市でも、このアンテナでハワイからの標準電波が近隣から放送されているように受信できる。

 




受信は自由だ。誰かに聞いてもらうために、今も様々なところから放送されている。平和な時も、そして現在の様な世界中が緊迫しているときも。

オミクロン株の浸食により、東京でもついに1万人以上の感染が認められる事態となった。

 

しかしながら、オミクロンの感染力が強いにも拘わらず、なぜか重篤になるケースが圧倒的に少ないのか、そしてなぜブレークスルー感染が発生するのかということについて、国内外の幾つかの文献を拾い読みしているので、まとめてみよう。

 

出典: 米国立アレルギー感染症研究所

 

ウイルスを迎撃するのは、体内の白血球にある免疫細胞。この免疫細胞にはマクロファージ、T細胞などの様にウイルスを直接攻撃する細胞と、B細胞や樹状細胞などの様に抗体物質を産生する細胞がある。このT細胞などによる免疫力を「自然免疫」といい、罹患やワクチン接種によって得られる免疫を「獲得免疫」と言う。

これらのうちT細胞は、これまでのデルタ株の様な変異株のみならず、オミクロン株に対しても有効である。ただし、感染を抑えるという働きは弱いらしい。

一方、B細胞が産生する抗体やワクチンによって生成される抗体である中和抗体は、オミクロン株に対する働きは弱いためにブレークスルー感染が発生する。

 

これがオミクロンによる感染が止まらない理由の様だ。

さらに、オミクロンの場合はデルタに比べて発症までの期間、シリアルインターバルが短いために、等比数列である感染者数は桁違いな拡大となる。

 

しかし、なぜ重症化は少ないのかということだが、重症化の原因はB細胞などで産生されるサイトカインの産生が過剰となることにより、血管や胚細胞などの人体細胞まで攻撃する「サイトカイン・ストーム」という、免疫暴走による災害が発生するためとされている。

オミクロンに感染した場合、先に述べた様に獲得免疫による抗体があまり有効ではないため、自ずからサイトカイン・ストームの発生も少ない。そのため、幸いにして重症化する確率が低いということになるらしい。

つまり、オミクロン株の場合には、T細胞などによるウイルスへの攻撃は行われるので、免疫力さえ強ければやがて回復する。しかし感染力の抑制力は弱いので、感染は広がる。一方、抗体の効果は弱いのでブレークスルー感染も起きるが、サイトカインの暴走による重症化は少ない。

この様なことから、オミクロン株による感染は、感染速度は速いものの、感染時の重症化が少ないという傾向となっている様だ。

こういう状況で我々が出来ることと言えば限られている。即ち、これまでと同様に手洗い、マスク着用、三密の回避、そして換気。感染しない方法は、感染者に近寄らないこと。どんなに感染力の強いウイルスでも宿主がいなければ勢力拡大はおろか、自分の生存も危ぶまれる。

とはいえ行動には限度がある。どこでどの様に妥協するか、そこが政治の手腕が問われるということになるのだが、我々としても自衛手段を取らないと、感染するリスクはあるのだ。しかも不顕性罹患者も多くいるそうなので、いつの間にか感染し、いつの間にかウイルススプレッダーになってしまうこともあるわけだ。

ところで、先日「マスク着用反対運動」だか「ワクチン接種中止運動」だか、そんなデモに遭遇した。自分の考えで行動することは悪くないのだが、価値観の押し付けは如何なものか。「マスクは無意味」とシュプレヒコールを繰り返していたのだが、無意味というのは「着用してもしなくても同じ」ということを言っているのだろう。であるならば、その根拠を定量定性的に説明して欲しい。これまでマスクの効果については富岳の様なスパコンを用いて拡散状態をシミュレーションして示していたが、あのような説明があれば良いのだが。

しかし、デモを遠巻きに見ている人々に対して、マスクをしないまま大声で「マスクは無意味ですよ」と呼びかけるその姿を見ると、その人が不顕性罹患者であった場合には、多くのウイルスをまき散らしていることになるので、極めて危険な気がした。

先に述べた様に、自分の考えで行動することは悪くない。色々と考え、自分なりの結論を以って行動していることだろう。しかし、その行動によって他人に危害を加えることは避けるべきだ。良識者としての行動規範が問われるところだろう。

長年使い続けていた松下電器産業(現:パナソニック)製のプラズマテレビがついに故障したので、同社の液晶テレビに買い替えた。若干の故障であれば自力修理もトライするところだが、表示ドライバの故障の様で、黒い帯が垂直に現れる。そうなると交換部品が入手できなければ文字通り手が出せないのでゲームオーバー。このテレビは2006年モノだったので、およそ15年以上使い続けていたことになる。HDMI端子搭載の初号機か、その辺りの「作品」だった。

 



 

ところが、いざテレビを入れ替えるとなると、テレビに接続されている機器とのインターフェースに様々な問題が出てきた。まず、CATVのセットトップボックス(STB)。現在使用しているSTB、相当古いタイプのものを使い続けているためにHDMI端子がなく、高解像度映像はD端子というレガシーなインターフェースにてテレビへと伝送していたのである。

D端子は解像度によっていくつかの規格があるのだが、いずれもアナログコンポーネント信号伝送の端子で映像のみの伝送であって音声は別経路で伝送する。通常は赤白のRCAコネクタで接続されるもので、HDMIがスタンダードとなった現在は、音声信号を映像信号に多重化して伝送可能なため、D端子を用意しているテレビは殆どない。ということは、テレビの買い替えに伴ってHDMI搭載のSTBに入れ替えする必要が出たということになるのだ。従って、ケーブル供給会社にSTBの交換を依頼しなくてはならない。

更にもう一つの問題が発生した。それはDLNAだ。

手持ちのSTBからレコーダに高画質ソースを伝送したり録画予約などの信号を伝送するインターフェースはiLINK(IEEE1394)ケーブルで接続されているのだが、入れ替えする新しいSTBにはこのiLINK端子がなく、LANでの接続となっている。iLINKに関しては、USBの性能向上が進んだことなどから現在では市場が衰退しており、伝送はLAN端子を通じて行われるのが普通となっている。

整理すると、これまでのセットトップボックスは、テレビとはD端子でレコーダとはiLINKで接続されているのでセットトップボックスを入れ替えると、テレビとはHDMIで、そしてレコーダとはLANによるDLNA方式でつながらなくてはならないということになる。

HDMIでの接続は問題ないはずだが、ケーブル会社によると、手持ちのレコーダがLDLNA方式で接続できるかどうかは、やってみなければ分からないということらしい。因みに、日本ケーブルラボの「DLNA認定製品リスト」には手持ちのプレーヤの記載はない...。もしだめなら、レコーダも買い替えとなる。思わぬ出費の可能性もあるということになるのである。

とはいえ、やらなければ話が進まないので、まずはケーブル業者に依頼して、セットトップボックスを交換してもらった。

その結果、ブルーレイレコーダとセットトップボックスとのDLNA接続は問題なく接続できたので、買い替えなくて済んだ。

セットトップボックスの入れ替えに続き、次はテレビを入れ替えたが、STBとの接続は問題なかった。更にブルーレイレコーダやAVアンプも結線し直しした。これも問題ない様に進んだが...。

 



 

ところが、AVアンプから音が出ないのだ。後から考えれば当たり前のことではあるが、HDMIポートが数個ある場合でも、通常AVアンプは一台だけしか接続しないので、ARC(Audio Return Channel)対応は1ポートのみだ。AVアンプを適当につないだあと、音が出なくて難儀したのだが、その理由だった。

また、マニュアルにある「電源切」と「電源を切る」の意味は違うことや、「スイッチオフでオンにする」などの表現をみて、あらためて日本語って難しいと思った...。


それと、AVアンプとの相性というか、電源投入シーケンスによっても音が出ないことも。HDMI‐CECによる機器連動制御も、異なるメーカー同士の接続ではやっぱクセモノ。かつてCEAが米国ミルピタスにあるEmbassy Suite Hotelで開催していた「Plug Fest」で、世界中のHDMI機器メーカーの技術者がホテルの中を走り回っていたのも、こんな問題の抽出のためでもあったことを思い出す。


【技術情報】

1. 日本ケーブルラボの「DLNA認定製品リスト」にパナソニック製ブルーレイレコーダDMR-BWT620の記載はないが、問題なく動いた。

2. 今回、37インチのプラズマテレビから43インチの液晶テレビに買い替えたのだが、テレビ、プレーヤ、STB、AVアンプ、更にケーブルモデムやルータを併せても、写真の様に実測電流値は1.5A以下である。プラズマテレビは描画する画像の明暗によって消費電力が異なるが、白っぽい画像の時には3Aを超えることもあったので、買い替えによって省エネにも貢献している。

仕様書によるテレビ本体の消費電力: 
   37インチプラズマ(TH-37PX60):  270W
   43インチ液晶(TH-43JX850):   146W

 


3.テレビへのキーボード接続は、マニュアルには全く記述がないが、搭載されているアプリの一つであるブラウザを立ち上げるとGoogle Chomeが走るので、Android OSが搭載されていることが分かり、しかも外付けHDD用のUSBポートがあるので、試しにキーボードを接続したところ、思った通り動いた。更にUSBポートへUSB-HUBを挿し、キーボードと共にマウスも接続すると、両方とも動くことが分かった。キーボードは英文だけしか表示しないが、ローマ字読みで日本語も認識するので問題ない。

4.STBとのキーボード接続について、住友電工製SATV-STB(XA-401)の取説に書いてあるものの、JCOMによると「接続テスト結果は公表していないので、自己責任にて」とのことだったが、バッファロー製USBキーボードは接続できた。また、テレビ接続についてはマニュアル記載はないが、接続OK。ただし、両方ともローマ字変換は出来ない様だ。その点はテレビと同じである。


この様にして入れ替え作業は完了。思わぬ問題も発生したが、テレビやSTBにキーボードが使えるのは便利である。もう少しやってみたいこともあるのだが、取り急ぎこの状態で使い慣れてからやってみようと考えている。

先日(12月15日)に、乃木坂46がオリジナルベストアルバム発売を記念して、東京タワーを紫色に点灯したり、東京メトロの各駅に一人ずつ別々のメンバー写真をアップしたポスターを貼り出したりなどのプロモーションが行われた。

 


ファンの間では、スタンプラリーよろしく、このポスターを撮影するラリーが行われたが、それとは別に写真の背景を基にして撮影地点の現場検証をしてみた。これも「聖地巡礼」である。

背景に見えるといっても、メンバーの顔をフォーカスした画像なので、背景は基本的にボケていて識別が難しい。また、撮影した時期と現在との間ではタイムラグがあるため、落葉樹は様相が全く異なっている。更に、道路工事などが行われている場合にも、プロモ撮影の時と現在との画像は異なってくる。

この様なことからすべての画像を検証することは出来なかったが、判明出来る範囲で撮影してみた。なるべく同じ場所で同じアングルにて撮影するということを試みてみたが、これが結構難しい。

とはいえ、一応の達成感は得られたので、記録しておこう。

 

これがアルバムジャケットと乃木坂駅のプラットフォーム。

  



次に、メンバー写真と、その撮影現場だ。

 

 

 

田村真佑

 

 

松尾美佑

 

 

新内眞衣

 

 

弓木奈於

 

 

山崎怜奈

 

 

掛橋沙耶香

 

 

吉田綾乃クリスティー

 

 

賀喜遥香

 

 

向井葉月

 

 

中村麗乃

 

 

秋元真夏

 

 

齋藤飛鳥

 

 

金川沙耶

 

 

岩本蓮加

 

 

北野日奈子

 

 

遠藤さくら

 

 

樋口日奈

 

  

筒井あやめ

 

 
柴田 柚菜



 

都内北区王子神社の拝殿中央に、丸くて大きな鏡があるのは以前から知っていた。

その鏡には参拝している自分の姿が見えるのだが、よく見ると自分の後ろにある鳥居の後を走っている車の姿も映っている。

 

王子神社外観


拝殿と鳥居の間から写すとこんな具合に自分の姿が鏡に映る。距離は約25mほどあるので、鏡本体はかなり大きなものなのだろう。


Google Mapによる航空写真


この様な鏡、他の神社にもあるということを聞いたので、乃木神社へ参拝したときによく見てみたら、確かに正面に鏡があった。乃木神社は結構参拝者が多いので、拝殿のところに長居できないことが多いのだが、今回参拝したときは平日の寒い日であったこともあって参拝者は殆どいなかったため、さい銭箱の前からじっくり見ることができた次第。

 

乃木神社外観

 

乃木神社拝殿にある鏡


小生はいささか門外漢なので、この鏡について調べてみたのだが、「神鏡」といって太陽のことを表しているそうだ。神社庁のホームページには、「神さまのお姿は目に見えないが、この鏡を神さま自身と思って見よということなのです。つまり物理的な視力で見るのではなく、心眼をしかと見開いて見よということなのです」と書かれている。

極めて難しい所作を要求されている様に思える上、鏡が神様だとすると、そこに映っている自分の姿はなんなのか、よくわからないが、とにかく新しい発見だった。

また、メンドクサイのが出てきた。B1.1.529。これもSタンパクに変異のあるSARS-CoV-2。

 


 

感染伝播力が強く、しかも獲得された免疫を回避する可能性が高いそうだ。デルタ株の「増強版」って感じかな?免疫力に問題のある人は要注意。

海外では、相変わらずマスク着用に関して、まるで子供が靴下を履くのを嫌がって駄々をこねる様に抵抗して大暴れしているそうだが、なんだかなぁって感じ。要は、人から指図されるが嫌だというワガママ...。

とにかく、ウイルス学の権威である河崎義裕先生がおっしゃるように、とにかく「感染者に近づかなければ絶対に感染しない」わけで、なるべくその状態に近づければいいということが大切。

我々に出来ることは

・ 手洗いの徹底
・ マスク着用
・ 換気
・ 出来るだけ密を避ける


ということぐらいだが、実はそれ以上できないし、それで十分でもある。

我ら日本人はエライ!こんだけ感染者が減っても、上記のことは遵守し続けているのだから。これは、日本人の血に、過去に起きた多くの感染症での体験、疱瘡とか麻疹での経験が記憶されているからだろうと思う。奈良時代には疱瘡で人口の3分の1が死亡したらしい。

一方、自治体がやるべきことは、


・ ワクチンによる中和抗体に寿命があることが明確なのだから、ワクチン接種時期について制限しないこと
・ 不顕性(無症状)感染者の抽出と保護すること
・ 海外からの流入の阻止すること


これを徹底して欲しい。とくに、海外からの流入。B1.1.529とか舞い込んでくると、元の木阿弥。国の管理部門の、これまでの学習効果が試されるところである。

 

 

 

今更ではあるが、10月28日に開催された乃木坂46のアンダーライブ、通称「アンダラ」の最終日参戦は大変印象深いものだった。

 

(以下、ライブ写真の出典は「音楽ナタリー」

https://natalie.mu/music/gallery/news/451226/1691345

 

 



 

このライブ、小生はなんと最前列での参戦(上の写真の中央よりも左)だったため、アンダーメンバーたちの一挙一動を眼前で見ることができた。メディアを通じて乃木坂46の様なグループメンバーを見るということは、カメラに撮像されている範囲だけに限定されるが、ライブ会場にいるというということは、メディアに映っていない姿を見ることができるという言ことが、まさにライブの醍醐味である。

そうした結果として、今回のライブ参戦の結果、これまでの田村真佑につづき、同じ四期生である松尾美佑を推しメンに加えることにした。

推す理由を一々述べていると切りがないので、いくつかをメモっておく。

  •  トークタイムの時、「自分からは言い出せないタイプなので、部屋の端っこの方で」」という発言があったが、しゃしゃり出ることはしないが、自分の番が回ってくればユーモアを交えたトークが出来ること。
     
  • 謙虚であるが、決してネガティブではないこと
     
  • 「だれよりもそばにいたい」から「自由の彼方」へと、後ろを向いてフォーメーションチェンジするとき、隣で泣いていた佐藤璃果を励ますように背中を軽く叩いてあげる優しさが感じられたこと。これは、映像には映っていないが、最前列にいた小生は目撃者
     
  • トークの最中、身振り手振りを伴って表現しているのを見ると、自己表現やプレゼンテーション・スキルは高そうなこと
     
  • 「Another Ghost」から「その女」に至る和田まあや、阪口珠美、金川紗耶と見せたダンス、長身を活かしてキレのよいパフォーマンスを見せていたこと

 


 

  • 終始礼儀正しい態度に、育ちの良さが感じられること
     
  • デビュー当時、バク転するという奇行と、それを裏付ける「本番に強い自信」というタレント性を感じさせたこと
     
  • ネットでの評価を見ると「結構、突如として毒舌系」とあるが、それは頭の回転が早いということでもあり、忖度することよりも素直に思ったことを言えるということでもある。カワイイだけじゃダメなアイドルという世界で、キャラ立ちできるスキルを持っていると思えること
     
  • Youtubeで見たが、物まねが上手い。これは特徴抽出に必要な観察力や分析能力に長けているという証拠であり、リケジョ的要素がありそうなこと



 

これまであまり目立たず、しかも自分からのアピールをしないキャラなので、見つかり難いところがある。しかし、身長が高く頭一つ飛び出ている上、ダンスの動きもキレが良いのだから同じ四期生の田村真佑と共に、個性を発揮して伸び伸びと活動して欲しい。いわずもがなアイドルという職業で許容される枠の範囲にて、ではあるが。

ようやくというか、良い兆候として「東京の感染者数が一桁」となった。ピーク時に比べるとずいぶん低い数字となったが、言わずもがな油断は禁物だ。当然揺り返しは起きるし、新たな変異などにも引き続き注意が必要だろう。

 



 

この辺りで現状について私見をまとめておこう。

この感染者数の減少の大きな要因の一つがワクチン接種によるものであることは、ほぼ間違いないだろう。逆にそうでなければワクチン接種の意味はないものとなってしまう。
ワクチンの接種については、それこそ百家争鳴、賛否両論、様々な議論が盛んに行われた。ワクチンがまだ完成していないころには、急がせるべき派と、慎重派が意見を戦わせていたことは記憶に新しい。

急がせるべき派の論理は言わずもがな、感染拡大防止であり、一方の慎重派の論理は、いわゆる副反応に対する懸念やADE(抗体依存性免疫増強)という厄介な状態を否定できないことだ。


但し、これらの有害事象の発現確率やそれによる障害よりも、感染によって重篤化する確率の方が圧倒的に大きいことなどから、生理的事由にてワクチン接種が困難な人を除くと、ワクチン接種は、ある意味免疫訓練であるという考え方が以前よりも定着しつつあり、ワクチン接種に対して柔和になってきている様だ。

特に医者からアドバイスがあるなどの場合でないとすれば、接種した方が安全に暮らせる確率が高いという考え方が浸透しつつあるということになろう。

一方、ではすべての人がワクチン接種や実際の罹患によって抗体を持つ方が良いのかというと、必ずしもそうではないらしい。すなわち、ワクチンを打たない人が一定数いると、市中には常にウイルスが存在していることになる。これにより、ワクチンを接種した人は日常的にウイルスに晒されている状態となるため、抗体を維持することができるらしいのだ。つまりウイルスと抗体はある意味一蓮托生なところがあり、ウイルスが完全に消滅すれば抗体も必要なくなるから、抗体も消滅していくらしいのだ。接種者に対して非接種者の比率が小さければ、ワクチン接種しない人がいること自体は大きな問題ではないともいえよう。

それを考えると、ある程度のウイルスは「放し飼い」としておき、しっかりと管理をするという方法が正しい様な気がする。その間に、経口治療薬が完成すれば、新型コロナも、それこそ「ただの風邪」になりうるわけだ。長い人類史上を鑑みるに古の時代には、ウイルスと共に人体に産生されていた免疫も、同時に消滅していったことがあったかもしれない。

その状態になって初めて「ウィズ・コロナ」の時代となる。それより前の段階でウィズ・コロナの道を見出そうとしてはならない。ウイルスからすれば、人類なんぞ遺伝子複製工場でしかなく、しかも老朽化したらとっとと火を放って高跳び。情け容赦の微塵もない。そんな、いわば反社勢力の様な集団と共存を図るとは「お人よし」にも限度というものがある。そんな態度だと、ウイルスから舐められるわけだろう。そんなこともあって、当初の様にウィズ・コロナとはあまり言わなくなってはいる様だが、共存を前提とするのはまだ早すぎるだろう。

それと、同調圧力問題もよく話題となるが、この圧力というのは遺伝子を伝承させる本能の様に思える。もちろん、過ぎたるは及ばざるがごとしではあるが、ある意味、人類が経験から得た知恵だろう。

この問題でいつも問題となることの一つにマスク着用というのがある。これも、圧力となるのはいただけないが、電車の中などの人混みでは、むしろマスクをしていないと不安とか、そこまで感じなくても、着用することに対する抵抗感は、少なくとも日本人は低い様である。

この、マスクに対する抵抗感が低い理由は、恐らく過去の経験からマスクの有効性を知っているからだろうと思う。そこには科学的根拠の有無を超えた行動心理によるものだろう。
かつて日本人は、狭い国土という境遇もあって、疱瘡(天然痘)、麻疹、コレラなどの重大な疫病に晒されてきた。古くは飛鳥時代には、疱瘡の爆発的拡大によって僅か2年間で人口の3割が死亡したともいわれている。
もちろん、当時はウイルスなど知るすべもなく、神の祟りとしか思えず、原因は全く分からない状態だったことだろう。そんな中で、当時の感染分析で、隔離政策、清潔な水を使う、そして患者に近寄らないといった経験則で行動したのだろう。理由は分からないがそうすべき。従わない者は迫害すべき。それが自分たちを守る唯一の方法。それが、同調圧力の最初だったのではないだろうか。

しかし、この行動は正しかったのだ。現在言われる公衆衛生行動は、これらの行動の延長上にある。だから圧力が生じるのだろう。問題は、閾値が数値化出来ないために曖昧になってしまうことから、自分基準で判断せざるを得ず、そこに「許せる、許せない」が生じることだ。そこにあるのは個人の価値観の相違であるため、理解は得られても納得はしてもらえないことがある。その辺りが同調圧力の限界でもあるわけだが、なぜ圧力が生じるのかをきちんと分析する必要はあろう。

諸外国に比べ、感染縮小が極端に大きい理由の一つに、この同調圧力的な見えざる力もありそうだ。かつて日本人のファクターXを見出すとして、白血球のHLAや遺伝子情報などをつぶさに調査するといったことが行われた様だが、その様な理由以外に、公衆衛生行動が大きな要素となっていることは間違いないだろう。ちなみに、日本では必要回数のワクチン接種が完了した割合が7割を超えているにも拘らず、ワクチン接種が始まる前とほぼ同様の公衆衛生行動、すなわちマスク着用は続いているし、しかもそれに対する抵抗は少ないし、店舗入り口には今やアタリマエの様にアルコール消毒液が装備されている。

しかし、感染症を抜本的になくすには、どうすればいいのか。それは貧困問題の解決だろう。諸外国では、公衆衛生行動など全く取れないところもたくさんある。新鮮な水が全く使えない貧国の地で、「感染症を鎮圧する為には新鮮な水を使う様にしてください」と説教するのは全くナンセンスな話だろう。つまり、感染症対策は、国境を越えて対応しなくてはならないのだ、と思う。

ところで、8割オジサンとか言われている西浦教授に対し、当初言っていた様な感染爆発が起きていないと、まるで嘘つき呼ばわりする論評も散見されるが、「自分のはじき出した数字よりも現実の方が少なくて、世間からウソつき呼ばわりされることに対しては誇りに思うんです。なぜなら、注意喚起が奏功したわけだから」という様な事を言っていた。これこそ専門家冥利だと、自分は思う。ただし、今の様な落ち着きが出てきた段階で、「数が減ったのは人々の努力の賜物」ということを科学的アプローチでわかりやすく解説してもらえれば、自分たちのやってきたことは間違いではなかったと納得してもらえる気がする。

2021年10月23日及び24日の二日間をかけて(52時間)、JR渋谷駅では山手線の内回りホームを拡幅し、1面2線化(島式)し、ホーム幅員を最大16メートルまで拡幅するための工事が行われた。これに伴い、山手線内回りは2日間停止され、同駅を通過する電車は大幅に臨時ダイヤにて運行された。

 


 

この様な大工事は山手線関連の工事としては初めての工事で、JR東日本発足後最長の工事でもあり、100年に一度と言われているという。最終的には2027年度の完成となるらしい。

この工事の模様を撮影したので貼っておく。山手線外回りは動いていることなどが分かる。また2番線ホームと書かれた表示が写りこんでいる写真も記録として紹介する。内回り線路をリフトで持ち上げ、人力で重い線路を少しずつ横へ移動するという。

 

工事による終日運休の知らせ

 

池袋始発となった相鉄線

 

相鉄線のトレインビジョン(池袋から新宿へ向かう車内)

 

品川駅にて。山手線内回りはすべて池袋止まり

 

新宿から品川までという短距離の臨時電車。渋谷、恵比寿のみ停車

 

ロックアウトの標識(品川駅)

 

山手線2番線工事

 

山手線2番線工事

 

山手線2番線工事

 

山手線2番線工事(2番線の標識が見える)

 

山手線2番線工事

 

山手線外回りは本数を減らしながらも運行

 

 

駅の外からみた工事の状況
 

多くの人手を必要とする工事が限られた時間で、しかも失敗が許されない状況で進められるのは、多くの時間を費やしてシミュレーションした結果や現地での管理監督が徹底されていたこともあると思うが、実際の工事担当者が自分の担当する作業や責務を正しく理解し、的確に行動した結果であることが大きいだろう。さすが日本人と感心するばかりだ。

写真撮影している人も、鉄ヲタのみならず老若男女大勢いたが、すべて駅員の誘導に従って節度ある態度で撮影していたことも、当たり前のこととはいえ、特筆すべきことだと思う。

この工事については、2015年7月14日本社より発表済みとのことだったが、前例無き大工事のプロセス考案、どうやって立案しシミュレーションを行い、人足の役割分担を決めるのか、大変興味深い。この様な大プロジェクトをドキュメンタリーとして、テレビで放映してもらえると有り難いものだ。