プロムナード -3ページ目

プロムナード

古いこと、新しいこと
いつでも、どこでも
思いつくまま、気の向くまま

年末になると翌年のカレンダーの準備として色々な既製品が販売されるが、景色や動植物の写真版のカレンダーが欲しい場合、その素材が自前でない限りは既製品を調達することになる。

自前の場合、カレンダーの表示についてはネット上に様々な無料の素材があるのでそれを使えば簡単に作成できるが、卓上型とする場合には何らかのケースなどに入れる必要がある。卓上で使うとすれば、手ごろなサイズはハガキサイズだろう。そこで年末、そのサイズのカレンダーを自作した。絵としては、乃木坂46の推しメンを採用。

自作するにあたっては、安価に作ることを考えて、アクリルケースなど、なるべく100均の素材を前提として作成した。また、視認性を鑑みてLEDを装備し、なおかつ時刻も併せてチェックできる様にデジタル時計を併設、さらに室温や外気温も分かるような欲張りカレンダーとしたLEDは車載用のテープ式LEDで、デジタル時計も車載用なので、両方とも電源電圧12V単一で駆動できる。

出来上がったものはこんな感じとなった。

 


自作の卓上カレンダー
 

一方、オーダーしておいたオフィシャル製の卓上カレンダーも年末に到着したのだが、2か月分を1枚としているために字が小さく、自作カレンダーの方が見易いので、オフィシャルの方には別の業務を担当してもらうことにした。

 


オリジナル状態のカレンダー
 

カレンダーシートの代わりにポータブルオシロを貼り付け、カレンダーの留め穴を利用して電源プラグを付けたところ、モニターの画面が目線と垂直になるので波形の視認性が改善された。また、カレンダースタンドの下には、最初から半円が開いているのでそれを活用するとプローブや電源コードの取り回しも良くなるし、オシロ本体の座りも良くなり、まるでこのオフィシャルカレンダーがポータブルオシロ用のスタンドの様で、有難い改造となった。

 

カレンダー改造後

 


更に、オフィシャルカレンダーのオプションのアクリルスタンドとQi規格のワイヤレス給電用送電器をアクリルケースに貼り付け、スマホ用の充電器を仕立て上げた。
 

スマホ用ワイヤレス充電器

 

本来の使い方とは違う使い方をトライしてみるというのも、楽しいものだ。
 

これまで知らなかったのだが、台湾でも珈琲が栽培されているという。台湾と言えば、台湾ビールとパイナップルケーキ、そしてウーロン茶というイメージが強く、台湾出張の際にも土産と言えばそんなものを買っていたのだが、気候などを考えると確かに珈琲栽培が可能な地である様だ。

一度飲んで見たいと思っていたところ、今夏から小生の推しアーティストとなった日台ハーフのシンガーソングライター、洸美さんの下高井戸での屋外ミニライブのあと、導かれる様に会場近くにあるMEILI(美麗)という台湾カフェに行き、初めて台湾珈琲を体験した。

 


下高井戸ミニライブでの洸美さん
 

実は台湾珈琲についてはそれに遡ることおよそ1週間前、渋谷にあるロフトにて開催されていた日日台湾という期間限定の台湾物産フェアで、MEILIから次のような種類の台湾珈琲が陳列されていたので、その中からお試し的に嘉義阿里山産のドリップパックを買ってきたのだが、落ち着いた時にじっくり飲もうと思ったままになっていたために、MEILIでの試飲が初体験となった。

物産フェアでは次の種類の台湾珈琲が並んでいた。

 


 

    ・ 台南東山産産、Fully washed:中煎り/スッキリ・まろやか
    ・ 台南東山産産、Natual:    中煎り/香り高し・フルーティ        
    ・ 南投白葉山産、Fully washed:浅煎り/酸味あり・重厚感
    ・ 南投白葉山産、Natual:    浅煎り/1番香り高し・酸味あり
    ・ 嘉義阿里山産、Fully washed:中煎り/ビター・コクがある
    ・ 高雄卓武山産、Fully washed:中煎り/酸味あり・個性的

MEILIでは、珈琲が写真の様に給仕される。まるでお茶の様だ。これが台湾スタイルなのかは分からないが、印象的である。

 


 

注文したのは高雄卓武山産。早速飲んでみる。

まず感じたのは香りが高いこと。上に書いてある様な酸味というのはあまり感じず、味としてはまろやかで優しい味であるが、とにかく香りが高い。そしてなんといってもその特徴として特筆すべきは、飲んだ後の余韻が長い事である。これが香りのせいなのかは分からないが、とにかく飲み終わってからあとも飲んだ余韻が残ることだ。こういう体験は初めてだった気がする。

MEILIでは、この台湾珈琲の他、スイーツや台湾料理も提供される。もしも食事を伴ってこの余韻を楽しむには、食前よりも食後に飲む方が良いかもしれない。

台湾珈琲を提供する店と言うのはまだ少ない様なのでなかなか体験できないが、MEILIはわざわざ行く価値のある台湾珈琲専門店なので、興味ある方にはお薦めしたい。店は下高井戸駅から歩いてすぐだし、入口では豆花と言う名前の極めておとなしい「看板ワンコ」が出迎えてくれるので、犬好きの人にも喜ばれそうな、オシャレな店でもある。

 

MEILIでの洸美さん

 

MEILIの所在地

 

MEILIの看板ワンコ、豆花
 

台湾珈琲、まだ希少状態でもある様で値段は高いのだが、上品な味わいは試飲するに十分な価値がある。今後、メジャーになることを期待したい。

 

大宮駅近くに、武蔵国一宮氷川神社があり、その境内外に摂社と末社がいくつかある。詳しい事は専門外なのでよくわからないが、本社の祭神と由緒の深い神社を摂社、そうでもない神社を末社と言うらしい。

その中の末社の一つに松尾神社と言う神社がある。自分、乃木坂46では松尾美佑推しなので松尾神社は聖地のひとつとしてライブがあるたびに当選祈願したり、当落の報告やライブの報告などで参拝しているのだが、今回は特にそういう目的ではなく、夕方に通りがかったので参拝した。すると、さい銭箱の横にスタンプ台が置いてあるのが見える。摂社や末社には御朱印などがないはずなので見ると、スタンプラリーらしい。

 

松尾神社
 

そのスタンプを手持ちの手帳に推しながら、そこに書いてある説明を見ると、「本殿で配布している台紙に9つある摂社末社のスタンプを押印すると、特製のクリアファイルがもらえる」とある。

クリアファイルはともかく、この手のラリーは一度始めるとコンプしないと気が済まないのが小生の性分なので、松尾神社のスタンプを押した以上、すべてのスタンプを押そうという気になった。

そこで早速本殿へ向かい、台紙を探していると、それが置いてあるらしきテーブルを片付け始めているではないか。そこで、「台紙が欲しいんですが」と尋ねると、「これ、今日と明日の催しですが、もう今日は時間切れに近いですよ。」とのこと。「明日も来れるので、何とか今欲しい」と頼んで、なんとか台紙をもらうことは出来た。

問題は、時間内に全部押印できるかどうかだが、とにかく挑戦することにした。

ほぼすべての摂社末社は本殿近くにあるのだが、天満神社は本殿から少し離れたところにあったため、到着したときには既に時間切れで、ちょうど係員がスタンプ台を片付けているところだった。
そこで、「これで最後なんです」と頼み込むと、快くスタンプ台を再び開けてもらうことができ、無事にコンプとなった。あと10秒も遅かったら、係員が離れてしまっていたタイミングだった。これも松尾神社のパワーか、と思った。



 

こうして完了したのスタンプ用紙がこれ。だからなんだということなかれ。揃うことに意味があるのだから。


 

今回は2日間だけの開催だったそうだが、すべての摂社末社を回ったのは初めてだったし、一番端にある天満神社は、これまで気付かなった神社だったので、あたらな認識もできたということで意味ある小さなラリーだった。
 

今夏、代々木公園で開催された台湾フェスティバルにて「洸美:ひろみ」という、台湾と日本とのハーフなシンガーソングライター・アーティストの美しい歌声に遭遇し、すっかりロックオンされたことは下記のブログに投稿した。

洸美:日本と台湾の掛け橋  - 久しぶりに琴線に響く歌声を持つアーティストに出会った

 


その後、秋のお彼岸の週末に越谷レイクタウンで開催された「台湾祭」でのミニライブにも参加、そこで新たな発見もあったので記しておこう。

 

 

ライブ開催に先立つこと暫くの期間は台風やら色々あって雨が続く日々だったが、なんとライブ当日は雲一つない秋晴れとなり、絶好のライブ日和となった。


ライブ会場は、越谷レイクタウンアウトレットモールの広場に設営されたテントの下で、台湾祭に出店している台湾料理模擬店の食べ物を持ち込んで喰ったり、呑んだりするためのテーブル席がひしめく中での開催であったが、食事に夢中だった客も思わず聞き込んで笑いも涙も誘われるという、これぞまさにアーティストのパフォーマンスと言う様なライブだった。今回は他のアーティストの出演はなく、洸美の単独ライブとなっていて、出演中以外の時間には、会場に洸美の曲が流れていたが、これまで聞いたことがない人に対する、いわゆる「刷り込み」もしっかり狙える演出が楽しい。

さてライブ、今回は14:00と16:00という二回のステージだったが、一回目が終了しても歌声の余韻が耳に残り、二回目のステージまでの時間経過を感じさせなかったということが特筆に値する。この歌声の存在感は唯一無二のものであり、その極めてインプレッシブなボイスは、他のアーティストのそれと比べてはるかに大きな差がある。

前回の投稿でも述べたが、とにかくヘタなビブラートで不安定な音程を誤魔化す歌手が多い中、洸美の極めて安定な音程は、極めて聴き心地が良い。音響工学的に言えば、時間軸で観測すると高調波歪の少ない正弦波に近い波形が、周波数スペクトルで観測すると周波数変動の少ない波形が観測できるといったところだろう。自分の様な電子技術者には、こういう表現の方が理解し易いかもしれない。



逆光下なので写りが悪いのが残念
 

とにかく、雨が降っていようが抜ける様な晴天の下であれ、空間をまっすぐに突き抜けていく透明感のある歌声が常に同じというのは、実はすごい事なのだ。

 

いつ何時でも同じパフォーマンスを出すことができる、それこそが「プロフェッショナル」だろう。

 

そして、感動を与えてもらうのだから、演者に対してなんらかの対価を払う。それがファンと演者の正しい関係だ。そういうことを理解していないタレントが世の中にどれだけいる事か。



逆光下なので写りが悪いのが残念


さて、前回までは歌声だけに圧倒されてあまり気付かなかったことなのだが、今回気付いたことは、歌詞を極めて大事に歌っている事だ。いわずもがなCDで聴いていて、そのことは十分に感じていたが、今回、ライブの最中にもそのことを痛切に感じたのだ。

歌詞は自作だから言葉選びは自由にできるということになるのだが、恐らく、一つ一つの言葉を選ぶ時にじっくりと時間をかけ、厳選して並べているのだろう。当たり前といえばそれまでだが、その様にして選んだ言葉には、恐らく聞いている人には分からない彼女のこれまでの人生であるとか、今後の夢や希望といった要素が含まれている事と思う。歌うときには、そんなバックグランドを背景に、言葉を大切に歌っているのだろう。ライブのさなかでも、洸美は歌詞に込められた気持ちについて述べることがあるが、機会があれば、一つずつの言葉の選び方について、どんな候補の中から選んだのか聞いてみたいものだ。尤も、それが洸美の作詞に於けるノウハウなのかもしれないが。

歌い方については、今日、聴いた歌い方と、これから数年後に聴く歌い方を比べてみると、恐らくその間に培った人生経験などによってその二つは変わってくるだろう。その歌い方の違いを聞き分けるというのも、今後の楽しみの一つにもなった。

あと、予断だが、気が付いたもう一つのことは、手が白くて細長く、キレイだったこと。そう言えば以前、容姿の可愛らしさだけではなくマイクを持つ手が綺麗だと思ったのだが、今回間近に見て気付いた。

声が綺麗で、手も綺麗。これは大器だ。将来が益々楽しみである。

人類には人種とか国家とか、或いはイデオロギーなど様々な壁が存在する。しかし、洸美がライブの中で語っている様に、言語を超越した心のつながりというのは、それらの障壁を超えて確かにあると思う。

先日、台中で大きな地震があった。洸美からも「家族も全員無事」というSNSへの投稿があった。自分も台湾にいる仕事仲間の友人たちへも連絡を取ったところ、ソッコーで無事だという連絡をもらった。

地球は狭くなった。ネット経由で、僅かな時間差だけで画像も伴う会話がリアルタイムで可能だ。しかし、日米間の様な場合は半日近い時差に起因して生活のパターンは逆となる。

その点、台湾と日本は時差が1時間しかない。この近接感覚は、何物にも代えがたいものなのだ。無理やり時差を超えて仕事してきた自分が言うのだから間違いない。時差はない方がずっと良いのだ。国と国の間でなんとなくぎくしゃくするのは、ひょっとすると時差のせいもあるのかもしれない。歌声を聴いているとそんなことも頭に浮かんだ。

日本と台湾。智慧を出し合いながら互いに力を併せ、現在直面している様々な問題を克服していく必要があるだろう。日台の文化親善に多大なる貢献をしている洸美が、これからも途切れることなく安心して歌い続けることができるような世界を、これからもずっと維持させていかなくてはならない。



この笑顔を絶やしてはいけないのだ

 

洸美の歌う声はまさに癒し系だ。子供の頃に聴いた歌のおねえさんの様な優しさがある。台湾歌手の主流がそうなのかはわからないが、洸美の活動拠点は日本国内だから、他のアーティストとは異なる独自の感性に基づくものなのだろうと思う。昨今盛んになっているダンスミュージックの様な流れに迎合しない独自の旋律を奏でる路線。それが洸美の癒し系な歌声と共にある大きな魅力でもあるのだ。

ひょっとすると、癒し系の歌声というのは、子供の頃に聴いた母親の歌声を彷彿とさせるということなのかもしれない。母親は、今はもう遠いところに行ってしまっているので確かめようもないが、いずれ自分もそっちへ行った時に、昔、母親はどんな声で歌っていたか聴いてみたいものだ。ただし、自分はまだこちらでやることがたくさんあるし、それまでの間、癒し系の歌声は洸美の歌だけで十分。
 

先日の乃木坂46 真夏の全ツアー神宮、今年は3日間の開催となり、自分は初日は音漏れ、なか日はリアル、最終日は配信での参戦となった。

ライブと並行して開催される恒例の物販、いつの日も待ち行列となるのだが、初日は音漏れ参戦なので、人が減ったところで調達することができた。

ああいう物販では、元々お目当てというのがなく、専ら推しメンタオルぐらいしか買うものはないのだが、もういい加減タオルの所持本数も多くなっているので、今回は敬遠。

とはいえ、実際に物販の会場へ行くと、なんとなく「とにかく何か買わないと」と言う強迫観念の様なものに囚われることが多いのも事実。

今回もそんな気持ちから、自分としては初物である「アクリルスタンドキーホルダー」なるものを調達した。個別メンバーは推しメンの松尾美佑。

 


しかし、スタンドキーホルダーといっても別になくてもゼンゼン困らないし、あると便利と言うほどのものでもない。というか、そもそも正しい使い方すらよくわからないので、買ってきてからそのまま開封せずに数日が経った。

その後、作業机を片付けながらモニター用として使用中のタブレットの充電状態をチェックするUSBチェッカ―に目が留まった。

これのチェッカーは簡易型の電圧電流計で、入力側がUSB対応のACアダプタ、出力側がUSB機器となる。
これを間にいれると、モバイル機器への電圧と流し込み電流の値がデジタル表示されるもので、充電しているつもりでもコネクタの接触不良などがあると電流値が小さくなるため、、コネクタの挿抜に問題があることがすぐ分かる。また、コネクタに刺さっていても接触不良の度合いによっては全く充電していない状態になることもあるが、その様な状態も電流値を見ることによって充電不良の「見える化」が可能になる便利グッズだ。値段も数百円で入手可能なので、自分の周りにあるUSB充電型モバイルには、充電用ACアダプタとの間にこのUSBチェッカ―を咬ませてある。


さて、今回調達してきたアクリルスタンドにこのUSBチェッカーを渡し、USB接続する各種モバイル機器への充電モニタリングをお願いしたところ、快く引き受けて頂いたので、結果この様なスタイルとなった。

 


見ると意外と相性がよく、見た目もオサレなので、殺伐としている実験作業机の上に一輪の花を飾った様な感じになっている。

しかしこのままだと、せっかく「Miyu Matsuo」と書かれている文字がUSBチェッカ―の後ろに隠れてしまうので、パネルの位置を上に上げてみた。それがこれ。

 


この方が数字が見易いし、使い勝手がよさそうなので、まずはこの形で使用してみようと思う。

こんな具合に、本来の使い方以外の方法で使用してみるのも楽しいものだ。



 

乃木坂46、真夏の全国ツアー(通称:全ツ)2022 神宮。無事に終了した。三日間のうち、中日は乃木坂46神宮史上、最も強い雨だった様だが、小生もその時に参戦。思い出深いライブとなることだろう。

ライブ会場に電力を供給する電源車両のレポ。

開催日は、8月29日~31日の三日間だったが、自分が参戦したのは29日と30日。ただし、29日は音漏れ参戦で、30日は中だった。そのおかげで、ライブ前とライブ中の電源車両からの電流供給状態を見学することができた。ただし、電源車両は一両だけではないので、以下のデータはそのうちの1両のみだ。

まず、確認できた車両は次の通り。

375kVAx2基:   2台
600kVAx2基:   1台
420kVAx1基:   1台
120kVAx1基:   1台
375kVAx1基:   2台
------------
Total: 2,640kVA(皮相電力値)


 

 

 



 

これらのうち、データを見学できたのは写真は375kVA x 2基の発電機搭載電源車両だった。

この車両、よく見るとPAとLEDという札が貼ってあり、PAは400V系、LEDは200V系で駆動している様だ。200V系と400V系で使い分けているらしい。

 



電源周波数は50Hz。電流計が3つ並んでいるのは、三相交流の各相別電流値だろう。

一方、発電機の燃料計や冷却水温度計、油圧計などはアナログメーター。なるほど、デジタルアナログを使い分けている様だ。また、積算運転時間計は機械式カウンタである。

【ライブ前PA用】
電源電圧:    422V
電源周波数:    50Hz
交流電流値:    18A/15A/21A

【ライブ前LED用】
電源電圧:    217V
電源周波数:    50Hz
交流電流値:    61A/73A/70A

【ライブ中PA用】
電源電圧:    422V
電源周波数:    50Hz
交流電流値:    20A/18A/24A 

【ライブ中LED用】
電源電圧:    217V
電源周波数:    50Hz
交流電流値:    45A/52A/53A


ライブ中のLED電流値がライブ前よりも小さいのは、恐らく測定時の照明演出が暗かったためかもしれない。仕掛けの駆動などによっては電流値が大きく変動するだろうし、他の電源車両との協調運転だろうから、この車両の負荷は不明だが、通常運転時の電流値はこんな感じであった。

こういう車両が何台か駆動していましたが、万が一発生する故障用として、並列運転で冗長しているのだろうと思う。

いずれにせよ、ライブ中の電源は、ライブの演出のみならず、会場にいる観客の安全確保と言う意味でも生命線なので、万全の体制でシステム化されているのは、さすがだと思った。

さて、そうしているうちに今年の夏も終わりを告げつつある。気温はまだ高いが、確実に日は短くなった今日この頃である。

来年の全ツにも参戦できるといいな。
 

7月30日、東京代々木公園にて、コロナ禍の影響で暫く休止となっていた台湾フェスティバルに行ってみた。3年ぶりの開催だという。


2016年の同フェスタに行った時は、あまりの混雑に呑まず食わずで帰ってきてしまったのだが、今年はその様な混雑はなく、また模擬店出店もさほど多くはなかったのでゆっくりと回れることができた。

 


 

そんななかで、なんとなく足を止めたのがライブ会場。なんやらハイトーンのよく通る歌声が聞こえてくる。台湾ビール缶を片手に何の予備知識もなしでステージ会場へ行って見始めると、聞き始めるや否や、瞬く間にその類い稀な透明感のある声にロックオンされてしまった。

台湾人と日本人とのハーフ、「洸美」(ひろみ)という、バイリンギャルの女性アーティストである。

 

 

ステージは30分ほどだったのだが、聞き始めから、これまで聞いたことがない癒し系の歌声に圧倒されてしまった。

 

とかく不安定な音程をビブラートでごまかすような歌い方をする歌手が蔓延る中、例えて言うならば「歌のおねえさん」的な正統派の歌唱法と言ったらいいのかもしれないが、とにかく巷にいる歌手とは異なる新鮮な歌声であり、唯一無二ともいうべきその歌声は、まさにアーティストのそれである。

ステージ終了の時、「後方でCD販売も行う」と話していたので、早速売り場の方まで行ってみたものの、どこで売っているのはよくわからず、ウロウロと探し回ってしまったがよくわからない。
仕方がないので、どこで買えるのか聞こうとフェスタ管理本部まで行ってみると、なんとその中にくだんの洸美が自らCDを手売りしていた。

手売りCD。アイドルヲタな自分には、身近な響きである。コロナ禍にあってさすがに握手は出来ないが、CDを買いながら会話できるという、売り手と買い手の間で、最も血の通う売買方式だ。

CDを買いながら、ステージで見た時よりも更にキラキラしている彼女の大きな瞳を見ながら、これまでの活動について色々と話を聞くことができた。それによると、もうかなり前から活動をしており、歌を通じて日台の親善大使の様に両国間でのインターフェースを行い、今回の様な親善フェスティバルなどでは積極的、そして精力的に活動しているとのことであった。

一方、こちらは仕事で出張で台湾へは何度か訪問したことがあることや、家内が友人と台湾旅行に行ったときに、小生の仕事仲間だった台湾人が終日観光案内してくれたこと、そしてその友人が数年前に癌で他界してしまったこと、その彼に対して「自分もまたそっちへ行くからね」と伝えてある約束が、まだ実行できていないことなどを話した。

 

なにかもう、殆ど以前からの友人と話している様に話をしてしまったのだが、そんな小生の話をきちんとフォローしてくれる会話のテンポの良さが、彼女の人柄なのだろう。確かに親善大使的な素養は十分あると思った。


 

その後、そこを離れて暫く会場を歩いているうちに、もう一枚のCDも欲しくなり、再度売り場へ戻ったところ、彼女の方から「あ、お帰りなさい」と声かけられた。これは感激ものである。まさか、覚えているとは思わなかった!

帰宅してCDを聴きながら色々調べてみると、洸美は台湾系J-POPシンガーソングライターと言うジャンルで、18歳の時に来日し、以前から日台間のインターフェースとして活動していることが分かった。要は小生が知らなかっただけだ。

それから少し経って、今度は越谷レイクタウンアウトレットの会場でミニライブがあることを知り、早速行ってみた。台風の影響で一日延期となったのだが、そのため、元々1回のステージ予定が2回のステージとなって合計1時間のステージとなった。参加するに先立ち、先にCDを聞いて「勉強」してあったので、ステージ毎に異なるセトリもほぼ分かった。曲を知っていればなお楽しいものだ。

 


 

終了後、今回もCD販売を行うとのことなので、今度はもう一枚別のCDを買いに並んだのだが、なんと「この前は、これとこれを買ってくれましたよね」と!

そんなことまで覚えていてくれていたとは!

歌も優秀だが、記憶力も優秀なのだろう。さすがは日台の掛橋である。

 


 

日本と台湾。

 

自分の思い込みかもしれないが、台湾ほど日本とのわだかまりがない国は世界中にないと思っている。そんな台湾との接点として、小生、これまでは仕事を通じて半導体関連のプロジェクトをコラボしてきただけだったが、今回、洸美というアーティストを通じて生活や文化に密接な分野で交流できるようになったのは本当に嬉しい。

洸美は、日本で音楽系の学校で勉強やレッスンを積んできたという。ただのシンガーソングライターだけじゃなく、基礎が出来ているということだ。なるほどと思う。

 

また、歌詞も自作だから言葉の選び方に自分の感情や気持ちを託すことが可能だろう。作曲もしているとのことなので、そういった歌詞と、その歌詞を存分に表現する旋律とのコラボレーションが、聞き手にとって心地良く聞こえるということなのだろう。台湾調のゆったりとした、或いはコミカルな旋律への編曲にも、二胡の奏でるサウンドがうまく織り込まれており、ゆったりとした仕上がりとなっていることも大変素晴らしい。

 

富山でのステージ(本人の投稿から転記
 

嗜好には個人差があるが、ここ数年、聞く曲と言えばアイドル系が殆どで、もともと好きだったジャズもあまり聞かなかった上、昨今のK-Popに代表される様な飛んだり跳ねたり系のリズムポップにはいささか飽食気味だったので、癒し系な洸美のサウンドには本当に安らぐ。

今夏、自分史に残る久しぶりによい出会いがあった。今後も推していこうと思う。YouTubeにも多数アップロードされているので、機会あれば是非お聴き頂きたい。台湾にいる昔の仕事仲間にも紹介してみよう。尤も、知っているかもしれないが...。

いよいよ来週から乃木坂46の全ツ、「真夏の全国ツアー2022」が始まる。

以前、各メンバー別のサイリウムカラーによるペンライトLED消費電力を紹介したが、今回は5期のメンバーカラーも含めてアップデート。グラフは、2色を併せた値としてベンチマークとした。

以前のバージョンでは、現地での乾電池使用による参戦を前提として乾電池を使用して電力測定したのだが、乾電池の場合には起電力バラツキや測定中の電圧降下などによる誤差が生じる可能性があるため、今回は定電圧電源装置を用いて測定している。

電源電圧は、乾電池三本を封入して使う標準的なペンライトを想定して4.5Vに設定した。

結果がこのグラフである。色については、ディスプレイ装置の違いによって色合いが異なるので参考程度となってしまうが、各メンバーの推しカラーはネットに色々紹介されているので、そちらを参照して頂きたい。



 

消費電力の大きいカラーを使用する場合は、曲間などで消灯させる様にすると、電池の持ちが良くなる。特に色指定がない場合には、発色をなるべく消費電力の低いRGB(赤、緑、青)にしておくと長持ちする。。ただし注意点として、RGBの色に近い色、例えば水色とか黄緑、ピンクなどの色は混色となるので消費電力は大きくなります。なので、電池温存のためにはピュアな赤、緑、青の使用が良いだろう。

ま、そんなシビアなことを考えないで楽しむのが一番ではあるワケで。
 

現在使用中のPC、時折動作が緩慢となり、ブラウザ立ち上げなどが異常に時間をかけたりすることが起こる様になった。その現象が落ちている状態で色々と探ってみたところ、どうやら充電状態が99%以下に落ちると発生する様だ。暫く経って充電状態が100%になると、不具合は復帰する。

この現象について、サポートセンターへ連絡しても、当然のことではあるが「その様なケースは報告がない」と拉致が空かない。挙句の果てにはBIOSをアップデートして欲しいと。ただし、失敗すると動作しなくなるので慎重にやってくださいとのたまう。

そんなことは分かっているし、そもそも原因を聞いているのだが、とにかくわからないらしい。

いずれにせよ、このままではイライラするばかりなので、とにかく充電状態を100%に保つための方法を考えたのだが、なんとなく感じたのはACアダプタの電力供給不足だ。現在使用しているACアダプタの定格は19V/2.37A。

そこで、ACアダプタとPC本体の間に電圧電流メータを咬ませて、状態を確認してみた。すると、確かに2Aなどの大きな電流が流れる瞬間に、本来の電圧である19Vが18.6V程度まで電圧降下していることが分かった。これが直接の原因なのかは不明だが、とりあえず、電力に余裕のある19V/3.42AACアダプタに変更してみた。その結果、写真の様に、0.27Aから2.07Aまで変動する過渡状態でも十分に電源電圧を保っている。

 

 
 

そこで、このACアダプタに変えてみた。

すると、なんとこれまでの動作緩慢が完全に解消され、きびきびと動作しているのだ。

その後暫く使用し続けているのだが、以前のイライラ時間を返してくれと言いたくなるほどの快適さで動作している。

PCの動作緩慢、電源電圧変動が起因しているとは意外だった。ただ、なぜなのか、そこは興味深い。

ペンライト、通称ペンラ、スティックライトは音楽のライブではもっぱら「サイリウム」と呼ばれる照明器具であるが、ライブ参戦時にこれを持っているかどうかは、参戦に於ける一体感に大きな影響力を持つ。

 



 

このサイリウムについては性能や使い方などに関し、様々な実験を行ってブログで公開してきたのだが、今回、日産スタジアムで開催された乃木坂46「10thバースディライブ」に2日間参戦した結果、不覚にもサイリウムによる腕の筋肉損傷という憂き目にあってしまったので、その理由と対策についてメモしておこう。

 

サイリウムの性能に関するブログ:

 

 

 

また、サイリウムの点灯持続時間実験レポートはこちらに紹介した。

 

 

 

さて、本題であるが、このライブは乃木坂46の結成10周年記念ライブとして7万人の集客力を持つ日産スタジアムで2日間に渡って開催されたもので、卒業して久しいOG達も駆けつけ、大いに盛り上がったライブであった。

 

ライブでの楽しみの一つとして、観客が曲に合わせてサイリウムを振ると、それが会場に於ける大きな波の様に見えて壮観であることや、曲やセンターメンバーによってお決まりの色がある場合にそれに統一され、会場が巨大な生き物の様に見えて感動的なことなどがある。見るだけでも楽しいが、自分もその中の一つであるという満足感はペンライトを持っていないと実感として湧き難いものがある。

とはいえ、それが度を超すと文字通り怪我をしてしまう。そのいきさつである。

今回のライブでは2つ間ともおよそ40曲が披露された。サイリウムを振る回数は多いときは500回を上回るが、最低450回くらいなのでその数でカウントすると、サイリウム振り数は、一日辺り

40x450=18,000(回)  --- (1)

と計算される。

この数字の信憑性を確かめるために、いつも腕にはめているスマートウォッチでの歩数を参照する。

この歩数を見ると、当日の歩数は24719とカウントされていた。この数字は腕の振り数のカウントであり、すなわち歩数と腕振り数の総和であるから、この数字から歩数を差し引けばおよその腕振り数が計算できる。

では、当日何歩歩いたか。その歩数については、歩幅を知ることから計算される。これまで自分の歩幅を実測したことがなかったので、20分ほど普通に歩いて実測してみた。

 



 

結果を見ると、

この1.7kmを2000歩で歩いているので、歩幅は85cmとなる。ライブ当日の実測歩行距離(自宅⇔最寄り駅、新横浜駅⇔日産スタジアム)は、地図で確認してみると約5.6kmなので、自分の歩幅計測値:0.85cmに基づく計算歩数は

5600/0.85=6588(歩)

当日の腕振り数は27149(回)だったので、そこから6588を引くと、

24719-6588=18131 --- (2)

(2)の数字はおよそのサイリウム振り数の計測値となるので、先の計算値(1)と比較すると、ほぼ同等である。

従って、この数字分、腕を振っていたということでほぼ正しいことになると思われる。


さて、ライブ中には、右腕に重量82.74gのチタン製腕時計を嵌めていた。この腕時計はバンドの部分もチタンであるが、少し緩いので腕とバンドの間には約7mmの隙間がある。

 



 

結果、腕の振りとバンドの揺れが逆位相であった場合には、バンドが腕から離れたり接触したりという振動が発生する。つまり、82.74gの金属製バンドが7mmの空間を経て腕を叩くことになるわけだ。その回数が18,000回、しかも2日間に渡って叩いていたことになる。

このダメージは大きかった。

ライブ終了後、2日ほど経ったピーク時には箸も持てないほど痛みがひどく、炎症によって上腕の手首付近が膨らんでいた。いずれ治癒するだろうと思ったが、万が一を鑑みて、接骨医へ行ったところ、骨には異常はないが、炎症を抑えることが必要とのことで、超音波と低周波電流による治療をしてもらった。両方とも、炎症を抑えてうっ血している血流をよくする効果があるという。

 



 

曰く「完治するためには、それなりの日数が必要」とのことで、結果的におよそ3週間ほど通院をおこなって、何とか元に戻った次第である。

ここで、少し不思議なことがあった。このライブに先立つ2か月前、同じく乃木坂46のアンダーライブというのがあり、これに3日間参戦したのだが、その時は何ともなかったのだ。そこでよく考えてみると、2か月前は3月、気温も低かったので長袖を着ていたのである。従って、袖が腕時計を抑えていたか、袖口の布が緩いバンドと皮膚の間で緩衝材となっていたために、ダメージを与えることがなかったと考えられる。

そこで得られた教訓。サイリウムを振るときには、たとえ軽い腕時計であっても外すこと。チリツモである。これは大切だと思う。